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公開番号2024057989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165043
出願日2022-10-13
発明の名称無機粒子分散組成物の製造方法
出願人株式会社日本触媒
代理人
主分類C09C 3/10 20060101AFI20240418BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】 無機粒子凝集体を効率よく解砕し、無機粒子が有する屈折率等の機能を発揮でき、分散安定性に優れる無機粒子分散組成物を得ることができる製造方法を提供する。
【解決手段】 無機粒子凝集体(A)を、下記一般式(1)で表される構成単位(U1)を有する硫黄含有重合体(B)の存在下で、解砕することを特徴とする、無機粒子分散組成物の製造方法。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024057989000013.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">80</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、X1は、置換基を有してもよい2価の芳香族炭化水素基を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
無機粒子凝集体(A)を、下記一般式(1)で表される構成単位(U1)を有する硫黄含有重合体(B)の存在下で、解砕することを特徴とする、無機粒子分散組成物の製造方法。
TIFF
2024057989000012.tif
20
78
(式中、X

は、置換基を有してもよい2価の芳香族炭化水素基を表す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無機粒子分散組成物の製造方法に関する。より詳しくは、無機粒子凝集体を、特定の硫黄含有重合体の存在下で、解砕することを特徴とする、無機粒子分散組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
気相法等の乾式法や高温での焼成等で得られる金属酸化物等の無機粒子は一般的に結晶性や無機物が有する物性等に優れる傾向があるものの2次凝集しており、光学材料等に用いるためには、1次粒子またはそれに近いレベルに解砕し分散させる必要があった。無機粒子を分散させるために、シロキサンポリマー、シランカップリング剤等のシラン化合物、カルボン酸系分散剤、リン系分散剤等の分散剤の存在下で解砕処理を行う方法が提案されてきた(例えば特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-316264号公報
特開2006-1775号公報
国際公開第2019/240154号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、酸化ジルコニウム、酸化チタン等の屈折率の高い金属酸化物の微粒子を、アルコキシ基または水酸基を含有するシロキサンポリマーとキレート化剤との共存下で、有機溶媒中に分散させる工程を含む高屈折材料形成用組成物の製造方法が開示されているが、シロキサンポリマーやキレート化剤を用いるために組成物における屈折率の低下は避けられなかった。
【0005】
特許文献2には、酸化チタン粉末とアミン系分散剤及びカルボキシル基含有高分子分散剤から選ばれる1種もしくは2種以上の分散剤と、水溶媒又は有機溶媒とからなる酸化チタン分散体前駆体を湿式解砕処理してなる酸化チタン分散体が提案されており、実施例では酸化チタン粉末をポリアクリル酸アンモニウムやポリエーテルエステル酸のアミン塩を分散剤として用いて湿式解砕処理することにより、D50が小さく高度に分散された酸化チタン分散体が得られることが示されている。しかし分散安定性には改善の余地があった。
【0006】
特許文献3には、酸化チタン等の無機酸化物微粒子、分散剤、アルコキシシラン化合物、及びハンセン溶解度パラメータの水素結合項(dH)が11以下、極性項(dP)が4以上である溶媒を混合する工程、及び、該混合物を湿式粉砕する工程を含む、無機酸化物微粒子分散液の製造方法、並びに該製造方法で得られる分散液を用いた樹脂組成物等が提案され、実施例には、たとえば、酸化チタン、分散剤としてポリエーテルリン酸エステル系分散剤、アルコキシシラン化合物として3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを混合し、メディア型分散機(ビーズミル)を用いて分散させ、得られた無機酸化物微粒子分散液にバインダー樹脂(フルオレン系アクリレート)を混合しコーティング用樹脂組成物を調製し、膜厚8μm、全光線透過率92.0%、ヘイズ0.1%、屈折率1.92の塗膜が得られることが示されている。無機酸化物微粒子分散液の保存安定性については1日静置後の流動性を目視で確認しているのみであり、分散安定性を十分に評価できているとは言い難い。また特許文献2および3では屈折率の低い分散剤を用いているため酸化チタンを用いても得られる膜等の屈折率には限界があった。
【0007】
以上のように、無機粒子が有する屈折率等の機能を十分に発揮でき、しかも無機粒子の分散安定性に問題のない分散体を得るという点において、従来技術には改善の余地があった。よって、本発明は、無機粒子凝集体を効率よく解砕し、無機粒子が有する屈折率等の機能を発揮でき、分散安定性に優れる無機粒子分散組成物を得ることができる製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成する為に種々検討を行ない、本発明に想到した。すなわち本開示の無機粒子分散組成物の製造方法は、無機粒子凝集体(A)を、下記一般式(1)で表される構成単位(U1)を有する硫黄含有重合体(B)の存在下で、解砕することを特徴とする、無機粒子分散組成物の製造方法である。
【0009】
TIFF
2024057989000001.tif
21
79
【0010】
(式中、X

は、置換基を有してもよい2価の芳香族炭化水素基を表す。)
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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