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公開番号2025024630
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128879
出願日2023-08-07
発明の名称インクセット、および印刷物の製造方法
出願人ゼネラル株式会社
代理人弁理士法人あい特許事務所
主分類C09D 11/30 20140101AFI20250213BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】殺菌消毒処理後においても基材に対する優れた密着性と、優れた耐擦過性とを両立できる積層体を有する印刷物を提供することができる活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットを提供する。
【解決手段】基材2と、基材2上に形成されたプライマ層6と、プライマ層6上に形成された着色層7とを含む印刷物1であって、プライマ層6が、単環の脂肪族基を含有する単官能モノマーを含むプライマインクにより形成され、着色層7が、(メタ)アクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチルと、非環状アミド結合を有するモノマーとを含む着色インクにより形成された印刷物1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
クリアのプライマインクと、一種以上の着色インクとを組み合わせてなる活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットであって、
前記プライマインクは、単環の脂肪族基を含有する単官能モノマーを含み、
前記着色インクは、(メタ)アクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチルと、非環状アミド結合を有するモノマーを含む、インクセット。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記プライマインクは、(メタ)アクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチルを含み、
前記プライマインクおよび前記着色インクにおいて、それぞれ、(メタ)アクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチルが主成分である、請求項1に記載のインクセット。
【請求項3】
前記プライマインクは、アミド結合を有するモノマーをさらに含む、請求項2に記載のインクセット。
【請求項4】
前記プライマインクの単環の脂肪族基を含有する単官能モノマーが、t-ブチルシクロヘキサノールアクリレート、または3,3,5-トリメチルシクロヘキサノールアクリレートである、請求項1に記載のインクセット。
【請求項5】
前記着色インクの前記非環状アミド結合を有するモノマーが、アクリルアミドである、請求項1~4のいずれか一項に記載のインクセット。
【請求項6】
クリアのプライマインクと、一種以上の着色インクとを組み合わせてなる活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットを使用する印刷物の製造方法であって、
基材上に前記プライマインクを印刷する第1工程と、
前記プライマインク上に前記一種以上の着色インクを印刷する第2工程とを含み、
前記プライマインクは、単環の脂肪族基を含有する単官能モノマーを含み、
前記着色インクは、(メタ)アクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチルと、非環状アミド結合を有するモノマーを含む、印刷物の製造方法。
【請求項7】
前記第1工程は、前記プライマインクの印刷によって形成されたプライマ前駆層に活性エネルギー線を照射して、前記プライマ前駆層を形成する前記プライマインクを硬化反応させることによりプライマ層を形成する工程を含み、
前記第2工程は、前記着色インクの印刷によって形成された着色前駆層に活性エネルギー線を照射して、前記着色前駆層を形成する前記着色インクを硬化反応させることにより着色層を形成する工程を含む、請求項6に記載の印刷物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクセット、および印刷物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、クリアインクと、着色インクとを含むインクセットを開示している。当該インクセットは、ポリプロピレン(PP)およびポリエチレンテレフタレート(PET)に対する密着性を考慮した組成を有している。クリアインクおよび着色インクには共に、アミンを有するアクリレートおよびアクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチル(VEEA)が配合されている。また、クリアインクには、tertブチルシクロヘキサノールアクリレート(TBCHA)がさらに配合されている。
【0003】
特許文献2は、3,3,5-トリエチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート(TMCHA)が配合されたクリアインクをプライマインクとして、着色インクと組み合わせられたインクセットを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-102692号公報
特開2021-161159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
PPやPEに印刷された印刷物は、水回り等で使用される場合が多い。そのため、酸性洗剤や過酸化物での殺菌消毒等に晒されても、基材に対する塗膜の高い密着性および高い耐擦過性が求められる。例えば、殺菌消毒処理(各種掃除・洗浄用洗剤)に使用される、酸性洗剤(塩酸、硫酸等の無機酸やスルファミン酸、シュウ酸等の有機酸)、過酸化物(過酸化水素や過酢酸)、殺菌剤(次亜塩素酸水、次亜塩素酸Na水溶液等)、アルデヒド類、ポビドンヨード、カテキン類等への耐性が求められる。
【0006】
この点、特許文献1に記載の発明のように、アミンを有するインクは、PPやPE等の非極性基材に対する密着性が良いが、殺菌消毒処理に使用される過酸化物等に対する耐性が低い。そのため、過酸化物等に対して高い耐性を有する材料がプライマ層に配合されないと塗膜の密着性が低下する。一方で、着色層に配合されないと耐擦過性が不足する課題がある。
【0007】
また、特許文献2に記載の発明では、UV硬化性樹脂の硬化が不十分であると殺菌消毒処理に対する耐性は低くなるため、良好な硬化性が求められる。また、過酸化物に対して耐性のある材料が着色インクに配合されないと耐擦過性が弱くなってしまう。
【0008】
そこで、本発明の目的は、殺菌消毒処理後においても基材に対する優れた密着性と、優れた耐擦過性とを両立できる積層体を有する印刷物を提供できる、活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットを提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、前記活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットを用いて得られ、殺菌消毒処理後においても基材に対する優れた密着性と、優れた耐擦過性とを両立できる積層体を有する印刷物の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のインクセットは、クリアのプライマインクと、一種以上の着色インクとを組み合わせてなる活性エネルギー線硬化型インクジェットインクセットであって、前記プライマインクは、単環の脂肪族基を含有する単官能モノマーを含み、前記着色インクは、(メタ)アクリル酸2-(2-ビニロキシエトキシ)エチルと、非環状アミド結合を有するモノマーを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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