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公開番号2024054799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022161286
出願日2022-10-05
発明の名称塗料及び塗布方法
出願人株式会社ナノジャパン
代理人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20240410BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】優れた抗菌、抗ウイルス、耐摩耗性及び消臭機能並びに居住性の質的改善機能を備えた塗料及び塗料を用いる塗布方法を提供する。
【解決手段】多孔質粒子を含む塗料であって、前記多孔質粒子が、平均孔径が8nm±2nmの範囲内であり、かつ形状が略円筒状である細孔を複数有し、前記細孔が、貫通孔であり、さらに、<111>配向している結晶を含み、前記細孔の孔径と深さとの比が、1:10~1:1000の範囲内である塗料。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質粒子を含む塗料であって、前記多孔質粒子が、平均孔径が8nm±2nmの範囲内であり、かつ形状が略円筒状である細孔を複数有していることを特徴とする塗料。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記細孔が、貫通孔である請求項1記載の塗料。
【請求項3】
前記細孔が、<111>配向している結晶を含む請求項1又は2に記載の塗料。
【請求項4】
前記細孔の孔径と深さとの比が、1:10~1:1000の範囲内である請求項1~3のいずれかに記載の塗料。
【請求項5】
前記多孔質粒子のJIS Z8722に規定される白色度が90以上である請求項1~4のいずれかに記載の塗料。
【請求項6】
前記多孔質粒子の平均粒径が0.1μm~10μmである請求項1~5のいずれかに記載の塗料。
【請求項7】
前記多孔質粒子が酸化物を主成分として含む請求項1~6のいずれかに記載の塗料。
【請求項8】
前記酸化物がSiO

を含む請求項7に記載の塗料。
【請求項9】
前記酸化物におけるFe



の含有量が0.01at%~0.5at%である請求項7又は8に記載の塗料。
【請求項10】
前記多孔質粒子が、前記細孔を5以上含む請求項1~9のいずれかに記載の塗料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗料及び塗料を用いる塗布方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、塗料は住宅、病院、美術館又は博物館等といった各種建築物等に用いられ、これら適用について多くの改良がなされ、種々検討されている。
近年では、多機能性水性塗料、漆喰塗料組成物を用いた塗料等が検討されている。
【0003】
特許文献1では、パイロフィライト及びセピオライトを含有する微粉末状の粘土鉱物と、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを主成分とし、微粉末状のチキソトロピー補助剤と、珪藻土及びゼオライトの多孔質材を含む水性塗料を用いて消臭を行うことが記載されている。しかしながら、これらはいずれも吸着性はあるものの、一時的に不純物を吸着させたりするものであり、不純物の捕集蓄積機能はなく、また摩耗性もなく、必ずしも満足のいくものではなかった。
特許文献2では、消石灰、小麦ファイバー及びエチレン-酢酸ビニル系またはアクリル系のポリマーを含み、かつ酸化チタンが含まれていない漆喰塗料組成物を用いた塗料が、ホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(VOC)などの有害ガスなどの発生による室内空気汚染を低減することが検討されている。しかしながら、これらもまたいずれも吸着性はあるものの、一時的に不純物を吸着させたりするものであり、有毒ガス、及び不純物の捕集蓄積機能はなく、また摩耗性もなく、必ずしも満足のいくものではなかった。また、製造工程が煩雑であり、取り扱いに注意が必要であるため使い勝手が悪いといった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6836252号公報
特許第6195401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、優れた抗菌、優れた抗ウイルス、良好な耐摩耗性及び優れた消臭機能並びに居住性の質的改善機能を備えた塗料及び前記塗料を用いる塗布方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、多孔質粒子を含む塗料であって、前記多孔質粒子が、平均孔径が8nm±2nmの範囲内であり、かつ形状が略円筒状である細孔を複数有している塗料が、優れた抗菌、優れた抗ウイルス、良好な耐摩耗性及び優れた消臭機能並びに居住性の質的改善機能を備えていること等を知見し、このような塗料が、上記した従来の問題を一挙に解決できるものであることを見出した。
また、本発明者らは、上記知見を得た後、さらに検討を重ねて、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
[1] 多孔質粒子を含む塗料であって、前記多孔質粒子が、平均孔径が8nm±2nmの範囲内であり、かつ形状が略円筒状である細孔を複数有していることを特徴とする塗料。
[2] 前記細孔が、貫通孔である前記[1]記載の塗料。
[3] 前記細孔が、<111>配向している結晶を含む前記[1]又は[2]に記載の塗料。
[4] 前記細孔の孔径と深さとの比が、1:10~1:1000の範囲内である前記[1]~[3]のいずれかに記載の塗料。
[5] 前記多孔質粒子のJIS Z8722に規定される白色度が90以上である前記[1]~[4]のいずれかに記載の塗料。
[6] 前記多孔質粒子の平均粒径が0.1μm~10μmである前記[1]~[5]のいずれかに記載の塗料。
[7] 前記多孔質粒子が酸化物を主成分として含む前記[1]~[6]のいずれかに記載の塗料。
[8] 前記酸化物がSiO

を含む前記[7]に記載の塗料。
[9] 前記酸化物におけるFe



の含有量が0.01at%~0.5at%である前記[7]又は[8]に記載の塗料。
[10] 前記多孔質粒子が、前記細孔を5以上含む前記[1]~[9]のいずれかに記載の塗料。
[11] 前記多孔質粒子が、珪藻土を主成分として含む前記[1]記載の塗料。
[12] さらに、銅及び/又は銀を含む前記[1]記載の塗料。
[13] さらに、低級脂肪酸を含む前記[1]記載の塗料。
[14] さらに、デンプン糊及びアマニ油を含む前記[1]の塗料。
[15] 塗料中の多孔質粒子を建築物に付着させる方法であって、前記塗料が前記[1]~[14]のいずれかに記載の塗料であることを特徴とする方法。
[16] 塗料を建築物に塗布する方法であって、前記塗料が前記[1]~[14]のいずれかに記載の塗料であることを特徴とする方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の塗料及び塗料を用いる塗布方法は、優れた抗菌、優れた抗ウイルス、良好な耐摩耗性及び優れた消臭機能並びに居住性の質的改善機能を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に用いられる多孔質粒子の好適な実施態様の一例を模式的に示す図である。
実施例における顕微鏡像(TEM像)を示す。
本発明の塗布方法の好適な実施態様の一例を模式的に示す図である。
起床時睡眠感覚調査票MA版(以下、OSA睡眠調査票)を引用して示す。
OSA睡眠調査票の回答結果より、日々変動する睡眠感を統計的に尺度化した値を算出した結果を示す。
検査日の実質睡眠時間( = ( 起床時刻- 就寝時刻) - 入眠までの時間) を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の塗料は、多孔質粒子を含む塗料であって、前記多孔質粒子が、平均孔径が8nm±2nmの範囲内であり、かつ形状が略円筒状である細孔を複数有していれば特に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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