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公開番号2024074609
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185888
出願日2022-11-21
発明の名称表面処理剤
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C09K 3/18 20060101AFI20240524BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できる表面処理剤の提供。
【解決手段】シロキサン基含有シランカップリング化合物、反応性部位を有するシルセスキオキサン、及びホウ素化合物を含む表面処理剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
シロキサン基含有シランカップリング化合物、反応性部位を有するシルセスキオキサン、及びホウ素化合物を含む表面処理剤。
続きを表示(約 3,100 文字)【請求項2】
上記シロキサン基含有シランカップリング化合物は、下記式(1)又は(2):
JPEG
2024074609000013.jpg
22
88
[式中:

S1
は、各出現においてそれぞれ独立して、R

-R

-R


-であり;

S2
は、-O

-R

-R


-であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、2価の直鎖オルガノシロキサン基であり;


は、炭化水素基であり;


は、-SiR


-であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、炭化水素基であり;
pは、0又は1であり;
qは、それぞれ独立して、0又は1であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基、加水分解性基、又は1価の有機基が結合したSi原子を含む1価の基であり;
上記R

中には、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子が1つ以上存在し;


は、それぞれ独立して、単結合、酸素原子、又は2~10価の有機基であり;
αは、1~9の整数であり;
βは、1~9の整数であり;
γは、それぞれ独立して、1~9の整数である。]
で表される化合物である、請求項1に記載の表面処理剤。
【請求項3】


は、-(SiR


-O)

-であり、


は、各出現においてそれぞれ独立して、炭化水素基であり、
aは、2~1500である、
請求項2に記載の表面処理剤。
【請求項4】


は、下記式(S1)、(S2)、(S3)、(S4)、又は(S5):
JPEG
2024074609000014.jpg
75
88
[式中:

11
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、

12
は、それぞれ独立して、1価の有機基であり、
n1は、(SiR
11
n1

12
3-n1
)単位毎にそれぞれ独立して、0~3の整数であり、

11
は、それぞれ独立して、単結合又は2価の有機基であり、

13
は、それぞれ独立して、水素原子又は1価の有機基であり、
tは、それぞれ独立して、2以上の整数であり、

14
は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子又は-X
11
-SiR
11
n1

12
3-n1
であり、

15
は、それぞれ独立して、単結合、酸素原子、炭素数1~6のアルキレン基又は炭素数1~6のアルキレンオキシ基であり、

a1
は、それぞれ独立して、-Z

-SiR
21
p1

22
q1

23
r1
であり;


は、それぞれ独立して、2価の有機基であり、

21
は、それぞれ独立して、-Z
1’
-SiR
21’
p1’

22’
q1’

23’
r1’
であり;

22
は、それぞれ独立して、水酸基又は加水分解性基であり、

23
は、それぞれ独立して、1価の有機基であり、
p1は、それぞれ独立して、0~3の整数であり、
q1は、それぞれ独立して、0~3の整数であり、
r1は、それぞれ独立して、0~3の整数であり、

1’
は、それぞれ独立して、2価の有機基であり、
【請求項5】


は、各出現においてそれぞれ独立して、式(S2)、(S3)、(S4)、又は(S5)で表される基である、請求項4に記載の表面処理剤。
【請求項6】


は、各出現においてそれぞれ独立して、式(S3)、(S4)、又は(S5)で表される基である、請求項4に記載の表面処理剤物。
【請求項7】
α、β、及びγは、1である、請求項2~6のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項8】


は、単結合又は下記式:
-(R
51

p5
-(X
51

q5

[式中:

51
は、単結合、-(CH


s5
-又はo-、m-もしくはp-フェニレン基であり、
s5は、1~30の整数であり、

51
は、-(X
52

l5
-であり、

52
は、各出現においてそれぞれ独立して、-O-、-S-、o-、m-もしくはp-フェニレン基、-CO-、-C(O)O-、-CONR
54
-、-O-CONR
54
-、-NR
54
-及び-(CH


n5
-からなる群から選択される基であり、

54
は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、又は1価の有機基であり、
n5は、各出現においてそれぞれ独立して、1~30の整数であり、
l5は、1~10の整数であり、
p5は、0又は1であり、
q5は、0又は1であり、
ここに、p5及びq5の少なくとも一方は1であり、p5又はq5を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は任意である]
で表される2価の有機基である、請求項2~7のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項9】


は、それぞれ独立して、下記:
JPEG
2024074609000015.jpg
48
52
[式中、X

は、それぞれ独立して、単結合または2価の有機基である。]
で表される基である、請求項2~7のいずれか1項に記載の表面処理剤。
【請求項10】
前記反応性部位は、SiR

(式中、R

は、水素原子、水酸基、又は加水分解性基である。)で表される部分を有する、請求項1~9のいずれか1項に記載の表面処理剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表面処理剤に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
ある種のシリコーン化合物は、基材の表面処理に用いると、撥水撥油性を提供し得ることが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-121340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できる表面処理剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、下記の態様を含む。
[1]
シロキサン基含有シランカップリング化合物、反応性部位を有するシルセスキオキサン、及びホウ素化合物を含む表面処理剤。
[2]
上記シロキサン基含有シランカップリング化合物は、下記式(1)又は(2):
JPEG
2024074609000001.jpg
22
88
[式中:

S1
は、各出現においてそれぞれ独立して、R

-R

-R


-であり;

S2
は、-O

-R

-R


-であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、2価の直鎖オルガノシロキサン基であり;


は、炭化水素基であり;


は、-SiR


-であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、炭化水素基であり;
pは、0又は1であり;
qは、それぞれ独立して、0又は1であり;


は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基、加水分解性基、又は1価の有機基が結合したSi原子を含む1価の基であり;
上記R

中には、水酸基又は加水分解性基が結合したSi原子が1つ以上存在し;


は、それぞれ独立して、単結合、酸素原子、又は2~10価の有機基であり;
αは、1~9の整数であり;
βは、1~9の整数であり;
γは、それぞれ独立して、1~9の整数である。]
で表される化合物である、上記[1]に記載の表面処理剤。
[3]


は、-(SiR


-O)

-であり、


は、各出現においてそれぞれ独立して、炭化水素基であり、
aは、2~1500である、
上記[2]に記載の表面処理剤。
[4]

【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、摩擦耐久性に優れた表面処理層を形成できる表面処理剤が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本開示の表面処理剤は、シロキサン基含有シランカップリング化合物、反応性部位を有するシルセスキオキサン、及びホウ素化合物(以下、単に「シルセスキオキサン」ともいう。)、及びホウ素化合物を含む。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。尚、単に「有機基」と示す場合、1価の有機基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、例えば、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。3価以上の有機基も同様に、有機基から所定の数の水素原子を脱離させた基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から1個の水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい、
【0010】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、1個又はそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員のヘテロシクリル基、5~10員の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基及び5~10員のヘテロアリール基から選択される1個又はそれ以上の基が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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