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公開番号2024142680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054927
出願日2023-03-30
発明の名称水性被覆材
出願人ベック株式会社
代理人
主分類C09D 143/04 20060101AFI20241003BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】常温硬化性に優れ、耐割れ性、さらには耐候性等において優れた性能を発揮することができる水性被覆材を提供する。
【解決手段】本発明の水性被覆材は、樹脂固形分中のシリカ残量比率が1~40重量%、ガラス転移温度が15℃以下であるアクリルシリコン樹脂エマルション(A)、顔料(B)、顔料分散剤(C)、及び、エーテルまたはエステル溶剤(D)を含み、前記エーテルまたはエステル溶剤(D)は、水への溶解度が1g/100gH2O超のエーテルまたはエステル溶剤(D1)、及び/または水への溶解度が1g/100gH2O以下のエーテルまたはエステル溶剤(D2)を含むことを特徴とする。
【選択図】なし



特許請求の範囲【請求項1】
樹脂エマルションを含む水性被覆材であって、
樹脂固形分中のシリカ残量比率が1~40重量%、ガラス転移温度が15℃以下であるアクリルシリコン樹脂エマルション(A)、顔料(B)、顔料分散剤(C)、及び、エーテルまたはエステル溶剤(D)を含み、
前記エーテルまたはエステル溶剤(D)は、
水への溶解度が1g/100gH

O超のエーテルまたはエステル溶剤(D1)、及び/または水への溶解度が1g/100gH

O以下のエーテルまたはエステル溶剤(D2)を含むことを特徴とする水性被覆材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な水性被覆材に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物、土木構造物等には、被覆材による表面仕上げが施されている。このような被覆材は、各種色彩や光沢等による美観性を付与するとともに、風雨や直射日光等から基材を保護する役割も担っているため、耐候性において優れた性能を発揮することが求められる。近年では、無公害性や安全性を考慮し、樹脂エマルションをバインダーとする水性被覆材の使用が多くなっている。
【0003】
水性被覆材における耐候性を高める手段の一つとして、バインダーとしてアクリルシリコン樹脂エマルションを採用することが知られている。例えば、特許文献1(特開平8-12930号公報)には、特定のケイ素含有量、酸価、水酸基価を有する樹脂エマルションと、その架橋剤、及び顔料等を含有する水性被覆材について記載されている。
【0004】
ところで、建築物、土木構造物等に適用する水性被覆材は、屋外で塗装作業が行われるため、概ね5~40℃程度の温度範囲で成膜・硬化する性能(常温硬化性)が求められる。しかし、上記特許文献では、このような常温硬化性についての考慮が十分ではなく、常温下で塗装を行った場合、塗膜に割れ等が生じたり、塗膜の耐候性等が不十分となったりするおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-12930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、常温硬化性に優れ、耐割れ性、さらには耐候性等において優れた性能を発揮することができる水性被覆材を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、特定のシリカ残量比率とガラス転移温度を有するアクリルシリコン樹脂エマルション、顔料、顔料分散剤、及び特定の溶剤を含む水性被覆材に想到し、本発明を完成させるに到った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.樹脂エマルションを含む水性被覆材であって、
樹脂固形分中のシリカ残量比率が1~40重量%、ガラス転移温度が15℃以下であるアクリルシリコン樹脂エマルション(A)、顔料(B)、顔料分散剤(C)、及び、エーテルまたはエステル溶剤(D)を含み、
前記エーテルまたはエステル溶剤(D)は、
水への溶解度が1g/100gH

O超のエーテルまたはエステル溶剤(D1)、及び/または水への溶解度が1g/100gH

O以下のエーテルまたはエステル溶剤(D2)を含むことを特徴とする水性被覆材。
【発明の効果】
【0009】
本発明の水性被覆材は、常温硬化性に優れ、耐割れ性、さらには耐候性等において優れた性能を発揮することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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