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公開番号2024126596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035079
出願日2023-03-07
発明の名称両面粘着テープ
出願人日榮新化株式会社
代理人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20240912BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】製造が容易で強い粘着力を発揮できる両面粘着テープを提供する。
【解決手段】両面粘着テープ10は、第1の主面14と、第1の主面14に対向する第2の主面16とを有し、発泡体により形成された芯材3と、芯材3の第1の主面14に形成された第1の粘着剤層11と、芯材3の第2の主面16に形成された第2の粘着剤層13とを備えている。芯材3は粘着剤組成物の硬化物により形成されており、23℃、相対湿度50%の環境下、研磨されたSUS鋼板に第1の粘着剤層11側及び第2の粘着剤層13側の少なくとも一方を貼り付けた後、剥離角度90度、剥離速度300mm/分の条件で剥がした場合の粘着力は20N/20mm以上であり、SUS鋼板から剥がされる際に芯材3に糸引きが見られる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面とを有し、発泡体により形成された芯材と、
前記芯材の前記第1の主面に形成された第1の粘着剤層と、
前記芯材の前記第2の主面に形成された第2の粘着剤層とを備え、
前記芯材は粘着剤組成物の硬化物により形成されており、
23℃、相対湿度50%の環境下、研磨されたSUS鋼板に前記第1の粘着剤層側及び前記第2の粘着剤層側の少なくとも一方を貼り付けた後、剥離角度90度、剥離速度300mm/分の条件で剥がした場合の粘着力は20N/20mm以上であり、前記SUS鋼板から剥がされる際に前記芯材に糸引きが見られる両面粘着テープ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
23℃、相対湿度50%の環境下、前記SUS鋼板に対し、剥離速度を300mm/分で剥離角度を90度とした場合の粘着力は、剥離角度を180度とした場合の粘着力よりも大きい両面粘着テープ。
【請求項3】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
前記芯材は、発泡剤を含有している両面粘着テープ。
【請求項4】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
少なくとも1つの方向について、前記芯材の300mm/分の速度での破断伸度が200%以上である両面粘着テープ。
【請求項5】
請求項1~4のうちいずれか1項に記載の両面粘着テープにおいて、
40℃での保持力持続時間は1分以上である両面粘着テープ。
【請求項6】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
23℃、相対湿度50%の環境下、研磨された前記SUS鋼板に前記第1の粘着剤層側及び前記第2の粘着剤層側の少なくとも一方を貼り付けた後、剥離角度90度、剥離速度300mm/分の条件で剥がした場合の粘着力は35N/20mm以上である両面粘着テープ。
【請求項7】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
前記芯材はアクリル系粘着剤組成物の硬化物により形成されており、
前記第1の粘着剤層及び前記第2の粘着剤層は、アクリル系粘着剤組成物の硬化物により形成されている両面粘着テープ。
【請求項8】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
23℃において、応力/伸度の変化率は、-4.00×10
-4
(MPa/%GL)以上である両面粘着テープ。
【請求項9】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
前記芯材の厚みは、50μm以上1000μm以下である両面粘着テープ。
【請求項10】
請求項1に記載の両面粘着テープにおいて、
前記芯材の形成に使用される粘着剤組成物は、バイオマス度が10%以上の粘着剤を主剤として含んでいる両面粘着テープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、発泡体により形成された芯材と、芯材の両面に設けられた粘着剤層とを備えた両面粘着テープに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
両面テープを用いて2つの被着体同士を強力に貼り合わせたいというニーズは、建装材だけでなく電子機器や車両の構成部材等、種々の分野・製品で存在する。強粘着の両面テープは、貼り合わせ後に剥がすことを考慮しない用途等で多く用いられる。
【0003】
特開2011-84732号公報(特許文献1)には、芯材と、芯材の両面に形成され、粘着性組成物の重合体からなる表層(粘着剤層)とを有する両面テープが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-84732
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、強粘着の両面テープが記載されているが、より強い粘着力が望まれる場合がある。一般的に、粘着剤層を厚くすれば、両面テープの粘着力を上げることができるが、粘着剤層を厚くすると製造コストが上がるうえ、粘着力の増大にも限度がある。
【0006】
上記の課題に鑑みて、本発明の目的は、製造コストの増加を来さずに強い粘着力を発揮できる両面粘着テープを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示された両面粘着テープの一例は、第1の主面と、前記第1の主面に対向する第2の主面とを有し、発泡体により形成された芯材と、前記芯材の前記第1の主面に形成された第1の粘着剤層と、前記芯材の前記第2の主面に形成された第2の粘着剤層とを備えている。前記芯材は粘着剤組成物の硬化物により形成されており、23℃、相対湿度50%の環境下、研磨されたSUS鋼板に前記第1の粘着剤層側及び前記第2の粘着剤層側の少なくとも一方を貼り付けた後、剥離角度90度、剥離速度300mm/分の条件で剥がした場合の粘着力は20N/20mm以上であり、前記SUS鋼板から剥がされる際に前記芯材に糸引きが見られる。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示された両面粘着テープによれば、芯材に糸引きが生じることにより、被着体からの剥離時に強い粘着力が発揮できる。また、この両面粘着テープは、製造コストの増加を来すことなく製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る両面粘着テープの一例を示す断面図である。
図2は、図1に示す両面粘着テープを被着体から剥がしているところを側方から見た図である。
図3は、樹脂の応力と歪みの関係を説明するためのグラフ図である。
図4Aは、図1に示す両面粘着テープの製造方法を示す断面図である。
図4Bは、図1に示す両面粘着テープの製造方法を示す断面図である。
図4Cは、図1に示す両面粘着テープの製造方法を示す断面図である。
図4Dは、図1に示す両面粘着テープの製造方法を示す断面図である。
図5は、実施例及び比較例において、両面粘着テープの芯材に用いられた粘着剤組成物の応力―歪み曲線を示すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[両面粘着テープの構成]
図1は、本明細書に開示された実施形態の一例である、両面粘着テープ10と、両面粘着テープ10を有する積層体12とを示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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