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公開番号
2024176203
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023094572
出願日
2023-06-08
発明の名称
冷却システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
5/10 20060101AFI20241212BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本開示は、循環エネルギーロスを抑制しつつ、絶縁冷却液の絶縁性を高く維持することが可能な冷却システムを提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示においては、非水系の絶縁冷却液を循環させる循環経路と、上記循環経路に設けられ、上記絶縁冷却液を貯留する冷却液貯留部と、を有する冷却システムであって、上記絶縁冷却液の比重は水より小さく、上記冷却液貯留部が、その内部に水分除去部を有し、その上面の少なくとも一部が上記絶縁冷却液と直に接触するように、上記水分除去部が上記冷却液貯留部に固定されている、冷却システムを提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
非水系の絶縁冷却液を循環させる循環経路と、
前記循環経路に設けられ、前記絶縁冷却液を貯留する冷却液貯留部と、を有する冷却システムであって、
前記絶縁冷却液の比重は水より小さく、
前記冷却液貯留部が、その内部に水分除去部を有し、
その上面の少なくとも一部が前記絶縁冷却液と直に接触するように、前記水分除去部が前記冷却液貯留部に固定されている、冷却システム。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記水分除去部の少なくとも一部が、前記冷却液貯留部の底面に固定されている、請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記水分除去部が、水分吸収体として多孔質ゼオライトまたは吸水性樹脂を含有する、請求項1または請求項2に記載の冷却システム。
【請求項4】
前記吸水性樹脂が、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、デンプン-アクリル酸グラフト重合体の中和物、デンプン-アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニル-アクリル酸エステル共重合体のケン化物、イソブチレン-無水マレイン酸共重合架橋体、アクリロニトリル共重合体若しくはアクリルアミド共重合体の加水分解物またはこれらの架橋体、アクリル酸塩-アクリルアミド共重合架橋体、ポリビニルアルコール架橋体、変性ポリエチレンオキサイド架橋体、アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸塩共重合架橋体、(メタ)アクリロイルアルカンスルホン酸塩共重合架橋体、架橋カルボキシメチルセルロース塩、および、カチオン性モノマーの架橋重合体からなる群から選択される少なくとも一種である、請求項3に記載の冷却システム。
【請求項5】
前記吸水性樹脂が、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、または、デンプン-アクリル酸グラフト重合体の中和物である、請求項4に記載の冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷却システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
冷却液を循環させ、バッテリなどの電気関連部品を冷却する冷却システムにおいては、用いられる冷却液に高い絶縁性が求められる。冷却液に水分が混入すると、上記水分によって電気関連部品の端子相互間が短絡されてしまう、部品が腐食されてしまうなどの不具合が生じる可能性がある。冷却液の導電率の増加を防止するために、例えば特許文献1には、非水系の絶縁冷却液を用いた冷却システムの循環経路に、水分除去のためのフィルタを設置する技術が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、冷却液の循環経路に設けられる冷却液収納タンクの冷却液吐出部をふさぐように、水分除去用フィルタが配置された冷却装置が開示されている。特許文献3には、水と反応して冷媒中の水分を捕獲することの可能な水分捕獲材を設けた電気電子部品の液冷装置が開示されている。特許文献4にはメッシュ構造の金網内に粒状の吸水性ポリマーを封入した除水器が、特許文献5には樹脂製の網袋に封入された吸水性樹脂の粉末を用いてオイル相中に分散した水を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-158432号公報
特開2001-050624号公報
特開平02-216855号公報
特開2022-097321号公報
特開2017-104817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
冷却液の循環経路をふさぐ形で水分除去部を設置すると、流路抵抗が大きくなり、冷却液の流量が低下して冷却性が大きく低下するため、流量を確保するための圧送ポンプの出力を高める必要がある。また、油などの非水系の冷却液中においては、水分が凝集し、大きな水滴として存在していることが多いため、メッシュ内に吸水性樹脂が封入されていると、水滴がメッシュを通過できず、吸水性樹脂まで到達できない場合がある。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、循環エネルギーロスを抑制しつつ、絶縁冷却液の絶縁性を高く維持することが可能な冷却システムを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]
非水系の絶縁冷却液を循環させる循環経路と、上記循環経路に設けられ、上記絶縁冷却液を貯留する冷却液貯留部と、を有する冷却システムであって、上記絶縁冷却液の比重は水より小さく、上記冷却液貯留部が、その内部に水分除去部を有し、その上面の少なくとも一部が上記絶縁冷却液と直に接触するように、上記水分除去部が上記冷却液貯留部に固定されている、冷却システム。
【0008】
[2]
上記水分除去部の少なくとも一部が、上記冷却液貯留部の底面に固定されている、[1]に記載の冷却システム。
【0009】
[3]
上記水分除去部が、水分吸収体として多孔質ゼオライトまたは吸水性樹脂を含有する、[1]または[2]に記載の冷却システム。
【0010】
[4]
上記吸水性樹脂が、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、デンプン-アクリル酸グラフト重合体の中和物、デンプン-アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニル-アクリル酸エステル共重合体のケン化物、イソブチレン-無水マレイン酸共重合架橋体、アクリロニトリル共重合体若しくはアクリルアミド共重合体の加水分解物またはこれらの架橋体、アクリル酸塩-アクリルアミド共重合架橋体、ポリビニルアルコール架橋体、変性ポリエチレンオキサイド架橋体、アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸塩共重合架橋体、(メタ)アクリロイルアルカンスルホン酸塩共重合架橋体、架橋カルボキシメチルセルロース塩、および、カチオン性モノマーの架橋重合体からなる群から選択される少なくとも一種である、[3]に記載の冷却システム。
(【0011】以降は省略されています)
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