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公開番号2025019092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024200407,2022526983
出願日2024-11-18,2021-05-21
発明の名称感光性組成物、その硬化物、有機エレクトロルミネッセンス表示装置および感光性組成物の製造方法
出願人デンカ株式会社
代理人個人
主分類H10K 50/844 20230101AFI20250130BHJP()
要約【課題】有機EL表示装置の信頼性を向上させることができる組成物を提供する。
【解決手段】重合性化合物と光重合開始剤とを含む感光性組成物であって、炭素数2以上40以下のヒドロキシ化合物の濃度が0.01ppm以上12000ppm以下である感光性組成物。炭素数2以上40以下のヒドロキシ化合物は、ポリヒドロキシ化合物を含むことがある。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
重合性化合物と光重合開始剤とを含む感光性組成物であって、
炭素数2以上40以下のヒドロキシ化合物の濃度が0.01ppm以上12000ppm以下である、感光性組成物。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載の感光性組成物であって、
ポリヒドロキシ化合物の濃度が0.01ppm以上12000ppm以下である、感光性組成物。
【請求項3】
請求項1または2に記載の感光性組成物であって、
前記重合性化合物は、(メタ)アクリレート化合物および/またはエポキシ化合物を含む、感光性組成物。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の感光性組成物であって、
溶存酸素濃度が0.1mg/L以上5mg/L以下である、感光性組成物。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の感光性組成物であって、
水分濃度が1ppm以上50ppm以下である、感光性組成物。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の感光性組成物であって、
粘度が3mPa・s以上50mPa・s以下である、感光性組成物。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の感光性組成物であって、
有機エレクトロルミネッセンス素子封止用である、感光性組成物。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の感光性組成物の硬化物。
【請求項9】
請求項8に記載の硬化物で有機エレクトロルミネッセンス素子が封止された、有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
【請求項10】
請求項1から7のいずれか1項に記載の感光性組成物の製造方法であって、
原料の重合性化合物を、以下(i)から(iii)の少なくともいずれかの方法で前処理する前処理工程と、その前処理工程で処理された重合性化合物と光重合開始剤とを混合する混合工程と、を含む感光性組成物の製造方法。
(i)原料の重合性化合物を、10℃以上100℃以下、1000Pa以下の環境下で10分以上脱揮処理する。
(ii)原料の重合性化合物を蒸留する。
(iii)原料の重合性化合物を、酸クロライドで処理する。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性組成物、その硬化物、有機エレクトロルミネッセンス表示装置および感光性組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス表示装置(以下、有機EL表示装置とも記載)は、高い輝度の発光が可能であるため、注目を集めている。しかしながら、有機EL表示装置中の有機EL素子は、酸素や水分により劣化しやすく、劣化により発光特性が低下してしまうという課題があった。これを解決するために、有機EL素子を封止し、劣化を防止する技術が検討されている。
【0003】
特許文献1には、重合性化合物と重合開始剤とを含有し、25℃における粘度が5から50mPa・sであり、25℃における表面張力が15から35mN/mであり、かつ、25℃、50%RHの環境下に24時間静置した後の25℃における含水率が1000ppm以下である有機EL素子用封止剤が記載されている。
【0004】
特許文献2には、有機EL素子の封止材に適した樹脂組成物として、芳香族炭化水素骨格を有する(メタ)アクリレート化合物(A)、環状(メタ)アクリレート化合物(B)及び重合開始剤(C)を含有する樹脂組成物が記載されている。ここで、環状(メタ)アクリレート化合物(B)は、化合物(A)とは異なる(メタ)アクリレート化合物である芳香族炭化水素骨格を有する(メタ)アクリレート化合物、脂環式炭化水素骨格を有する(メタ)アクリレート化合物、ヘテロ環骨格を有する(メタ)アクリレート化合物からなる群から選択される少なくとも1種類の(メタ)アクリレート化合物である。
【0005】
特許文献3には、(A)炭素数4以上20以下のアルカンジオールジ(メタ)アクリレートと、(B)光重合開始剤を含有し、(メタ)アクリレートあたりの親水性官能基量が4.80から7.60mmol/gの範囲にある有機エレクトロルミネッセンス表示素子用封止剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-040872号公報
特開2014-193970号公報
国際公開第2019/203071号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、これまで、有機EL素子の封止を目的とする組成物が様々に提案されている。しかし、技術は早い速度で進歩しており、有機EL素子の封止を目的とする組成物には、さらなる改善が求められていた。例えば、組成物の改良による、有機EL表示装置の信頼性向上(長寿命化)が求められていた。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的の1つは、有機EL表示装置の信頼性を向上させることができる組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、以下に提供される発明を完成させ、上記課題を解決した。
【0010】
本発明によれば、
重合性化合物と光重合開始剤とを含む感光性組成物であって、
炭素数2以上40以下のヒドロキシ化合物の濃度が0.01ppm以上12000ppm以下である、感光性組成物
が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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