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公開番号2024132135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042813
出願日2023-03-17
発明の名称ペンホルダー
出願人株式会社タイショウ
代理人個人
主分類B05B 7/02 20060101AFI20240920BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】 穂先と噴射口の距離を一定にして塗装することができるペンホルダーを提供する。
【解決手段】 末端の供給口6からエアーの供給を受けて内部に収納するカラーペンPの穂先を通じて先端の噴射口40から霧状に塗料を噴霧するペンホルダー1であって、前記ペンホルダー1は一方が筒体の外面に、他方が筒体の内面にねじ部20、30が形成されることで伸縮自在に螺合する第一筒部材2と第二筒部材3とを有し、前記第一筒部材2の末端に内部空間7に連通する供給口6と、前記供給口6付近の内部空間7において軸中心側から外面側に向けて傾斜する傾斜部22bを有する末端支持部21と、第二筒部材3の内部空間7に収納されて前記カラーペンPを支持するペン先ホルダー部材5を有することを特徴とするものである。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
末端の供給口からエアーの供給を受け、内部に収納するカラーペンの穂先を通じて先端の噴射口から霧状に塗料を噴霧するペンホルダーであって、
前記ペンホルダーは一方が筒体の外面に、他方が筒体の内面にねじ部が形成されることで伸縮自在に螺合する第一筒部材と第二筒部材とを有し、
前記第一筒部材の末端に内部空間に連通する供給口と、前記供給口付近の内部空間において軸中心側から外面側に向けて傾斜する傾斜部を有する末端支持部と、前記第二筒部材の内部空間に収納されて前記カラーペンを支持するペン先ホルダー部材を有することを特徴とするペンホルダー。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
末端支持部は、内部空間で放射状に複数突出する押えリブであって、供給口の内径に沿って長手方向に延長する水平部と、前記水平部の先端側から連続する傾斜部とを有し、複数の支持リブの間に空隙を有することを特徴とする請求項1に記載のペンホルダー。
【請求項3】
円筒状のペン先ホルダー部材は、一方端から他方端付近まで軸中心側に向けて突出する受けリブを有し、
第二筒部材は、先端に噴出口を有するペン先キャップと接続し、
前記第二筒部材若しくは前記ペン先キャップの内部空間に前記ペン先ホルダー部材の先端側を係止する係止部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のペンホルダー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気供給体からエアーの供給により塗料を噴霧させる塗装器具であるペンホルダーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
塗料を霧状にして噴射させプラモデルや自動車等に塗装するエアブラシなどは公知である。たとえば、カラーペンを収容したペンホルダーの供給口にエアボンベ等による圧縮空気を流入し、塗料を備えたカラーペンの穂先に圧縮空気を噴射することによって塗料を噴射口から噴霧させるペンホルダー(特許文献1)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開第2000-79360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カラーペンを使ってエアーで塗料を噴出する場合、エアーの流路に穂先が正確に位置しなければならず、穂先の位置がずれると塗料の噴霧が不完全となる。そのため、使用するカラーペンを正確に支持する必要があり、汎用的にカラーペンを用いる場合、その長さに応じて確実に支持するものが求められていた。しかしながら、上記特許文献のペンホルダーは、外円筒部材と内円筒部材の嵌合によって、その中空空間にカラーペンを着脱自在に収納するが、使用中は、エアボンベからの噴射された空気によって円筒部材が移動したり、その穂先と噴射口が離隔してしまい正確な噴出ができなくなったり、ひいては円筒部材が脱落することがあった。したがって、本発明は、かかる問題に対してカラーペンを収納し、穂先の位置を正確に位置させて安定的な噴出が可能とするペンホルダーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題に鑑み、末端の供給口からエアーの供給を受け、内部に収納するカラーペンの穂先を通じて先端の噴射口から霧状に塗料を噴霧するペンホルダーであって、前記ペンホルダーは一方が筒体の外面に、他方が筒体の内面にねじ部が形成されることで伸縮自在に螺合する第一筒部材と第二筒部材とを有し、前記第一筒部材の末端に内部空間に連通する供給口と、前記供給口付近の内部空間において軸中心側から外面側に向けて傾斜する傾斜部を有する末端支持部と、前記第二筒部材の内部空間に収納されて前記カラーペンを支持するペン先ホルダー部材を有することを特徴とするものである。
【0006】
また、上述した構成に加え、末端支持部は、内部空間で放射状に複数突出する押えリブであって、供給口の内径に沿って長手方向に延長する水平部と、前記水平部の先端側から連続する傾斜部とを有し、複数の支持リブの間に空隙を有することが好ましい。
【0007】
また、上述した構成に加え、円筒状のペン先ホルダー部材は、一方端から他方端付近まで軸中心側に向けて突出する受けリブを有し、 第二筒部材は、先端に噴出口を有するペン先キャップと接続し、前記第二筒部材若しくは前記ペン先キャップの内部空間に前記ペン先ホルダー部材の先端側を係止する係止部を有することを特徴とすることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の記載によれば、カラーペンの長手方向長さに応じて支持することを可能とし、脱落の心配もなく続けて使用することができ、安定的な支持が可能になる。傾斜部を有する内部空間の末端支持部により内部にカラーペンを入れた状態で内筒部材と外筒部材とを螺合させるとカラーペンの末端を軸中心に誘導しつつ締め付けて支持することが可能になる。さらにカラーペンの先端側をペン先ホルダー部材で支持することで、内部に空気を供給した状態であってもカラーペンを正確に支持することができ、安定的な塗料の噴霧が可能になる。
【0009】
請求項2の記載によれば、末端支持部が複数の押えリブから形成され、水平部の軸中心側が供給口の開口面の外縁に沿って長手方向に形成されることで供給されたエアーが直接内部空間に流入し、押えリブ間に空隙が形成されることでカラーペンを支持したとしてもカラーペンの外側に沿ってエアーが流通することができ、流路を阻害せずに安定的な噴霧を可能としている。
【0010】
請求項3の記載によれば、カラーペンの先端側を適切に支持することができ、さらにカラーペンを正確に支持して安定的な塗料の噴霧が可能になる。つまり、ペン先ホルダー部材の一方端から他方端にかけて全体的に軸中心へ突出する受けリブを有することでカラーペンの先端側で安定的に支持し、空気の供給によりカラーペンの穂先や先端側が位置ずれしないようにすることができる。また、穂先を、噴射口の末端側の開口縁からペン先ホルダー部材の先端側の一端面までの軸心方向の距離の間に配することによって、ぼかしたりグラデーションを施すなどの塗装が可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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