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公開番号2024060205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167414
出願日2022-10-19
発明の名称粘着シート
出願人日榮新化株式会社
代理人
主分類C09J 7/38 20180101AFI20240424BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】加熱による被着体からの剥離をより容易にできる粘着シートを提供する。
【解決手段】粘着シート10は、シート状の基材5と、発泡剤13を含み、基材5の少なくとも一方の面に形成された粘着剤層3とを備えている。発泡剤13は熱膨張性のマイクロカプセルであり、粘着剤層3の基材5とは反対側の面には凹凸が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の基材と、
発泡剤を含み、前記基材の少なくとも一方の面に形成された粘着剤層とを備えた粘着シートであって、
前記発泡剤は熱膨張性のマイクロカプセルであり、
前記粘着剤層の前記基材とは反対側の面には、凹凸が形成されており、
加熱により被着体から剥離する粘着シート。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記粘着剤層の前記基材とは反対側の面には一端から他端に連通する複数の溝が設けられている、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項3】
前記粘着剤層の被着体に対する接地面積は前記粘着剤層の平面面積全体の20%以上60%以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項4】
前記粘着剤層の23℃、周波数1Hzでの貯蔵弾性率は1.0×10

Pa以上1.0×10

Pa以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項5】
23℃、相対湿度50%、剥離速度を300mm/min、剥離角度を180°とした場合の貼付け後24時間時点での対ガラス粘着力は0.1N/25mm以上15.0N/25mm以下である、請求項1に記載の粘着シート。
【請求項6】
23℃、相対湿度50%、剥離速度を300mm/min、剥離角度を180°とした場合の貼付け後1分時点での対ガラス粘着力をA(N/25mm)、24時間時点での対ガラス粘着力をB(N/25mm)とするとき、B/Aの値は1.0以上1.4以下である、請求項5に記載の粘着シート。
【請求項7】
前記粘着剤層中に含まれる前記発泡剤の含有率は、前記粘着剤層全体の5質量%以上70質量%以下である、請求項1~6のうちいずれか1項に記載の粘着シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示された技術は、加熱により被着体と粘着剤層とが剥離可能となる粘着シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
基材と、熱膨張性微小球が添加された粘着剤層とを有する物品の仮固定用粘着シートは、従来から知られている。この粘着シートは、被着体に貼り付けた後、加熱により粘着剤層を膨張させて粘着剤層を被着体から剥離させることができる。このため、この粘着シートは半導体ウェハのダイシング工程や裏面研磨工程等で用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、プラスチック製の基材と、粘着剤層と、基材と粘着剤層との間に設けられたゴム状有機弾性層とを有する粘着シートの例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-248240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境意識が高まり、各種材料のリサイクルが世界的に進められている。例えば、被着体に貼り付けられたラベルを加熱により剥離させることができれば、被着体の再利用やリサイクルが容易になる。しかしながら、特許文献1に記載の粘着シートにおいて、粘着剤及び熱膨張性微小球の種類、粘着剤層の厚み等の条件によって加熱時の被着体からの剥離のしやすさは大きく変化するため、実際に使用が可能な粘着シートの構成は非常に限られている。このため、粘着剤や熱膨張性微小球の種類によらず被着体から剥離させやすい粘着シートの実現が望まれている。
【0006】
本発明の目的は、加熱による被着体からの剥離をより容易にできる粘着シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示された粘着シートの一例は、シート状の基材と、発泡剤を含み、前記基材の少なくとも一方の面に形成された粘着剤層とを備えている。前記発泡剤は熱膨張性のマイクロカプセルであり、前記粘着剤層の前記基材とは反対側の面には、凹凸が形成されており、粘着シートは加熱により被着体から剥離する。
【発明の効果】
【0008】
本明細書に開示された粘着シートによれば、加熱による被着体からの剥離をより容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る粘着シートを示す断面図である。
図2は、図1に示す粘着シートから剥離ライナーを剥離した状態の粘着シートを粘着剤層側から見た平面図である。
図3(a)は、実施例1で作製した粘着シートのガラス板に対する易剥離性試験の結果を示す写真図であり、(b)は、比較例1で作製した粘着シートの易剥離性試験の結果を示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本明細書に開示された実施形態の一例である、粘着シートを示す断面図である。図2は、図1に示す粘着シートから剥離ライナーを剥離した状態の粘着シートを粘着剤層側から見た平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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