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公開番号2024164368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-27
出願番号2023079787
出願日2023-05-15
発明の名称シール材
出願人鬼怒川ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09K 3/10 20060101AFI20241120BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】シール材において比重のバラツキを抑制して低比重化でき、表面平滑性に貢献することも可能な技術を提供する。
【解決手段】シール材において、少なくとも熱可塑性エラストマーと中空状のガラス粉体とを配合し混練して得た弾性材料を用い、その弾性材料を射出成形して成るものとする。弾性材料は、熱可塑性エラストマー100重量部に対してガラス粉体が5~50重量部の割合で配合されているものとする。ガラス粉体は、真密度が0.20~0.60g/cm3で平均粒径が20~60μmであるものとする。シール材の比重は、0.40~1.20であるものとする。また、ガラス粉体は、例えばソーダ石灰硼酸ガラスを用いて成るものであって、耐圧強度が60MPa~200MPaのものを適用する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも熱可塑性エラストマーと中空状のガラス粉体とを配合し混練して得た弾性材料を射出成形して成るシール材であって、
前記弾性材料は、前記熱可塑性エラストマー100重量部に対して前記ガラス粉体が5~50重量部の割合で配合されており、
前記ガラス粉体は、真密度が0.20~0.60g/cm

で平均粒径が20~60μmであり、
前記シール材の比重は、0.40~1.20であることを特徴とするシール材。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記ガラス粉体は、ソーダ石灰硼酸ガラスを用いて成り、耐圧強度が60MPa~200MPaであることを特徴とする請求項1記載のシール材。
【請求項3】
前記熱可塑性エラストマーは、ポリ塩化ビニル樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項1または2記載のシール材。
【請求項4】
前記熱可塑性エラストマーは、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し、可塑剤が40~130重量部、炭酸カルシウムが20~60重量部、の割合で配合されており、
シール材のショアA硬度が60~80であることを特徴とする請求項1または2記載のシール材。
【請求項5】
前記ポリ塩化ビニル樹脂は、温度150℃における複素粘性率が1.0~2.0kPa・sであることを特徴とする請求項4記載のシール材。
【請求項6】
自動車の車体パネルと窓ガラスとの間に取り付け可能なクオーターガラスシールであることを特徴とする請求項1または2記載のシール材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シール材に係るものであって、例えば自動車の車体パネルと窓ガラスとの間に適用可能な技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動車の車体に取り付けられるシール材(例えば、車体パネルと窓ガラスとの間をシールするシール材)等の弾性体は、当該自動車の電動化に伴い、また近年の地球環境対策(例えば自動車の燃費向上等)に貢献できるように、軽量化(低比重化)を図ることが求められている。
【0003】
シール材の軽量化の一例としては、化学発泡剤や熱膨張性バルーン等の発泡性材料が配合されている弾性材料を用い、その弾性材料を所定温度で成形して当該発泡性材料を発泡(例えばソリッド部等を微発泡)させることにより、シール材内部に発泡セルを形成して低比重化することが挙げられる。
【0004】
しかしながら、前記のように弾性材料に配合されている発泡性材料は、シール材の成形条件(成形温度,成形圧力)の影響を受け易いため、所望通りに発泡しないことがある。
【0005】
例えば、シール材の表面付近で発泡セルが形成されると、当該シール材の表面が凹凸状になり、表面平滑性が低くなってしまうことが考えられる。また、発泡性材料が不均一に発泡すると、シール材における比重(例えばシール材の各部位の比重)のバラツキが生じ易くなることが考えられる。このような場合、特に平滑な表面肌を要求される製品においては、その製品の歩留まりの低下を招くことも考えられる。
【0006】
そこで、特許文献1では、発泡性材料の替わりに中空状ガラス粉体(以下、単に中空ガラス粉体と適宜称する)が配合されている弾性材料を押出成形することにより、前記のような発泡セルを形成することなくシール材を低比重化する試みが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-56491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1のように単に中空ガラス粉体が配合されている弾性材料を押出成形して得たシール材の場合、例えば当該中空ガラス粉体がシール材内部で不均一に分散し、当該シール材の比重のバラツキが大きくなってしまうおそれがある。
【0009】
本発明は、前述のような技術的課題に鑑みてなされたものであって、シール材において比重のバラツキを抑制して低比重化でき、表面平滑性に貢献することも可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係るシール材は、前記課題の解決に貢献できるものであり、その一態様としては、少なくとも熱可塑性エラストマーと中空状のガラス粉体とを配合し混練して得た弾性材料を射出成形して成るシール材であって、前記弾性材料は、前記熱可塑性エラストマー100重量部に対して前記ガラス粉体が5~50重量部の割合で配合されており、前記ガラス粉体は、真密度が0.20~0.60g/cm

で平均粒径が20~60μmであり、前記シール材の比重は、0.40~1.20であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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