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公開番号2025008736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111163
出願日2023-07-06
発明の名称発光素子の製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H10H 20/00 20250101AFI20250109BHJP()
要約【課題】設計上の発光素子領域の形状と得られる発光素子領域の形状との間の誤差を小さくすることができる発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】発光素子の製造方法は、基板と、前記基板上に配置された半導体構造体とを有するウェハを準備する工程と、前記半導体構造体を分割して複数の発光素子領域を形成する工程と、を有し、前記発光素子領域を形成する工程は、前記半導体構造体の上に複数の第1マスクを形成する工程と、前記半導体構造体の前記第1マスクから露出する部分を除去して前記基板を前記半導体構造体から露出させる工程と、を有し、前記第1マスクを形成する工程において、前記複数の第1マスクの各々は、前記複数の発光素子領域のうちの1つを形成する予定の第1領域を覆うとともに、平面視で前記第1領域よりも大きい面積を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、前記基板上に配置された半導体構造体とを有するウェハを準備する工程と、
前記半導体構造体を分割して複数の発光素子領域を形成する工程と、
を有し、
前記発光素子領域を形成する工程は、
前記半導体構造体の上に複数の第1マスクを形成する工程と、
前記半導体構造体の前記第1マスクから露出する部分を除去して前記基板を前記半導体構造体から露出させる工程と、
を有し、
前記第1マスクを形成する工程において、前記複数の第1マスクの各々は、前記複数の発光素子領域のうちの1つを形成する予定の第1領域を覆うとともに、平面視で前記第1領域よりも大きい面積を有する、発光素子の製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
平面視における前記第1領域の形状は、互いに平行な2つの第1辺と、前記第1辺よりも長く互いに平行な2つの第2辺とを有する形状であり、
平面視における前記第1マスクの形状は、前記第1領域と重なり、前記第1辺に平行な2つの第3辺と、前記第3辺よりも長く前記第2辺に平行な2つの第4辺とを有する形状である基部と、前記第1領域の前記第2辺の外側に位置する第1部分と、前記第1領域の前記第1辺の外側に位置する第2部分と、を有し、
平面視で、前記第1部分の外縁と前記基部の前記第4辺との間の最大距離は、前記第2部分の外縁と前記基部の前記第3辺との間の最大距離よりも大きい、請求項1に記載の発光素子の製造方法。
【請求項3】
前記半導体構造体は、前記基板の上に配置されたn側半導体層と、前記n側半導体層の上に配置された活性層と、前記活性層の上に配置されたp側半導体層と、を有し、
前記発光素子領域を形成する工程は、前記第1マスクを形成する工程の前に、
前記半導体構造体の上に複数の第2マスクを形成する工程と、
前記半導体構造体の前記第2マスクから露出する部分を、前記p側半導体層及び前記活性層の総厚さよりも大きく、前記n側半導体層の厚さよりも小さい厚さで除去して、前記n側半導体層を前記p側半導体層及び前記活性層から露出させる工程と、
を有する、請求項1又は2に記載の発光素子の製造方法。
【請求項4】
前記複数の第2マスクを形成する工程において、平面視で、前記複数の第2マスクの各々の外縁は、前記p側半導体層及び前記活性層を残す予定の第2領域の外縁と一致し、
前記n側半導体層を前記p側半導体層及び前記活性層から露出させる工程において、前記第2マスクが前記第2領域を覆う状態が維持される、請求項3に記載の発光素子の製造方法。
【請求項5】
前記第1マスクの厚さは、前記第2マスクの厚さよりも大きい、請求項3に記載の発光素子の製造方法。
【請求項6】
平面視で、前記第1部分の外縁と前記基部の前記第4辺との間の最大距離は、前記第2部分の外縁と前記基部の前記第3辺との間の最大距離の1.2倍以上2.0倍以下である、請求項2に記載の発光素子の製造方法。
【請求項7】
平面視において、前記第1部分の外縁の一部は、前記基部の前記第4辺を二等分する垂直二等分線上において前記基部の前記第4辺から外側に凸である弧状である、請求項2に記載の発光素子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板上に複数の発光セルが配置された発光素子が提案されている。このような発光素子の製造過程では、基板上に配置された半導体構造体を分割して複数の発光セルを形成している。半導体構造体の分割の際には、半導体構造体の発光セルを形成しようとする部分を覆い、他の部分を露出するレジストマスクを用いたエッチングが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-195370号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の発光素子の製造方法のように、比較的厚い半導体構造をエッチングする場合、設計上の発光素子領域の形状と得られる発光素子領域の形状との間の誤差が大きくなりやすい。
【0005】
本開示は、設計上の発光素子領域の形状と得られる発光素子領域の形状との間の誤差を小さくすることができる発光素子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の一態様によれば、発光素子の製造方法は、基板と、前記基板上に配置された半導体構造体とを有するウェハを準備する工程と、前記半導体構造体を分割して複数の発光素子領域を形成する工程と、を有し、前記発光素子領域を形成する工程は、前記半導体構造体の上に複数の第1マスクを形成する工程と、前記半導体構造体の前記第1マスクから露出する部分を除去して前記基板を前記半導体構造体から露出させる工程と、を有し、前記第1マスクを形成する工程において、前記複数の第1マスクの各々は、前記複数の発光素子領域のうちの1つを形成する予定の第1領域を覆うとともに、平面視で前記第1領域よりも大きい面積を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、設計上の発光素子領域の形状と得られる発光素子領域の形状との間の誤差を小さくすることができる発光素子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その1)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その2)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その3)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その4)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その5)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その6)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その7)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す上面図(その8)である。
発光素子領域を形成する予定の第1領域を示す上面図である。
第1マスクを示す上面図である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その1)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その2)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その3)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その4)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その5)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その6)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その7)である。
実施形態に係る発光素子の製造方法を示す断面図(その8)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための実施形態を説明する。以下の説明は、本開示の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本開示を以下の記載に限定するものではない。
【0010】
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態に分けて示す場合があるが、異なる実施形態や実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後に示す実施形態では、先に示した実施形態との異なる事項について主に説明し、先に示した実施形態と共通の事柄について重複する説明を省略することがある。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合がある。図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略したり、断面図として切断面のみを示す端面図を用いたりする場合がある。また、以下の説明では、XYZ直交座標系を用いるが、当該座標系は、説明のために定めるものであって、基板等の姿勢について限定するものではない。また、任意の点からみて、+Z側を上方、上側または上ということがあり、-Z側を下方、下側または下ということがある。
(【0011】以降は省略されています)

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