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公開番号2024080281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193340
出願日2022-12-02
発明の名称水性被覆材
出願人ベック株式会社
代理人
主分類C09D 5/02 20060101AFI20240606BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】本発明は、艶が低減された被膜を形成しつつ、消毒液等による被膜の変色、艶変化等の外観変化を抑制することができる水性被覆材を提供する。
【解決手段】本発明の水性被覆材は、樹脂エマルション、着色顔料、及び体質顔料を含み、顔料体積濃度は15~60%であり、上記体質顔料の平均粒子径は80μm以下であり、上記体質顔料の含有量は、上記樹脂エマルションの固形分100重量部に対し20~400重量部であり、上記体質顔料として、吸油量100ml/100g未満の低吸油量体質顔料を含み、上記体質顔料の総量中、上記低吸油量体質顔料の比率は50重量%以上であり、上記体質顔料の総量中、炭酸カルシウムの比率は20重量%以下であることを特徴とする。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
樹脂エマルション、着色顔料、及び体質顔料を含む水性被覆材であって、
顔料体積濃度は15~60%であり、
上記体質顔料の平均粒子径は80μm以下であり、
上記体質顔料の含有量は、上記樹脂エマルションの固形分100重量部に対し20~400重量部であり、
上記体質顔料として、吸油量100ml/100g未満の低吸油量体質顔料を含み、
上記体質顔料の総量中、上記低吸油量体質顔料の比率は50重量%以上であり、
上記体質顔料の総量中、炭酸カルシウムの比率は20重量%以下である
ことを特徴とする水性被覆材。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
上記体質顔料として、吸油量100ml/100g以上の高吸油量体質顔料を含み、
上記体質顔料の総量中、上記高吸油量体質顔料の比率は50重量%以下である
ことを特徴とする請求項1記載の水性被覆材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な水性被覆材に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物や土木構造物等においては、その表面保護、美観性向上等の目的で種々の被覆材によってコーティングが行われている。この中でも、艶消しタイプの被覆材は、表面の艶が低減された被膜を形成することができ、落ち着きのある仕上り感が得られることから、汎用的に用いられている。また、近年、コーティング分野では、環境に対する負荷低減の動き等を背景に水性化が進んでおり、艶消しタイプの被覆材も例外ではない。
【0003】
このような艶消しタイプの被覆材の一例として、例えば特許文献1(特開2002-201419号公報)には、塗膜形成樹脂と、着色顔料と、重質炭酸カルシウム等の体質顔料を含み、顔料体積濃度が20~60%である水性被覆材が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-201419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、建築物内装面等においては、消毒・除菌等の目的で、アルコール系、酸性系等の消毒液や除菌液(以下「消毒液等」という)を用いて被膜表面を清浄化する機会が増加している。しかしながら、上述のような水性被覆材の被膜に消毒液等を用いると、被膜が変色したり、艶が変化したりする場合がある。また、消毒液等が被膜上に残存した場合は、その跡がしみ等となって被膜外観が損われるおそれもある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、艶が低減された被膜を形成しつつ、消毒液等による被膜の変色、艶変化等の外観変化を抑制することができる水性被覆材を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような課題を解決するために本発明者は、鋭意検討の結果、特定の体質顔料構成等を有する水性被覆材に想到し、本発明を完成するに到った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.樹脂エマルション、着色顔料、及び体質顔料を含む水性被覆材であって、
顔料体積濃度は15~60%であり、
上記体質顔料の平均粒子径は80μm以下であり、
上記体質顔料の含有量は、上記樹脂エマルションの固形分100重量部に対し20~400重量部であり、
上記体質顔料として、吸油量100ml/100g未満の低吸油量体質顔料を含み、
上記体質顔料の総量中、上記低吸油量体質顔料の比率は50重量%以上であり、
上記体質顔料の総量中、炭酸カルシウムの比率は20重量%以下である
ことを特徴とする水性被覆材。
2.上記体質顔料として、吸油量100ml/100g以上の高吸油量体質顔料を含み、
上記体質顔料の総量中、上記高吸油量体質顔料の比率は50重量%以下である
ことを特徴とする1.記載の水性被覆材。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、艶が低減された被膜を形成しつつ、消毒液等による被膜の変色、艶変化等の外観変化を抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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