TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024032499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022136179
出願日2022-08-29
発明の名称地盤改質材
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09K 17/06 20060101AFI20240305BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】適度な作業時間を確保することが可能で、かつ、良好な早期強度発現性を発揮できる地盤改質材を提供する。
【解決手段】カルシウムアルミネート粉末と、アルミナ成分が0.05~5質量%であり、シリカ成分が0.05~5質量%である水酸化カルシウム系粉末とを含む地盤改質材である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カルシウムアルミネート粉末と、アルミナ成分が0.05~5質量%であり、シリカ成分が0.05~5質量%である水酸化カルシウム系粉末とを含む地盤改質材。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記カルシウムアルミネートのガラス化率が70%以上である請求項1に記載の地盤改質剤。
【請求項3】
前記水酸化カルシウム系粉末の平均粒子径(D50)が5~150μmである請求項1又は2に記載の地盤改質剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤改質材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、軟弱な土壌や浚渫廃土等で構成される地盤上に、道路や建築物を構築する際に、これらの土壌等を地盤改良材で固化して、必要な支持力を確保する地盤改良工法が行われている。このような地盤改良材としては、例えば、カルシウムアルミネートを主成分とする速硬性材料を固化材とした地盤改良材が提案されている(特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-298553号公報
特開平7-292356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしこれらの地盤改良材は、土粒子と反応し、混練後、徐々に流動性が低下し、充分な作業時間が得られないことがあった。そこで、作業時間を長期化するためには、凝結遅延剤等の凝結調整剤の併用が必要となる。しかしながら、凝結調整剤の使用は、早期の強度発現性を損なうことが多かった。すなわち、適度な作業時間を確保することが可能で、かつ、良好な早期強度発現性を発揮できる地盤改良材があれば、効率的な作業性が得られるため、非常に有意である。
【0005】
以上から、本発明は、適度な作業時間を確保することが可能で、かつ、良好な早期強度発現性を発揮できる地盤改質材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は鋭意研究を行った結果、カルシウムアルミネート粉末と、特定の成分を含む水酸化カルシウム系粉末との組み合わせにより上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
【0007】
[1] カルシウムアルミネート粉末と、アルミナ成分が0.05~5.0質量%であり、シリカ成分が0.05~5.0質量%である水酸化カルシウム系粉末とを含む地盤改質材。
[2] 前記カルシウムアルミネートのガラス化率が70%以上である[1]に記載の地盤改質剤。
[3] 前記水酸化カルシウム系粉末の平均粒子径(D50)が5~150μmである[1]又は[2]に記載の地盤改質剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、適度な作業時間を確保することが可能で、かつ、良好な早期強度発現性を発揮できる地盤改質材を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について詳細に説明する。本明細書で使用する部や%は特に規定のない限り質量基準である。
【0010】
本実施形態の地盤改良材材料は、カルシウムアルミネート粉末と、アルミナ成分が0.1~3質量%であり、シリカ成が0.1~3質量%である水酸化カルシウム系粉末とを含む。所定割合のアルミナ成分及びシリカ成分のそれぞれが水酸化カルシウムのCaイオンと吸着することで水酸化カルシウム系粉末による瞬結性が抑えられ、適度な作業時間が得られやすくなると推測される。また、カルシウムアルミネート粉末と水酸化カルシウム系粉末により良好な早期強度発現性を発揮される。すなわち、本実施形態の地盤改良材材料により、二律背反的な関係にある適度な作業時間及び良好な早期強度発現性を両立することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
塗料組成物
2か月前
ベック株式会社
被覆材
1か月前
日本化薬株式会社
着色液
1か月前
ぺんてる株式会社
焼成鉛筆芯
22日前
日榮新化株式会社
粘着シート
1日前
株式会社日本触媒
水性白色インク
16日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
1日前
株式会社日本触媒
酸化チタン分散体
16日前
シャープ株式会社
蓄冷材
1か月前
ベック株式会社
硬化剤、及び水性被覆材
1か月前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
16日前
田岡化学工業株式会社
段ボール用接着剤
1か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性樹脂組成物
1日前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
16日前
株式会社ナノジャパン
塗料及び塗布方法
16日前
東ソー株式会社
岩盤固結用注入薬液組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
光硬化性粘着剤組成物
2か月前
デンカ株式会社
蛍光体
1か月前
ニチバン株式会社
粘着テープ
25日前
日東電工株式会社
粘着シート
25日前
大日本塗料株式会社
水性塗料組成物
1か月前
大王製紙株式会社
粘着シート
8日前
ユニマテック株式会社
コーティング剤
2か月前
辻製油株式会社
加熱変色抑制用組成物
2か月前
リンテック株式会社
粘着シート
22日前
ダイキン工業株式会社
撥水撥油剤
9日前
株式会社日本触媒
鉱石または石炭用水系分散体
1か月前
ダイキン工業株式会社
撥水撥油剤
9日前
日榮新化株式会社
粘着シート及びその使用方法
1か月前
デンカ株式会社
地盤改質材
1か月前
東邦化学工業株式会社
農業用フィルム用防曇剤
1か月前
ダイキン工業株式会社
表面処理剤
2か月前
株式会社エフコンサルタント
コーティング方法
3か月前
ぺんてる株式会社
ボールペン用水性インキ組成物
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
1か月前
日東電工株式会社
粘着シート
24日前
続きを見る