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公開番号
2024136952
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-04
出願番号
2023048266
出願日
2023-03-24
発明の名称
組成物
出願人
かどや製油株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09K
15/08 20060101AFI20240927BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】ゴマ油由来の白土油滓から、高濃度のリグナン類を含有する抽出物を効率的に製造する方法を提供し、そのリグナン類を含有する抽出物に褐変成分が含まれ、強い抗酸化性をもつ組成物を提供できるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明は、ゴマ油由来の白土油滓と無極性溶媒とを混合し、その後濾過した瀘液から無極性溶媒を除去して得た第1のリグナン類抽出物を含み、第1のリグナン類抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ゴマ油由来の白土油滓と無極性溶媒とを混合し、その後濾過した瀘液から前記無極性溶媒を除去して得た第1のリグナン類抽出物を含み、前記第1のリグナン類抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする組成物。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記濾過による残渣とアルコールとを混合し、その後濾過した瀘液から前記アルコールを除去して得た第2のリグナン類抽出物を含み、前記第2のリグナン類抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
ゴマ油由来の白土油滓とアルコールとを混合し、その後濾過した濾液から前記アルコールを除去して得た第3のリグナン類抽出物を含み、前記第3のリグナン類抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする組成物。
【請求項4】
前記白土油滓が、焙煎ゴマ油由来の白土油滓であり、
前記第1のリグナン類抽出物が、セサモール、セサミノール、セサミン、エピセサミン、セサモリンのいずれか又は全てを含み、
前記第1のリグナン類抽出物が抗酸化能を有しており、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が60~70mg/mlである
ことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記白土油滓が、精製ゴマ油由来の白土油滓であり、
前記第1のリグナン類抽出物が、セサモール、セサミノール、セサミン、エピセサミン、セサモリンのいずれか又は全てを含み、
前記第1のリグナン類抽出物が抗酸化能を有しており、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が190~800mg/mlである
ことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記白土油滓が、焙煎ゴマ油由来の白土油滓であり、
前記第2のリグナン類抽出物が、セサモール、セサミノール、セサミン、エピセサミン、セサモリンのいずれか又は全てを含み、
前記第2のリグナン類抽出物が抗酸化能を有しており、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が4mg/ml以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の組成物。
【請求項7】
前記白土油滓が、精製ゴマ油由来の白土油滓であり、
前記第2のリグナン類抽出物が、セサモール、セサミノール、セサミン、エピセサミン、セサモリンのいずれか又は全てを含み、
前記第2のリグナン類抽出物が抗酸化能を有しており、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が4mg/ml以下である
ことを特徴とする請求項2に記載の組成物。
【請求項8】
前記白土油滓が、焙煎ゴマ油由来の白土油滓であり、
前記第3のリグナン類抽出物が、セサモール、セサミノール、セサミン、エピセサミン、セサモリンのいずれか又は全てを含み、
前記第3のリグナン類抽出物が抗酸化能を有しており、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が25mg/ml以下である
ことを特徴とする請求項3に記載の組成物。
【請求項9】
前記白土油滓が、精製ゴマ油由来の白土油滓であり、
前記第3のリグナン類抽出物が、セサモール、セサミノール、セサミン、エピセサミン、セサモリンのいずれか又は全てを含み、
前記第3のリグナン類抽出物が抗酸化能を有しており、DPPHによるラジカル消去活性評価法でDPPHラジカル消去率50%を示す値が10mg/ml以下である
ことを特徴とする請求項3に記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リグナン類抽出物を含有する組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
リグナンとは、植物に含まれている化合物群(C
6
-C
3
のフェニルプロパン類)の一種で、p-ヒドロキシフェニルプロパン単位の酸化的カップリングにより生成した低分子化合物群である。
【0003】
ゴマ種子には、リグナンの一種であるゴマリグナンが含まれており、その主要な成分として、セサミン、セサモリン、セサモール、セサミノールなどを挙げることができる。例えば、セサミノールには、強力な抗酸化活性、抗動脈硬化作用、抗ガン作用などがあり、セサミノールをはじめとするゴマ種子に含まれているリグナンについては、健康食品、医薬品、化粧品などへの利用が期待されている。
【0004】
特許文献1には、ゴマ種子の粉砕物、脱脂粕から、セサミノールを含む含有物を製造する製造方法が開示されている。一般に、セサミノールはゴマ種子中では、セサミノールに糖が結合した配糖体(セサミノール配糖体)として含まれている。そのため、セサミノールをゴマ種子から抽出するためには、特許文献1に開示されているように、配糖体の糖鎖を切断して、セサミノールを分離する方法が取られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平6-169784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、ゴマ種子由来のゴマ油、ゴマ種子には、強い抗酸化性があり、酸化安定性が高いことが知られている。高い酸化安定性が何に由来するものであるか明らかにされていないが、ゴマ種子由来のゴマ油、ゴマ種子の粉砕物などには何かしらの褐変成分が含まれており、その褐変成分が抗酸化性に関与している。
【0007】
ところで、ゴマ種子だけでなく、例えばゴマ油の製造過程におけるゴマ油の脱色処理で利用された白土油滓にもリグナンが豊富に含まれていることが考えられているが、これまで白土油滓からリグナンを製造する方法は見当たらない。
【0008】
そこで、本発明は、ゴマ油由来の白土油滓から、高濃度のリグナン類含有物を効率的に製造する方法を提供し、そのリグナン類含有物に褐変成分が含まれ、強い抗酸化性をもつ組成物を提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するために、本発明は、ゴマ油由来の白土油滓と無極性溶媒とを混合し、その後濾過した瀘液から無極性溶媒を除去して得た第1のリグナン類抽出物を含み、第1のリグナン類抽出物が褐変成分を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ゴマ油由来の白土油滓から高濃度のリグナン類含有物を効率的に製造する方法を提供し、そのリグナン類含有物に褐変成分が含まれ、強い抗酸化性をもつ組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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