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公開番号2024093103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209262
出願日2022-12-27
発明の名称絵画の作製方法
出願人シヤチハタ株式会社
代理人
主分類C09D 11/16 20140101AFI20240702BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】下絵を水性インキで上塗りした際に、水性インキが弾かず下絵上に塗着するとともに、当該下絵の白色がベースとなり、下絵の色彩がパステル調に変化したように見える絵画の作製方法を提供する
【解決手段】ロジン系樹脂と、ロジン系樹脂を可溶する有機溶剤と、酸化チタンと、を少なくとも配合させてなる白色油性インキを用いて下絵を作製し、前記下絵の全部又は一部を水性インキで上塗りすることを特徴とする絵画の作製方法。前記ロジン系樹脂がロジン変性マレイン酸樹脂であることを特徴とする絵画の作製方法。前記下絵を捺印により作製することを特徴とする絵画の作製方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ロジン系樹脂と、ロジン系樹脂を可溶する有機溶剤と、酸化チタンと、を少なくとも配合させてなる白色油性インキを用いて下絵を作製し、前記下絵の全部又は一部を水性インキで上塗りすることを特徴とする絵画の作製方法。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記ロジン系樹脂がロジン変性マレイン酸樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の絵画の作製方法。
【請求項3】
前記下絵を捺印により作製することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の絵画の作製方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、白色油性インキを用いて作製した下絵を水性インキで上塗りした際に、水性インキが弾かず下絵上に塗着するとともに、当該下絵の白色がベースとなり、下絵の色彩がパステル調に変化したように見える絵画の作製方法に関するものである。ここで絵画とは、物体の形象、情景又は無形の物を平面に描き出したものをいう。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、白色顔料を固形ワックスで練り固めたクレヨン等を用いて作製した下絵を、水性インキで上塗りした際に、水性インキが弾くことにより下絵が浮かび上がるように見える絵画の作製方法(はじき絵)はよく知られている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
株式会社小学館 HoiClue はじき絵 絵の具とクレヨンで楽しむお絵描き遊び [2022年11月28日検索]インターネット <URL:https://hoiclue.jp/500122976.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
下絵を水性インキで上塗りした際に水性インキが弾く場合は、下絵の色がそのまま浮かび上がるため、下絵の色彩に変化を与えることができない。下絵が白色の場合、白色がそのまま浮かび上がることとなる。
しかし、昨今のアート市場活況により、多種多彩な絵画作製方法のニーズがあり、中でも、白色の下絵を水性インキで上塗りした際に、下絵の色彩が白色以外の色に変化したように見える絵画を作製したいとする要望がある。
そこで本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、下絵を水性インキで上塗りした際に、水性インキが弾かず下絵上に塗着するとともに、当該下絵の白色がベースとなり、下絵の色彩がパステル調に変化したように見える絵画の作製方法を提供することを目的としている。ここでいうパステル調とは、原色のような明確な色彩ではなく、パステルに使われるような中間色の色彩であって、白色が混ざったような淡い色彩を指す。また塗着とは、塗り着けられた水性インキが、下絵の表面に乾燥付着することを意味する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた第1の発明の絵画の作製方法は、ロジン系樹脂と、ロジン系樹脂を可溶する有機溶剤と、酸化チタンと、を少なくとも配合させてなる白色油性インキを用いて下絵を作製し、前記下絵の全部又は一部を水性インキで上塗りすることを特徴とする。
【0006】
第2の発明は、前記ロジン系樹脂がロジン変性マレイン酸樹脂であることを特徴とする第1の発明に記載の絵画の作製方法である。
【0007】
第3の発明は、前記下絵を捺印により作製することを特徴とする第1の発明又は第2の発明に記載の絵画の作製方法である。
【発明の効果】
【0008】
第1の発明は、ロジン系樹脂と、ロジン系樹脂を可溶する有機溶剤と、酸化チタンと、を少なくとも配合させてなる白色油性インキを用いて下絵を作製し、前記下絵の全部又は一部を水性インキで上塗りするため、下絵を水性インキで上塗りした際に、水性インキが弾かず下絵上に塗着するとともに、当該下絵の白色がベースとなり、下絵の色彩がパステル調に変化したように見える絵画を作製できる。
【0009】
第2の発明は、前記ロジン系樹脂がロジン変性マレイン酸樹脂であるため、下絵を水性インキで上塗りした際に、水性インキが弾かず下絵上に塗着するとともに、当該下絵の白色がベースとなり、下絵の色彩がパステル調に変化したように見える絵画を、より顕著に作製できる。
【0010】
第3の発明は、前記下絵を捺印により作製する。予め下絵の絵柄を印面として作製したゴム印や浸透印を使用し、捺印により当該下絵を作製すると、使用者所望の下絵を何度でも容易に作製することができ有用である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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