TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024074612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185892
出願日2022-11-21
発明の名称表面処理剤
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09K 3/18 20060101AFI20240524BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できる表面処理剤の提供。
【解決手段】直鎖型シリコーン、及び反応性部位を有するシルセスキオキサンを含む表面処理剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
直鎖型シリコーン、及び反応性部位を有するシルセスキオキサンを含む表面処理剤。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記直鎖型シリコーンの含有量と、前記シルセスキオキサンの含有量との質量比は、99.9:0.1~75:25である、請求項1に記載の表面処理剤。
【請求項3】
前記直鎖型シリコーンの含有量と、前記シルセスキオキサンの含有量との質量比は、99:1~90:10である、請求項1又は2に記載の表面処理剤。
【請求項4】
前記直鎖型シリコーンは、直鎖型オルガノシロキサンである、請求項1~3のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項5】
前記直鎖型シリコーンは、下記式(A1):
TIFF
2024074612000010.tif
34
89
[式中:

11
は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、加水分解性基、二重結合含有基、又はC
1-12
アルキル基であり、
nは、1~2000の整数である。]
で表されるシリコーン化合物である、請求項1~4のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項6】
前記直鎖型シリコーンは、下記式(A2):
TIFF
2024074612000011.tif
35
132
[式中:

12
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

13
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

15
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

19
は、水素原子、水酸基、加水分解性基、又は二重結合含有基であり、
m1は、1~2000の整数であり、
n1は、0~2000の整数である。]
で表されるシリコーン化合物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項7】
前記直鎖型シリコーンは、下記式(A3):
TIFF
2024074612000012.tif
38
98
[式中:

14
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

18
は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、加水分解性基、又はC
1-12
アルキル基であり、

18
の少なくとも1つは、水素原子、水酸基、加水分解性基、又は二重結合含有基であり、
n3は、1~2000の整数である。]
で表されるシリコーン化合物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項8】
前記反応性部位は、SiR

(式中、R

は、水素原子、水酸基、又は加水分解性基である。)で表される部分を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項9】
前記シルセスキオキサンは、下記式(B):
(R
21
SiO
1.5


(B)
[式中:

21
は、それぞれ独立して、-O-SiR




3-r
、水素原子、水酸基、又は1価の有機基であり、


は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、又は加水分解性基であり、


は、それぞれ独立して、1価の基であり、
rは、1~3の整数であり、
tは任意の整数である。]
で表される化合物である、請求項1~8のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項10】
前記シルセスキオキサンは、かご型シルセスキオキサンである、請求項1~9のいずれか1項に記載の表面処理剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表面処理剤に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ある種のシリコーン化合物は、基材の表面処理に用いると、撥水撥油性を提供し得ることが知られている(特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-27531号公報
特開2011-99075号公報
国際公開第2015/019767号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できる表面処理剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、下記の態様を含む。
[1] 直鎖型シリコーン、及び反応性部位を有するシルセスキオキサンを含む表面処理剤。
[2] 前記直鎖型シリコーンの含有量と、前記シルセスキオキサンの含有量との質量比は、99.9:0.1~75:25である、上記[1]に記載の表面処理剤。
[3] 前記直鎖型シリコーンの含有量と、前記シルセスキオキサンの含有量との質量比は、99:1~90:10である、上記[1]又は[2]に記載の表面処理剤。
[4] 前記直鎖型シリコーンは、直鎖型オルガノシロキサンである、上記[1]~[3]のいずれか1項に記載の表面処理剤。
[5] 前記直鎖型シリコーンは、下記式(A1):
TIFF
2024074612000001.tif
34
89
[式中:

11
は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、加水分解性基、二重結合含有基、又はC
1-12
アルキル基であり、
nは、1~2000の整数である。]
で表されるシリコーン化合物である、上記[1]~[4]のいずれか1項に記載の表面処理剤。
[6] 前記直鎖型シリコーンは、下記式(A2):
TIFF
2024074612000002.tif
35
132
[式中:

12
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

13
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

15
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

19
は、水素原子、水酸基、加水分解性基、又は二重結合含有基であり、
m1は、1~2000の整数であり、
n1は、0~2000の整数である。]
で表されるシリコーン化合物である、上記[1]~[5]のいずれか1項に記載の表面処理剤。
[7] 前記直鎖型シリコーンは、下記式(A3):
TIFF
2024074612000003.tif
38
98
[式中:

14
は、それぞれ独立して、C
1-12
アルキル基であり、

18
は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基、加水分解性基、又はC
1-12
アルキル基であり、

18
の少なくとも1つは、水素原子、水酸基、加水分解性基、又は二重結合含有基であり、
n3は、1~2000の整数である。]
で表されるシリコーン化合物である、上記[1]~[5]のいずれか1項に記載の表面処理剤。
[8] 前記反応性部位は、SiR

(式中、R

は、水素原子、水酸基、又は加水分解性基である。)で表される部分を有する、上記[1]~[7]のいずれか1項に記載の表面処理剤。
[9] 前記シルセスキオキサンは、下記式(B):
(R
21
SiO
1.5


(B)
[式中:
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できる表面処理剤が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の表面処理剤は、直鎖型シリコーン、及び反応性部位を有するシルセスキオキサン(以下、単に「シルセスキオキサン」ともいう。)を含む。
【0008】
シリコーン化合物は、表面処理剤として機能し、撥水撥油性を示すことが知られているが、単に触媒を添加しても十分な摩擦耐久性を得ることは困難であった。本開示の表面処理剤は、直鎖型シリコーンと、シルセスキオキサンを含むことにより、高い摩擦耐久性を有する表面処理層を形成できる。また、本開示の表面処理剤は、初期成膜性に優れている。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。尚、単に「有機基」と示す場合、1価の有機基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、例えば、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。3価以上の有機基も同様に、有機基から所定の数の水素原子を脱離させた基を意味する。
【0010】
(直鎖型シリコーン)
上記直鎖型シリコーンとは、直鎖のシロキサン骨格を有する化合物を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ベック株式会社
被覆材
2か月前
日本化薬株式会社
着色液
2か月前
ベック株式会社
水性被覆材
1か月前
ベック株式会社
水性被覆材
13日前
ぺんてる株式会社
焼成鉛筆芯
2か月前
日本化薬株式会社
着色分散液
27日前
日榮新化株式会社
粘着シート
1か月前
株式会社日本触媒
水性白色インク
2か月前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
1か月前
東邦化学工業株式会社
粘性調整剤
1か月前
株式会社日本触媒
酸化チタン分散体
2か月前
ぺんてる株式会社
水性インキ組成物
1か月前
株式会社リンテック21
接着具
16日前
田岡化学工業株式会社
段ボール用接着剤
2か月前
フジコピアン株式会社
修正用粘着テープ
15日前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
1か月前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
2か月前
フジコピアン株式会社
修正用粘着テープ
15日前
株式会社リコー
構造物の製造方法
20日前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
2か月前
DIC株式会社
粘着シート
8日前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
2か月前
大王製紙株式会社
粘着シート
2か月前
ニチバン株式会社
粘着テープ
2か月前
日東電工株式会社
粘着シート
2か月前
リンテック株式会社
粘着シート
2か月前
積水化学工業株式会社
ロール体
9日前
artience株式会社
ホットメルト接着剤
2日前
株式会社日本触媒
鉱石または石炭用水系分散体
2か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
26日前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
26日前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
26日前
ダイキン工業株式会社
撥剤
1か月前
ダイキン工業株式会社
撥水撥油剤
2か月前
ダイキン工業株式会社
撥水撥油剤
2か月前
DIC株式会社
導電性粘着シート
8日前
続きを見る