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公開番号
2024120271
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023026945
出願日
2023-02-24
発明の名称
液体吐出ヘッド、液体吐出装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B05C
5/00 20060101AFI20240829BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】安定したインク吐出量を継続的に維持できる液体吐出ヘッドを提供すること。
【解決手段】本発明にかかる液体吐出ヘッドは、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口を開閉する開閉弁と、を備える液体吐出ヘッドであって、前記開閉弁31は、前記吐出口に当接し前記吐出口を閉鎖する弾性部材と、備え、弾性部材は、多孔質樹脂であることを特徴とする。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出する吐出口を有する吐出口形成部材と、
前記吐出口形成部材と当接する位置と離間する位置とに移動可能であり、前記吐出口を開閉する開閉弁と、を備え、
前記開閉弁は、前記吐出口形成部材に当接し前記吐出口を閉鎖する弾性部材を有し、
前記弾性部材は多孔質樹脂であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記多孔質樹脂に含まれる複数の孔は、独立孔を含む
ことを特徴とする請求項1の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記開閉弁は、前記多孔質樹脂と接合され、前記多孔質樹脂を支持する芯材を備え、
前記複数の孔は、前記芯材との接合面に開口する開口孔を含み、
前記開口孔の少なくとも一部に接着性樹脂が充填される
ことを特徴とする請求項2の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記開口孔の深さは、前記開口孔の前記接合面における開口直径よりも大きい
ことを特徴とする請求項3の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記多孔質樹脂は、
前記多孔質樹脂の母体樹脂に対する前記孔の体積占有率が、
前記開閉弁の移動する方向に垂直な方向において、前記吐出口の中心に対応する中心部から前記弾性部材の外周方向に向かって上昇する分布を有する
ことを特徴とする請求項1の液体突出ヘッド。
【請求項6】
前記中心部の前記孔の径は、前記開閉弁の移動する方向に垂直な方向において、前記弾性部材の外周側の前記孔の径よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記中心部における前記多孔質樹脂の単位体積あたりの前記孔の数は、前記開閉弁の移動する方向に垂直な方向において、前記弾性部材の外周側における前記多孔質樹脂の単位体積あたりの前記孔の数より少ないことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項1~請求項7に記載の液体吐出ヘッドと
前記液体吐出ヘッドを保持する手段と、
を有する液体吐出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、液体を吐出する吐出口に向けて、移動可能に形成された弁体を押圧することにより液体の吐出を制御する液体吐出ヘッドにおいて、弁体の吐出口に対向する位置に凹部が配置され、弁体の先端部は弾性樹脂で構成されている液体吐出ヘッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-023177号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
安定したインク吐出量を継続的に維持できる液体吐出ヘッドを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかる液体吐出ヘッドは、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口を開閉する開閉弁と、を備える液体吐出ヘッドであって、前記開閉弁31は、前記吐出口に当接し前記吐出口を閉鎖する弾性部材と、を備え、弾性部材は、多孔質樹脂であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、安定したインク吐出量を継続的に維持できる液体吐出ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る液体吐出ヘッドの外観説明図である。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの全体断面図である。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの加熱手段との位置関係を示す説明図である。
(a)液体吐出モジュールの断面図、(b)要部拡大図である。
開閉弁とノズル板について説明する図である。
開閉弁の変位量Xの方向およびインクの吐出流量の模擬図である。
開閉弁位置と吐出流量の実験結果を示す図である。
開閉弁先端とノズル板とのギャップ量について説明する図である。
比較例の開閉弁先端構造について説明する図である。
(a)第1の実施形態を説明する図である(b)押圧状態を示す図である。
開閉弁の弾性率を評価する手段について説明する図である。
第1の実施形態と比較例との弾性率について比較した図である。
第2の実施形態の模式図である。
圧縮永久歪の評価手段を説明する図である。
第2の実施形態の圧縮永久歪を評価した結果である。
第2の実施形態と比較例との材料変形の応答速度を比較した図である。
多孔質樹脂を観察した顕微鏡写真である。
第3の実施形態を模式的に示した図である。
接着力を測定する手段を説明する図である。
第4の実施形態について説明する図である。
開閉弁先端形状の課題について説明する図である。
第5の実施形態を模式的に示す図である。
ノズル板の傾斜に対する追従性を評価する手段について説明する図である。
リークテストの結果を示す図である。
第6の実施形態を模式的に示した図である。
多孔質樹脂の製造方法について説明する図である。
第7の実施形態(a)液体吐出装置の側面図(b)平面図である。
第8の実施形態の構成図である。
自動車に対する液体吐出装置の配置例を示す説明図である
自動車に対する液体吐出装置の他の配置例を示す説明図である
(a)球面に画像をプリントした場合(b)球面に四角形をプリントした場合(c)球面に四角形を連続してプリントした場合の説明図である。
第9の実施形態である電極製造装置を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
(第1の実施形態)
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る液体吐出ヘッド10の外観説明図である。図1(a)は、液体吐出ヘッド10の全体斜視図、図1(b)は、同ヘッドの全体側面図である。本実施形態に係る液体吐出ヘッド10は、液体としてのインクを吐出する。
(【0011】以降は省略されています)
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