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公開番号2024140656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051912
出願日2023-03-28
発明の名称組成物及び表面保護方法
出願人デンカ株式会社
代理人個人
主分類C09D 133/00 20060101AFI20241003BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】多孔質体表面に対する密着性に優れた塗膜を形成できる組成物を提供する。
【解決手段】本発明の組成物は、多孔質体の表面に塗布するために用いられる組成物であって、アルコキシ基が結合したケイ素原子を有する所定の構造単位Nと、末端にヒドロキシ基を有する所定の構造単位O及びパーフルオロアルキル基を有する所定の構造単位Pの少なくとも一方と、を分子中に備えるシリコーン変成(メタ)アクリル共重合体を含むものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質体の表面に塗布するために用いられる組成物であって、
シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体を含み、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体が、
下記一般式(N)で表される構造単位Nと、
下記一般式(O)で表される構造単位O及び下記一般式(P)で表される構造単位Pの少なくとも一方と、を分子中に備える、組成物。
TIFF
2024140656000014.tif
75
153
(上記一般式(N)中、R

は水素原子又はメチル基であり、R

は炭素数1~3のアルキル基、R

は水素原子又は炭素数1~3のアルキル基であり、bは1~6の整数、cは1~3の整数である。)
TIFF
2024140656000015.tif
64
153
(上記一般式(O)中、R

は水素原子又はメチル基であり、dは1~8の整数である。)
TIFF
2024140656000016.tif
74
153
(上記一般式(P)中、R

は水素原子又はメチル基であり、Cfは-CF

又はCHF

であり、eは1~6の整数であり、fは0~10の整数である。)
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体中に含まれる前記構造単位Nの含有量をC

とし、前記構造単位Pの含有量をC

としたとき、C

/C

が、0.001以上1.0以下である、組成物。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体中に含まれる前記構造単位Nの含有量をC

とし、前記構造単位Oの含有量をC

としたとき、C

/C

が、0.05以上5.0以下である、組成物。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体が、下記一般式(M)で表される構造単位Mを備える、組成物。
TIFF
2024140656000017.tif
64
153
(上記一般式(M)中、R

は水素原子又はメチル基であり、R

は炭素数1~3のアルキル基であり、aは0~3の整数である。)
【請求項5】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体の重量平均分子量(Mw)が、500以上50000以下である、組成物。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
溶剤を含む、組成物。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
エポキシ樹脂を実質的に含まない、組成物。
【請求項8】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
前記多孔質体がコンクリート構造体である、組成物。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の組成物であって、
プライマー組成物である、組成物。
【請求項10】
多孔質体の表面に、請求項1又は2に記載の組成物を塗布し、乾燥して、層を形成する工程を含む、表面保護方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及び表面保護方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
これまで多孔質体の表面保護方法について様々な開発がなされてきた。この種の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、コンクリート構造体の表面にシランカップリング剤とウレタン樹脂とを含むプライマー層を形成し、そのプライマー層上にウレタン樹脂を含む主材層を形成する工法が記載されている(特許文献1の表1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-017762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者が検討した結果、上記特許文献1に記載のプライマーなどの組成物において、多孔質体表面に対する密着性の点で改善の余地があることが判明した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は更に検討したところ、多孔質体の表面に塗布するために用いられる組成物として、アルコキシ基が結合したケイ素原子を有する構造単位Nと、末端にヒドロキシ基を有する構造単位O及びパーフルオロアルキル基を有する所定の構造単位Pの少なくとも一方と、を含むシリコーン変成(メタ)アクリル共重合体を用いることにより、多孔質体の表面に対する組成物の密着性が総合的に向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明の一態様によれば、以下の組成物及び表面保護方法が提供される。
1. 多孔質体の表面に塗布するために用いられる組成物であって、
シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体を含み、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体が、
下記一般式(N)で表される構造単位Nと、
下記一般式(O)で表される構造単位O及び下記一般式(P)で表される構造単位Pの少なくとも一方と、を分子中に備える、組成物。
TIFF
2024140656000001.tif
75
153
(上記一般式(N)中、R

は水素原子又はメチル基であり、R

は炭素数1~3のアルキル基、R

は水素原子又は炭素数1~3のアルキル基であり、bは1~6の整数、cは1~3の整数である。)
TIFF
2024140656000002.tif
64
153
(上記一般式(O)中、R

は水素原子又はメチル基であり、dは1~8の整数である。)
TIFF
2024140656000003.tif
74
153
(上記一般式(P)中、R

は水素原子又はメチル基であり、Cfは-CF

又はCHF

であり、eは1~6の整数であり、fは0~10の整数である。)
2. 1.に記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体中に含まれる前記構造単位Nの含有量をC

とし、前記構造単位Pの含有量をC

としたとき、C

/C

が、0.001以上1.0以下である、組成物。
3. 1.又は2.に記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体中に含まれる前記構造単位Nの含有量をC

とし、前記構造単位Oの含有量をC

としたとき、C

/C

が、0.05以上5.0以下である、組成物。
4. 1.~3.のいずれか一つに記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体が、下記一般式(M)で表される構造単位Mを備える、組成物。
TIFF
2024140656000004.tif
64
153
(上記一般式(M)中、R

は水素原子又はメチル基であり、R

は炭素数1~3のアルキル基であり、aは0~3の整数である。)
5. 1.~4.のいずれか一つに記載の組成物であって、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体の重量平均分子量(Mw)が、500以上50000以下である、組成物。
6. 1.~5.のいずれか一つに記載の組成物であって、
溶剤を含む、組成物。
7. 1.~6.のいずれか一つに記載の組成物であって、
エポキシ樹脂を実質的に含まない、組成物。
8. 1.~7.のいずれか一つに記載の組成物であって、
前記多孔質体がコンクリート構造体である、組成物。
9. 1.~8.のいずれか一つに記載の組成物であって、
プライマー組成物である、組成物。
10. 多孔質体の表面に、1.~9.のいずれか一つに記載の組成物を塗布し、乾燥して、層を形成する工程を含む、表面保護方法。
11. シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体を含み、
前記シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体が、
上記一般式(N)で表される構造単位Nと、
上記一般式(O)で表される構造単位O及び上記一般式(P)で表される構造単位Pの少なくとも一方と、を分子中に備える、組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、多孔質体表面に対する密着性に優れた塗膜を形成できる組成物、及びそれを用いた表面保護方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
付着試験を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態の組成物について説明する。
【0010】
本実施形態の組成物は、シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体を含み、シリコーン変成(メタ)アクリル共重合体が、下記一般式(N)で表される構造単位Nと、下記一般式(O)で表される構造単位O及び下記一般式(P)で表される構造単位Pの少なくとも一方と、を分子中に含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

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