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公開番号
2025017583
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120721
出願日
2023-07-25
発明の名称
積層シート及び食品包装容器
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/20 20060101AFI20250130BHJP(積層体)
要約
【課題】外観不良が改善された積層シートを提供すること。
【解決手段】層(A)と、層(A)の一方面側に設けられた層(B)と、を備える積層シートであって、層(B)は、積層シートの一方の表面を構成し、層(A)は、無機物質及び熱可塑性樹脂を含み、層(B)は、ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂を含み、ポリエチレン樹脂は、高密度ポリエチレンを含む、積層シート。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
層(A)と、前記層(A)の一方面側に設けられた層(B)と、を備える積層シートであって、
前記層(B)は、前記積層シートの一方の表面を構成し、
前記層(A)は、無機物質及び熱可塑性樹脂を含み、
前記層(B)は、ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂を含み、
前記ポリエチレン樹脂は、高密度ポリエチレンを含む、積層シート。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記ポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレンを更に含む、請求項1に記載の積層シート。
【請求項3】
前記低密度ポリエチレンの含有量に対する前記高密度ポリエチレンの含有量の質量比が、1以上3以下である、請求項2に記載の積層シート。
【請求項4】
前記ポリエチレン樹脂の含有量に対する前記ポリプロピレン樹脂の含有量の質量比が、60/40以上80/20以下である、請求項1に記載の積層シート。
【請求項5】
前記無機物質の含有量が、前記積層シートの全質量を基準として、30質量%以上である、請求項1に記載の積層シート。
【請求項6】
前記積層シートの厚みが350μm以上450μm以下である、請求項1に記載の積層シート。
【請求項7】
前記層(A)の他方面側に設けられ、前記積層シートの他方の表面を構成する層(C)を更に備え、
前記層(C)は、ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂を含む、請求項1に記載の積層シート。
【請求項8】
食品包装容器の成形に用いられる、請求項1~7のいずれか一項に記載の積層シート。
【請求項9】
真空成形に用いられる、請求項1~7のいずれか一項に記載の積層シート。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層シートを成形してなる、食品包装容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層シート及び食品包装容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、樹脂製品において、バイオマス由来素材での代替えや、減容化により、石油由来樹脂成分の使用量を減らし、焼却時の二酸化炭素排出量を低減する試みが行われている。このような試みの一つとして、炭酸カルシウム等の無機物質を従来よりも多く配合することが提案されている。炭酸カルシウム等の無機物質はバイオマス由来素材に比べ安価に入手が可能である上に、例えば、無機物質を50%以上含有したシートにより形成された容器包装は、容器包装リサイクル法で定められたプラスチック製容器包装に分類されず、可燃ごみ又は不燃ごみとして廃棄できるため、廃棄コストが低い。
【0003】
例えば、特許文献1には、中間層と、前記中間層の表面と裏面にそれぞれ形成された表面層とを備える多層構造の樹脂製のシート材であって、前記表面層が、ポリプロピレン系樹脂よりなる樹脂層であり、前記中間層が、炭酸カルシウムと樹脂を含み、引張伸び率が500%~600%であるシート材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-112862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らの検討によれば、上記特許文献1に記載のような積層シートでは、積層シートの製造時に気泡が混入し、当該気泡による外観不良が生じる場合がある。そこで、本発明の一側面は、外観不良が改善された積層シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、検討を重ねた結果、積層シートの最表層がポリプロピレン樹脂からなる場合、積層シートの製造時に、シート成形用部品(例えばロール)にシートが張り付くことがあり、このことが、積層シートに気泡が混入する一因となっていることを見出した。そして、最表層において、ポリプロピレン樹脂と高密度ポリエチレンとを組み合わせて用いることによって、シートのロールへの張り付きを低減でき、その結果、気泡の混入が抑制され、外観不良も改善できることを見出した。
【0007】
本発明は、いくつかの側面において、以下の[1]~[10]を提供する。
[1]層(A)と、層(A)の一方面側に設けられた層(B)と、を備える積層シートであって、層(B)は、積層シートの一方の表面を構成し、層(A)は、無機物質及び熱可塑性樹脂を含み、層(B)は、ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂を含み、ポリエチレン樹脂は、高密度ポリエチレンを含む、積層シート。
[2]ポリエチレン樹脂は、低密度ポリエチレンを更に含む、[1]に記載の積層シート。
[3]低密度ポリエチレンの含有量に対する高密度ポリエチレンの含有量の質量比が、1以上3以下である、[2]に記載の積層シート。
[4]ポリエチレン樹脂の含有量に対するポリプロピレン樹脂の含有量の質量比が、60/40以上80/20以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の積層シート。
[5]無機物質の含有量が、積層シートの全質量を基準として、30質量%以上である、[1]~[4]のいずれかに記載の積層シート。
[6]積層シートの厚みが350μm以上450μm以下である、[1]~[5]のいずれかに記載の積層シート。
[7]層(A)の他方面側に設けられ、積層シートの他方の表面を構成する層(C)を更に備え、層(C)は、ポリプロピレン樹脂及びポリエチレン樹脂を含む、[1]~[6]のいずれかに記載の積層シート。
[8]食品包装容器の成形に用いられる、[1]~[7]のいずれかに記載の積層シート。
[9]真空成形に用いられる、[1]~[8]のいずれかに記載の積層シート。
[10][1]~[9]のいずれかに記載の積層シートを成形してなる、食品包装容器。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、外観不良が改善された積層シートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
積層シートの一実施形態を示す模式断面図である。
積層シートの他の一実施形態を示す模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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