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公開番号2024035425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022139867
出願日2022-09-02
発明の名称粘着シート及びその使用方法
出願人日榮新化株式会社
代理人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20240307BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】樹脂製の基材を容易にリサイクル可能な粘着シートを提供する。
【解決手段】粘着シート10は、シート状の基材1と、発泡剤5を含み、基材1の少なくとも一方の面に形成された粘着剤層3とを備えている。発泡剤5は熱膨張性のマイクロカプセルであり、粘着剤層3は、キレート系硬化剤及びエポキシ系硬化剤のうち少なくとも一方を含んでおり、粘着剤層3を被着体に貼り付けた後の加熱処理により、粘着剤層3の全体が被着体9及び基材1から剥離可能となる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の基材と、
発泡剤を含み、前記基材の少なくとも一方の面に形成された粘着剤層とを備えた粘着シートであって、
前記発泡剤は熱膨張性のマイクロカプセルであり、
前記粘着剤層は、キレート系硬化剤及びエポキシ系硬化剤のうち少なくとも一方を含んでおり、
前記粘着剤層を被着体に貼り付けた後の加熱処理により、前記粘着剤層の全体が前記被着体及び前記基材から剥離可能となる粘着シート。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記粘着剤層は、エポキシ系硬化剤を含んでいる、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層に含まれる前記エポキシ系硬化剤の含有率は、0.01質量%以上1.0質量%以下である、請求項2に記載の粘着シート。
【請求項4】
23℃、相対湿度50%、剥離速度を300mm/min、剥離角度を180°とした場合の貼付け後24時間時点での対ガラス粘着力は0.1N/25mm以上15.0N/25mm以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項5】
前記粘着剤層中に含まれる前記発泡剤の含有率は、前記粘着剤層全体の5質量%以上70質量%以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項6】
23℃、相対湿度50%、周波数1Hzの条件での前記粘着剤層の貯蔵弾性率は、2.0×10

Pa以上1.0×10

Pa以下であり、
80℃、相対湿度50%、周波数1Hzの条件での前記粘着剤層の貯蔵弾性率は、1.0×10

Pa以上5.0×10

Pa以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項7】
前記粘着剤層には、前記キレート系硬化剤及びエポキシ系硬化剤の合計添加量の20質量%以下のイソシアネート系硬化剤が含まれている、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項8】
前記粘着剤層には、イソシアネート系硬化剤が含まれない、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項9】
前記粘着剤層は、溶剤型のアクリル系粘着剤の硬化物により形成されている、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項10】
ラベルとして使用される、請求項1~9のうちいずれか1項に記載の粘着シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、加熱により被着体と粘着剤層との間だけでなく、基材と粘着剤層との間も剥離可能となる粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
基材と、熱膨張性微小球が添加された粘着剤層とを有する物品の仮固定用粘着シートは、従来から知られている。この粘着シートは、被着体に貼り付けた後、加熱により粘着剤層を膨張させて粘着剤層を被着体から剥離させることができる。このため、この粘着シートは半導体ウェハのダイシング工程や裏面研磨工程等で用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、プラスチック製の基材と、粘着剤層と、基材と粘着剤層との間に設けられたゴム状有機弾性層とを有する粘着シートの例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-248240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境意識が高まり、生分解性の無いプラスチック廃棄物の削減や、材料のリサイクルが世界的に進められている。プラスチック製の基材を用いた粘着シートについては、コストや性能の面から生分解性を持つ材料への切り替えが困難な場合が多いため、基材を回収してリサイクルする等の対策が取られつつある。
【0006】
ここで、特許文献1に記載された粘着シートは、使用後に被着体から剥離する際に、基材と粘着剤とが一体となって剥離する。このため、基材を回収した後に、基材と粘着剤層とを分離する作業が別途必要となり、低コストでリサイクルを進めにくい場合がある。
【0007】
本発明の目的は、基材を容易にリサイクル可能にする粘着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書に開示された粘着シートの一例は、シート状の基材と、発泡剤を含み、前記基材の少なくとも一方の面に形成された粘着剤層とを備えた粘着シートである。前記発泡剤は熱膨張性のマイクロカプセルであり、前記粘着剤層は、キレート系硬化剤及びエポキシ系硬化剤のうち少なくとも一方を含んでおり、前記粘着剤層を被着体に貼り付けた後の加熱処理により、前記粘着剤層の全体が前記被着体及び前記基材から剥離可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示された粘着シートによれば、加熱処理によって粘着剤層の全体が被着体だけでなく基材から剥離可能な状態となるので、被着体のリサイクルだけでなく基材のリサイクルもしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。
図2(a)は、被着体に貼り付けられた状態の実施形態に係る粘着シートを示す断面図であり、(b)は、加熱後に被着体から剥離した状態の粘着シートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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