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公開番号2024046520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151954
出願日2022-09-22
発明の名称水性絵具組成物
出願人株式会社サクラクレパス
代理人個人,個人
主分類C09D 101/08 20060101AFI20240327BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】彩度が高く、かつ、高い被覆力を有する水性絵具を提供することを課題とする。
【解決手段】着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、水と、を含有する水性絵具組成物であって、前記体質顔料は、粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムを含み、前記粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムは、前記水性絵具組成物に対して22質量%以上44質量%以下含有される、水性絵具組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
着色顔料と、
体質顔料と、
水溶性樹脂と、
水と、を含有する水性絵具組成物であって、
前記体質顔料は、粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムを含み、
前記粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムは、前記水性絵具組成物に対して22質量%以上44質量%以下含有される、
水性絵具組成物。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記水溶性樹脂が、セルロース系樹脂であり、
前記セルロース系樹脂は、前記水性絵具組成物に対して、0.4質量%以上0.6質量%以下含有される、
請求項1に記載の水性絵具組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水性絵具組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、湿潤剤と、水とを含む水性絵具組成物が知られている。例えば特許文献1には、体質顔料として第1の体質顔料と第2の体質顔料とを含み、第1の体質顔料が特定の形状および大きさの炭酸カルシウム粒子であり、第2の体質顔料がケイ酸アルミニウムであるものが開示されている。特許文献1には、特許文献1に開示される水性絵具組成物は、蛍光顔料のようにそれ自体では被覆力の乏しい蛍光顔料を配合した絵具においても高い被覆力を有するものが得られることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-72988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高い被覆力を有する水性絵具組成物が望まれている。また、特許文献1に開示されるように、体質顔料が被覆力に影響することが知られている。しかしながら、被覆力を上げるために体質顔料の添加量を増やすと、発色性が損なわれ、彩度の高い塗膜が得られないことがある。
【0005】
そこで本発明は、彩度が高く、かつ、高い被覆力を有する水性絵具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる水性絵具組成物は、着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、水と、を含有する。前記体質顔料は、粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムを含む。前記粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムは、前記水性絵具組成物に対して、22質量%以上44質量%以下含有される。
【0007】
水性絵具のうち、一般にアクリルガッシュと称される不透明な絵具がある。アクリルガッシュは、アクリル樹脂等の樹脂成分と顔料とを含み、顔料が描画面を被覆することによって不透明な塗膜が得られる。アクリルガッシュは、不透明度が高い、すなわち被覆力が高いことが望ましい。従来、体質顔料が絵具の被覆力に影響することが知られており、体質顔料を増量することによって高い被覆力が得られると考えられた。しかしながら、体質顔料の添加量を増やすと塗膜の彩度が低下する傾向があることが判明してきた。そこで、彩度の低下を抑制しながら、充分な被覆力を有する水性絵具組成物を構成することが検討された。そして、体質顔料の中でも、特定の組成および粒子の大きさを有するものを採用し、かかる体質顔料を水性絵具組成物中に特定範囲の割合で含む水性絵具組成物によれば、高い被覆力を有するとともに、彩度の高い水性絵具が得られることが見出された。
【0008】
本開示にかかる水性絵具組成物は、前記水溶性樹脂がセルロース系樹脂であり、前記セルロース系樹脂は、前記水性絵具組成物に対して0.1質量%以上3.0質量%以下含有されてよい。この範囲であれば、高い被覆力と高い彩度とをより確実に得ることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の水性絵具組成物によれば、彩度が高く、かつ、高い被覆力を有する水性絵具を提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示にかかる水性絵具組成物の実施の形態を説明する。本開示にかかる水性絵具組成物は、着色顔料と、体質顔料と、水溶性樹脂と、水と、を含有する。本開示にかかる水性絵具組成物は、体質顔料が、粒子径が0.3μm以上0.4μm以下である炭酸カルシウムを含み、この炭酸カルシウムは水性絵具組成物に対して22質量%以上44質量%以下含有されることを特徴とする。まず、本開示にかかる水性絵具組成物を構成する成分の詳細を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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