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公開番号2024063823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022171927
出願日2022-10-27
発明の名称水性被覆材
出願人ベック株式会社
代理人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20240507BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】
本発明は、意匠性に優れた鮮明な粒模様を呈する被膜が形成できる被覆材を提供する。
【解決手段】
本発明水性被覆材は、液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも小であることを特徴とする。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも小である
ことを特徴とする水性被覆材。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は0.05~5mmであり、
上記遮光性色粒の平均粒径は1~20mmであり、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも小である
ことを特徴とする水性被覆材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な水性被覆材に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
従来、建築物、土木構造物等の意匠性を高めるため、その表面に、粒が散在した模様(以下単に「粒模様」ともいう)を付する手法等が採用されている。例えば特許文献1には、特定粘度に調製した着色塗材を用い、塗装時のパターンや吐出量等を制御しながらスプレー塗装して粒模様を形成する方法が記載されている。また特許文献2には、ベース塗材を塗装した後、ベース塗材とは異色の着色塗材を不均一に塗装する方法が記載されている。
【0003】
しかし、これらの手法は、いずれも工場内での塗装方法に関するものであり、着色塗材を機械的に制御しながらスパッタ塗装することにより粒模様を付しているものである。実在する建築物や土木構造物等の現場での塗装において上記特許文献の手法を適用しようとしても、所望の粒模様をムラなく安定して得ることは難しく、実用性に欠くのが現状である。
【0004】
一方、建築物の壁面等に対し、多彩模様塗料を塗装することによって、粒模様を付する方法も知られている。このような方法によれば、建築物や土木構造物等の現場での塗装においても、比較的均質な粒模様を形成することができる。例えば、特許文献3には、平均粒径0.15~5mmの着色ゲルと、当該着色ゲルよりも平均粒径が小さい水不溶性着色粒子等を含む水性多彩模様塗料組成物が記載されており、水不溶性着色粒子による背景色と、着色ゲルによる粒模様とを表出する被膜が形成できることについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-186381号公報
実開平4-77440号公報
特開2018-203908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献3のような組成物では、その形成被膜において、着色ゲルどうしの間隙だけでなく、着色ゲル表面にも水不溶性着色粒子が存在することとなるため、着色ゲルによる粒模様に濁り等が生じ、粒模様の意匠性が損なわれるおそれがある。
【0007】
本発明は、上述の課題に鑑みなされたものであり、意匠性に優れた鮮明な粒模様を呈する被膜が形成できる被覆材を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特定の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材に想到し、本発明を完成させるに到った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも小である
ことを特徴とする水性被覆材。
2.液状またはゲル状の色粒が水性媒体に分散してなる水性被覆材であって、
上記色粒は、着色顔料を含有する透光性色粒、及び、着色顔料を含有し、当該透光性色粒とは異色の遮光性色粒を含み、
上記透光性色粒の平均粒径は0.05~5mmであり、
上記遮光性色粒の平均粒径は1~20mmであり、
上記透光性色粒の平均粒径は、上記遮光性色粒の平均粒径よりも小である
ことを特徴とする水性被覆材。
【発明の効果】
【0010】
本発明の水性被覆材によれば、意匠性に優れた鮮明な粒模様を呈する被膜を形成することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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