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公開番号
2024100120
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-26
出願番号
2023003867
出願日
2023-01-13
発明の名称
分散剤
出願人
サンノプコ株式会社
代理人
個人
主分類
C09K
23/42 20220101AFI20240719BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】優れた分散性を発揮し、溶剤の使用量を増加させなくても低粘度のスラリーが容易に得られる分散剤の提供を目的とする。
【解決手段】式(1)で表されるモノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルからなることを特徴とする分散剤を用いる。
RO-(AO)n-H (1)
Rは炭素数4~22の直鎖炭化水素基、nは4~16の整数、AOはオキシエチレン基又はオキシプロピレン基、Hは水素原子、Oは酸素原子である。
モノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルのエステル化率はモノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルに含まれる-CO
2
-で表される基の全モル数に対して10~90モル%が好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1)で表されるモノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルからなることを特徴とする分散剤。
RO-(AO)n-H (1)
Rは炭素数4~22の直鎖炭化水素基、nは4~40の整数、AOはオキシエチレン基又はオキシプロピレン基、Hは水素原子、Oは酸素原子である。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
モノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルのエステル化率がモノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルに含まれる-CO
2
-で表される基の全モル数に対して10~90モル%である請求項1に記載の分散剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は分散剤に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
分散剤として、「下記の式(1)で示される非水系分散剤。
TIFF
2024100120000001.tif
72
145
(式(1)において、
Rは炭素数1~22の直鎖あるいは分岐鎖状の炭化水素基である。
A
1
Oはオキシエチレン基であり、mはA
1
Oで示されるオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1~30である。
A
2
Oは炭素数3~4のオキシアルキレン基であり、nはA
2
Oで示されるオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1~30である。
mとnは、0.1≦m/n≦10、かつ、5≦m+n≦40の関係を満たす。
aは芳香環の数であり、1~2である。
Mは水素原子、アンモニウムまたはアルカノールアンモニウムを示す。)」(特許文献1)や、
「分散剤は、少なくとも1つの疎水性ブロックAと少なくとも1つの親水性ブロックBとを含むブロックコポリマーであり、かつ前記ブロックAおよび前記ブロックBは、以下の一般式I
TIFF
2024100120000002.tif
26
54
(式中、R
1
は、水素原子、1個~10個の炭素原子を有する線状または分岐状アルキル基、および4個~6個の炭素原子を有する環状アルキル基から選択される)によって表される繰返単位を含み、かつ少なくとも1つのカルボン酸基またはその塩が前記ブロックコポリマーに共有結合されており、ここで、該共有結合にはカルボン酸エステル基が含まれ、かつ前記分散剤は、一般式(2)または(3)
TIFF
2024100120000003.tif
60
123
によって表されるブロックコポリマーであり、
前記一般式(2)および(3)において、
X
2
は、-R
11
-CO-であり、ここで、R
11
は、1個~10個の炭素原子を有するアルキレン基、2個~10個の炭素原子を有するアルケニレン基、または任意に置換されたフェニレン基であり、
R
6
は、-COOHであり、
R
7
、R
8
およびR
9
は、それぞれ独立して、水素原子またはフェノキシ基であり、
R
10
は、-OC
n
H
2n+1
または-OC
n
H
2n
-Phであり、ここで、nは、1~10であり、かつ、
a、bおよびcは、1~10である」(特許文献2)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-147261号公報
特表2022-509403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の分散剤では顔料に対する分散性が不十分な場合があるという問題の他に、従来の分散剤を使用したスラリーが高粘度であるため、溶剤の使用量を増加して低粘度化する必要があり高濃度化が困難であるという問題がある。
本発明は、優れた分散性を発揮し、溶剤の使用量を増加させなくても低粘度のスラリーが容易に得られる分散剤の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の分散剤の特徴は、式(1)で表されるモノオールの芳香族多価カルボン酸部分エステルからなる点を要旨とする。
【0006】
RO-(AO)n-H (1)
Rは炭素数4~22の直鎖炭化水素基、nは4~40の整数、AOはオキシエチレン基又はオキシプロピレン基、Hは水素原子、Oは酸素原子である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の分散剤は、優れた分散性を発揮し、溶剤の使用量を増加させなくても低粘度のスラリーが容易に得られる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
炭素数4~22の直鎖炭化水素基(R)としては、アルキル基(n-ブチル、n-ペンシル、n-ヘキシル、n-へプチル、n-オクチル、n-ノニル、n-デシル、n-ウンデシル、n-ドデシル、n-トリデシル、n-テトラデシル、n-ペンタデシル、n-ヘキサデシル、n-ヘプタデシル、n-オクタデシル、n-ノナデシル、n-イコシル及びn-ドコシル等)、及びアルケニル基(n-へキセニル、n-デセニル及びn-オクタデセニル等)が挙げられる。直鎖炭化水素基として、直鎖アルキル基を置換してもよいアリール基(フェニル、メチルフェニル、ノニルフェニル及びベンジル等)も使用できる。これらのうち、アルキル基及びアルケニル基が好ましく、さらに好ましくはアルキル基である。
【0009】
nは、4~40の整数が好ましく、さらに好ましくは5~35の整数、特に好ましくは7~30の整数である。この範囲であると、さらに分散性が良好となる。
【0010】
(AO)nは、ポリオキシエチレン基又はポリオキシプロピレン基を表し、オキシエチレン基又はオキシプロピレン基(AO)のうち、オキシエチレンが好ましい。すなわち、(AO)nがポリオキシエチレン基であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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