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公開番号
2024114244
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023019887
出願日
2023-02-13
発明の名称
噴霧器
出願人
エステー株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
B05B
17/06 20060101AFI20240816BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】液漏れを防止することができる噴霧器を提供する。
【解決手段】噴霧器10は、薬液Lを収容したボトル本体12と、ボトル本体12の上端にある開口部12eからボトル本体12内に挿通されて薬液Lに浸漬された吸液芯14と、吸液芯14の上端14aに接触する噴霧孔18cを有し、吸液芯14によって吸い上げられた薬液Lを噴霧孔を介して噴霧するピエゾ素子18と、ピエゾ素子18を保持して開口部12eに装着される噴霧キャップ16と、ピエゾ素子18により吸液芯14側に噴霧された薬液Lを受けてボトル本体12へ戻すための中間部24と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を収容した容器と、
前記容器の上端にある開口部から前記容器内に挿通されて液体に浸漬された吸液芯と、
前記吸液芯の上端に接触して配置される噴霧孔を有し、前記吸液芯によって吸い上げられた液体を前記噴霧孔を介して噴霧するピエゾ素子と、
前記ピエゾ素子を保持して前記開口部に装着される保持部材と、
前記ピエゾ素子により前記吸液芯側に噴霧された液体を受けて前記容器へ戻すための液回収部と、
を有する噴霧器。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記液回収部は、前記ピエゾ素子により前記吸液芯側に噴霧された液体を受ける下方に凹んだ受部と、前記受部を貫通して前記容器内に連通した貫通孔と、を有する、
請求項1に記載の噴霧器。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記吸液芯を挿通する挿通孔である、
請求項2に記載の噴霧器。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記挿通孔とは別の通気孔である、
請求項3に記載の噴霧器。
【請求項5】
前記受部は、その周縁部から前記挿通孔に向けて下方に傾斜した液受面を有する、
請求項3に記載の噴霧器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、ピエゾ素子を用いて液体を噴霧する噴霧器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、液体を霧状にして噴霧する噴霧器として、例えば、特許文献1に開示された装置が知られている。特許文献1の噴霧器は、ボトル内の液体を吸液部材によって吸い上げて、ピエゾ素子により霧状にして噴霧する。
【0003】
ピエゾ素子は、複数の噴霧孔を有するメッシュと圧電セラミックを一体に有する。ボトル内の液体は、メッシュに接触した吸液部材を介して複数の噴霧孔の一端側から供給される。そして、圧電セラミックに電圧を与えることにより、メッシュを振動させて、複数の噴霧孔に供給された液体を噴霧孔の他端(吸液部材が接触した端部と反対側の端部)側から噴霧させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2015-520665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の噴霧器において、吸液部材とピエゾ素子の間に隙間を生じて接触不良を起こすと、ピエゾ素子の裏側、すなわち吸液部材が接触する側から液体が噴霧されてしまう場合がある。この場合、ピエゾ素子の裏側から噴霧された液体がボトルとピエゾ素子の間の隙間を介してボトルの外面を伝って流れ落ち、ボトルの周辺部を汚してしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、液漏れを防止することができる噴霧器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の噴霧器の一態様は、液体を収容した容器と、容器の上端にある開口部から容器内に挿通されて液体に浸漬された吸液芯と、吸液芯の上端に接触して配置される噴霧孔を有し、吸液芯によって吸い上げられた液体を噴霧孔を介して噴霧するピエゾ素子と、ピエゾ素子を保持して開口部に装着される保持部材と、ピエゾ素子により吸液芯側に噴霧された液体を受けて容器へ戻すための液回収部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、液漏れを防止することができる噴霧器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る噴霧器を示す概略図である。
図2は、図1の薬液ボトルを示す斜視図である。
図3は、図1の本体装置の要部を示す斜視図である。
図4は、図2の薬液ボトルの使用方法を説明するための図である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る噴霧器の薬液ボトルの要部を示す概略図である。
図6は、図5の薬液ボトルを矢印F6方向から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る噴霧器10は、本体装置2と薬液ボトル4を有する。
図1及び図2に示すように、薬液ボトル4は、ボトル本体12と、吸液芯14と、噴霧キャップ16と、ピエゾ素子18と、を有する。ボトル本体12は、容器として機能する。
(【0011】以降は省略されています)
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