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公開番号
2025042690
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-28
出願番号
2023149772
出願日
2023-09-15
発明の名称
支援装置、支援方法及びプログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A01G
7/00 20060101AFI20250321BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】簡易に作物全体の成長度合いを把握すると共に、作物の成長度合いをどのくらい正確に把握できているかを把握する。
【解決手段】支援装置は、作物を撮影して生成された画像を取得する取得部と、画像内の区分領域における作物の栄養成長の度合いを示す栄養成長度を算出する成長度算出部と、区分領域における栄養成長度の確からしさを表す信頼度を算出する信頼度算出部と、栄養成長度及び信頼度を、区分領域に紐づけて出力する出力部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
作物を撮影して生成された画像を取得する取得部と、
前記画像内の区分領域における前記作物の栄養成長の度合いを示す栄養成長度を算出する成長度算出部と、
前記区分領域における前記栄養成長度の確からしさを表す信頼度を算出する信頼度算出部と、
前記栄養成長度及び前記信頼度を、前記区分領域に紐づけて出力する出力部と、
を備える支援装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記画像内の所定領域を、複数の前記区分領域に区分けする領域区分け部を備え、
前記成長度算出部は、前記栄養成長度を複数の前記区分領域ごとに算出し、
前記信頼度算出部は、前記信頼度を複数の前記区分領域ごとに算出し、
前記出力部は、前記栄養成長度及び前記信頼度を、複数の前記区分領域に紐づけて出力する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記成長度算出部は、前記画像内の前記作物の長さ、面積、体積及び前記画像の色情報の少なくとも一つに基づいて、前記栄養成長度を算出する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項4】
前記信頼度算出部は、前記画像の奥行方向の距離情報に基づいて、前記信頼度を算出する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項5】
前記信頼度算出部は、3次元情報を持つ前記画像の位置情報に基づいて、前記信頼度を算出する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記画像が撮影された際の撮影角度を取得し、
前記信頼度算出部は、前記撮影角度に応じた前記信頼度を算出する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項7】
前記区分領域に紐づけられた前記栄養成長度及び前記信頼度を、前記画像と共に表示する表示部を備える、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項8】
前記画像内の複数の所定領域が、複数の前記区分領域に区分けされており、
前記栄養成長度及び前記信頼度に基づいた評価値を複数の前記区分領域ごとに算出し、複数の前記区分領域ごとに算出した前記評価値を合算した総合評価値を複数の前記所定領域ごとに算出する評価値算出部を備え、
前記出力部は、前記総合評価値を、複数の前記所定領域ごとに紐づけて出力する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項9】
前記画像内の複数の所定領域が、複数の前記区分領域に区分けされており、
前記栄養成長度及び前記信頼度に基づいた評価値を複数の前記所定領域に含まれる全部の前記区分領域について算出し、算出した前記評価値を合算することにより総合評価値を算出する評価値算出部を備え、
前記出力部は、前記総合評価値を、複数の前記所定領域に紐づけて出力する、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項10】
前記栄養成長度及び前記信頼度を、複数の前記区分領域に紐づけて記憶する記憶部と、
前記作物が撮影されたときの前記画像における複数の前記区分領域と、前記記憶部に記憶されている複数の前記区分領域と、の間で重複する前記区分領域について、前記作物が撮影されたときの前記画像における前記区分領域の前記信頼度が所定基準を満たす場合、前記作物が撮影されたときの前記画像における前記区分領域の前記栄養成長度及び前記信頼度に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記区分領域の前記栄養成長度及び前記信頼度を更新する更新部と、
を備える請求項1から9の何れか一項に記載の支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、支援装置、支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、農作物の調査の信頼性を把握するための情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラムに関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-144609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、カメラなどを用いて圃場(農場)を撮影した画像から圃場の作物の成長度合いを把握することが行われている。しかし、画像の奥行方向における手前側の作物の成長度合いを把握することができても、画像の奥行方向における奥側の作物の成長度合いを把握することができない場合がある。例えば、作物を斜めや横から撮影した場合、作物の葉っぱが前後で重なり合うことで、画像の奥行方向における奥側の作物の成長度合いを把握することができない場合がある。衛星データやドローンによって上空から撮影された画像を用いて、圃場の作物の成長度合いを把握することが行われる場合もあるが、衛星データやドローンは、誰でも簡単に扱えるとは限らない。また、作物全体の成長度合いを正確に把握できていない場合には、圃場における作業効率が悪くなってしまう。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡易に作物全体の成長度合いを把握すると共に、作物の成長度合いをどのくらい正確に把握できているかを把握することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点に係る支援装置は、作物を撮影して生成された画像を取得する取得部と、前記画像内の区分領域における前記作物の栄養成長の度合いを示す栄養成長度を算出する成長度算出部と、前記区分領域における前記栄養成長度の確からしさを表す信頼度を算出する信頼度算出部と、前記栄養成長度及び前記信頼度を、前記区分領域に紐づけて出力する出力部と、を備える支援装置である。支援装置によれば、作業者は、簡易に作物全体の成長度合いを把握することができる。また、作業者は、作物全体の成長度合いをどのくらい正確に把握できているかを把握することが可能となる。すなわち、作業者は、作物全体の成長度合いについて、正しく把握できている部分と、大雑把に把握できている部分とを把握することが可能となる。例えば、作業者は、画像に基づいて作物に対する作業を行う箇所を決定する際、作物に対する作業を行う箇所を適切に把握することが可能となる。したがって、作業者は、圃場における重点的に介入する又は優先的に作業を行う箇所を適切に把握することができ、圃場における作業効率及び収量が向上する。
【0007】
上記支援装置は、前記画像内の所定領域を、複数の前記区分領域に区分けする領域区分け部を備え、前記成長度算出部は、前記栄養成長度を複数の前記区分領域ごとに算出し、前記信頼度算出部は、前記信頼度を複数の前記区分領域ごとに算出し、前記出力部は、前記栄養成長度及び前記信頼度を、複数の前記区分領域に紐づけて出力してもよい。上記支援装置において、前記成長度算出部は、前記画像内の前記作物の長さ、面積、体積及び前記画像の色情報の少なくとも一つに基づいて、前記栄養成長度を算出してもよい。上記支
援装置において、前記信頼度算出部は、前記画像の奥行方向の距離情報に基づいて、前記信頼度を算出してもよい。上記支援装置において、前記信頼度算出部は、3次元情報を持つ前記画像の位置情報に基づいて、前記信頼度を算出してもよい。上記支援装置において、前記取得部は、前記画像が撮影された際の撮影角度を取得し、前記信頼度算出部は、前記撮影角度に応じた前記信頼度を算出してもよい。
【0008】
上記支援装置は、前記区分領域に紐づけられた前記栄養成長度及び前記信頼度を、前記画像と共に表示する表示部を備えてもよい。作業者は、表示部に表示された画像に基づいて作物に対する作業を行う箇所を決定する際、作物に対する作業を行う箇所を適切に把握することが可能となる。
【0009】
前記画像内の複数の所定領域が、複数の前記区分領域に区分けされており、上記支援装置は、前記栄養成長度及び前記信頼度に基づいた評価値を複数の前記区分領域ごとに算出し、複数の前記区分領域ごとに算出した前記評価値を合算した総合評価値を複数の前記所定領域ごとに算出する評価値算出部を備え、前記出力部は、前記総合評価値を、複数の前記所定領域ごとに紐づけて出力してもよい。作業者は、複数の所定領域ごとの総合評価値を確認することで、圃場における重点的に介入する又は優先的に作業を行う箇所を適切に把握することができる。例えば、作業者は、圃場における作物が栽培されている領域の次回の撮影の際に、どの領域を重点的に撮影するかどうかの判断材料として、総合評価値を活用することができる。例えば、圃場の畝ごとに総合評価を行うことで、作業者は、どの畝から作業を行うかどうかを判断することができる。
【0010】
前記画像内の複数の所定領域が、複数の前記区分領域に区分けされており、上記支援装置は、前記栄養成長度及び前記信頼度に基づいた評価値を複数の前記所定領域に含まれる全部の前記区分領域について算出し、算出した前記評価値を合算することにより総合評価値を算出する評価値算出部を備え、前記出力部は、前記総合評価値を、複数の前記所定領域に紐づけて出力してもよい。作業者は、圃場全体の総合評価値を確認することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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