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公開番号2024060131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-02
出願番号2022167275
出願日2022-10-19
発明の名称塗料組成物
出願人関西ペイント株式会社
代理人
主分類C09D 201/06 20060101AFI20240424BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】ちぢみ模様等の艶消し形状と、耐候性及び耐傷付き性の塗膜性能との関係性を明らかにし、耐候性及び耐傷付性に優れるちぢみ模様塗膜を形成可能な塗料組成物、該塗料組成物を用いたちぢみ模様塗膜の形成方法及び塗装金属板を提供すること。
【解決手段】水酸基含有樹脂(A)、架橋剤(B)、スルホン酸化合物(C)及びアミン化合物(D)を含有する塗料組成物であって、該塗料組成物を硬化させた塗膜の表面における、算術平均高さ(Ra)が1.0μm以上であり、かつ値PV(Pattern Value)が1.0~150であることを特徴とする塗料組成物、該塗料組成物の塗膜の形成方法、塗装金属板。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水酸基含有樹脂(A)、架橋剤(B)、スルホン酸化合物(C)及びアミン化合物(D)を含有する塗料組成物であって、
該塗料組成物を硬化させた塗膜の表面における、算術平均高さ(Ra)が1.0μm以上であり、かつ値PV(Pattern Value)が1.0~150であることを特徴とする塗料組成物。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
値PV(Pattern Value)は、塗膜面に光照射し、該照射光の正反射光が入射しない角度にて、光照射されている塗膜面をCCDカメラにて撮影して得られるグレースケールの8ビット階調の画像を2次元フーリエ変換してなる空間周波数スペクトルから低空間周波数成分のパワーを積分及び直流成分で正規化して得られる2次元パワースペクトル積分値から導出される値である請求項1に記載の塗料組成物。
【請求項3】
値PVは下記式により算出される請求項2に記載の塗料組成物。
PV=(IPSL-0.25)×1000
(式中、IPSLは2次元パワースペクトル積分値)
【請求項4】
金属板及び前記金属板の少なくとも一方の表面上に塗膜を有する塗装金属板であって、前記塗膜は、請求項1に記載の塗料組成物により形成され、
前記塗膜の表面における、算術平均高さ(Ra)が1.0μm以上であり、かつ値PV(Pattern Value)が1.0~150であることを特徴とする塗装金属板。
【請求項5】
請求項1に記載の塗料組成物を、被塗物に塗装する塗装工程、及び塗装後の塗料組成物を170℃~270℃の温度で乾燥及び/又は硬化させることを含む、塗膜の形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐候性及び耐傷付性に優れるちぢみ模様塗膜を形成可能な塗料組成物、該塗料組成物を用いたちぢみ模様塗膜の形成方法及び塗装金属板に関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
シャッター、雨戸、ドア、屋根及びサイディング等の建築部材、空調機の室外機等の電気機器類の外装材、並びに内装材等の各種の部材の塗装鋼板として、プレコート鋼板が広く用いられている。
【0003】
プレコート鋼板は、鋼板の表面に塗装を施し、塗膜を形成させた後、所望の製品へと加工される用途に使用される鋼板である。
【0004】
このため、プレコート鋼板に形成される塗膜には、柔軟性及び高い加工性が要求され、用途に応じさらに、耐候性、耐傷付性、耐食性等の塗膜性能も求められる。
【0005】
さらに、プレコート鋼板には上記製品の外観に対する顧客ニーズから、優れた意匠性が求められている。
【0006】
プレコート鋼板の艶消しの意匠性塗膜として、ちぢみ模様と呼ばれる微細な凹凸模様の表面形状を有する塗膜が知られている。
【0007】
このちぢみ模様は、目視で判別可能なおね(mm~cmサイズ)と目視判別がしにくいうね(nmサイズ)から構成されていることがわかっており、ちぢみ模様を形成する塗料の構成成分の材質の種類や量により多様に変化する。
【0008】
特許文献1には、均一な艶消し外観を有する意匠性に優れた塗膜を形成し、かつ耐候性に優れる塗料組成物として、少なくとも塗膜形成樹脂(A)及び架橋剤(B)を含む塗料組成物であり、該塗料組成物を硬化させた塗膜の表面における、算術平均高さ(Ra)が1.2μm以上であり、かつ展開面積比(Sdr)が800%以上であることを特徴とする塗料組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2022-84372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1の塗料組成物では、耐候性が改良された艶消し外観を有する塗膜は得られるが、艶消しを構成する表面形状(ちぢみ模様)と、耐候性及び耐傷付性等の塗膜性能との関係性の把握が不十分であり、得られる塗膜の艶消しの表面形状によっては、耐候性、耐傷付性等の塗膜性能が不十分となる場合があった。
(【0011】以降は省略されています)

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