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公開番号2024142681
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054928
出願日2023-03-30
発明の名称水性被覆材
出願人ベック株式会社
代理人
主分類C09D 163/00 20060101AFI20241003BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、ポットライフと速硬性の両方に優れた水性被覆材を提供する。
【解決手段】本発明の水性被覆材は、エポキシ樹脂とポリアミン化合物とを含む水性被覆材であって、さらに、3級アミン化合物及びジカルボン酸を含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水性エポキシ樹脂とポリアミン化合物とを含む水性被覆材であって、
前記ポリアミン化合物が、1級アミン及び/または2級アミンを含むポリアミン化合物であり、
さらに、3級アミン化合物(但し、前記ポリアミン化合物を除く)及びジカルボン酸を含むことを特徴とする水性被覆材。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
水性エポキシ樹脂を含む主剤と、ポリアミン化合物を含む硬化剤とを含む2液反応硬化型の水性被覆材であって、
前記ポリアミン化合物が、1級アミン及び/または2級アミンを含むポリアミン化合物であり、
さらに、3級アミン化合物(但し、前記ポリアミン化合物を除く)及びジカルボン酸を含むことを特徴とする水性被覆材。
【請求項3】
前記3級アミン化合物が、芳香族3級アミン化合物であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水性被覆材。
【請求項4】
前記ジカルボン酸が、直鎖状ジカルボン酸であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水性被覆材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な水性被覆材に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、住宅、工場、倉庫、スポーツ施設等の建築物の床面や屋上、あるいは、道路、歩道、歩道橋、プラットホーム、公園、広場、庭等の屋外床面に対し、被覆材による塗装を施し、美観性等を付与することが行われている。
このような床面の塗装には、一般に、塗膜強度を考慮し、エポキシ塗料等の反応硬化型の被覆材が用いられている。
このような被覆材においては、従来、溶剤系のものが主流であったが、近年、健康被害の低減や安全性の向上、大気環境汚染を低減する目的で、溶剤系から水性系への転換が図られつつある。
【0003】
例えば、水性のエポキシ被覆材として、特許文献1では、骨材と、自己乳化型常温硬化性エポキシ樹脂と親水性ポリアミンからなる舗装化粧材組成物が記載されている。特許文献1のような舗装化粧材組成物を施工した場合、エポキシ-アミンの反応により、初期の諸性能を保持することができる(段落0018記載。)。
【0004】
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-48856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のような舗装化粧材組成物は、エポキシとアミンを混合し、施工を行うものであり、ポットライフの時間内に施工する必要がある(段落0019記載。)が、ポットライフについては、十分には考慮されていない。即ち、特許文献1では、エポキシとアミンを混合した時のポットライフが短い場合があり、塗装作業性に支障をきたすおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、このような課題を解決するために鋭意検討した結果、水性エポキシ樹脂とポリアミン化合物に加え、3級アミン化合物及びジカルボン酸を含む水性被覆材が、ポットライフと速硬性の両方に優れていることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は、下記の特徴を有するものである。
1.水性エポキシ樹脂とポリアミン化合物とを含む水性被覆材であって、
前記ポリアミン化合物が、1級アミン及び/または2級アミンを含むポリアミン化合物であり、
さらに、3級アミン化合物(但し、前記ポリアミン化合物を除く)及びジカルボン酸を含むことを特徴とする水性被覆材。
2.水性エポキシ樹脂を含む主剤と、ポリアミン化合物を含む硬化剤とを含む2液反応硬化型の水性被覆材であって、
前記ポリアミン化合物が、1級アミン及び/または2級アミンを含むポリアミン化合物であり、
さらに、3級アミン化合物(但し、前記ポリアミン化合物を除く)及びジカルボン酸を含むことを特徴とする水性被覆材。
3.前記3級アミン化合物が、芳香族3級アミン化合物であることを特徴とする1.または2.に記載の水性被覆材。
4.前記ジカルボン酸が、直鎖状ジカルボン酸であることを特徴とする1.または2.に記載の水性被覆材。
【発明の効果】
【0009】
本発明の水性被覆材は、ポットライフと速硬性の両方に優れている。本発明の水性被覆材は、床用の水性被覆材として好適である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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