TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024089410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204756
出願日2022-12-21
発明の名称塗装用ハケ
出願人個人,個人
代理人個人,個人,個人
主分類B05C 17/00 20060101AFI20240626BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ハケ頭部の角度を変更する際に、手に塗料が付着することを抑制し得る塗装用ハケを提案する。
【解決手段】毛束部31を有するハケ頭部3と、長手方向へ相対移動可能に対設された一対の長尺板状部材11,11を有する把手部2と、一対の長尺板状部材11,11を可動状態と固定状態とに変換する雄螺子16およびナット17とを備え、可動状態で一対の長尺板状部材11,11を長手方向へ相対移動させることによって、ハケ頭部3を左右へ傾動させるものである。かかる構成によれば、ハケ頭部3に手を触れること無く、ハケ頭部3の傾斜角度を変更できる。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
長尺板状の把手部と、塗料を塗る毛束部が設けられたハケ頭部とを備え、該把手部の先端部に該ハケ頭部が傾動可能に設けられた塗装用ハケであって、
前記把手部は、
長手方向へ相対移動可能に対設され、各先端部が所定間隔をおいて並列された一対の支軸を介して前記ハケ頭部に夫々枢結された一対の長尺板状部材と、
前記一対の長尺板状部材を連結し、相対移動可能な可動状態と相対移動不能な固定状態とに変換する連結変換手段と
を備え、
前記連結変換手段により前記一対の長尺板状部材を可動状態として、該一対の長尺板状部材を長手方向へ相対移動させることによってハケ頭部を傾動させる一方、該連結変換手段により前記一対の長尺板状部材を固定状態とすることによって、ハケ頭部を把手部に対して所望の傾動位置で固定させるものであることを特徴とする塗装用ハケ。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
連結変換手段は、
一対の長尺板状部材に対向状に夫々開口形成された貫通孔に挿通された雄螺子と、該雄螺子に螺合されるナットとを備え、雄螺子とナットとを緊締することにより固定状態とする一方、該緊締の解除により可動状態とするものであり、
少なくとも一方の長尺板状部材の貫通孔が、把手部の長手方向へ延成された長孔であることを特徴とする請求項1に記載の塗装用ハケ。
【請求項3】
連結変換手段は、
一対の長尺板状部材の間に介装され、雄螺子を挿通させる挿通孔を夫々有する一対の介装部材を備え、
一方の介装部材が、一方の長尺板状部材の板面に対向する平坦面と凸状湾曲面とを有し、且つ他方の介装部材が、該凸状湾曲面に摺動可能に当接される凹状湾曲面と他方の長尺板状部材の板面に対向する平坦面とを有するものであることを特徴とする請求項2に記載の塗装用ハケ。
【請求項4】
ハケ頭部は、
各長尺板状部材に夫々枢結された嵌合側部を有し、両嵌合側部間に毛束部を着脱可能に嵌合させる取付枠部を備えると共に、
前記毛束部が、前記取付枠部の両嵌合側部間に嵌合される被嵌合部を備えたものであり、
前記取付枠部には、
前記嵌合側部の一端寄り部位に、両嵌合側部間に差し渡された連結杆部と、
少なくとも一方の嵌合側部の他端寄り部位に設けられた、凹状または凸状の係合部と
を備え、
前記毛束部の被嵌合部には、
一端側に開口された、前記連結杆部を入出可能な連結溝部と、
他端寄りに設けられ、前記係合部に係合される被係合部と
を備えており、
前記毛束部の連結溝部が前記取付枠部の連結杆部に外嵌され、かつ当該毛束部の被係合部が当該取付枠部の係合部に係止されることによって、当該毛束部が当該取付枠部に嵌合されるものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の塗装用ハケ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、把手部とハケ頭部とを有し、該ハケ頭部の毛束部に塗料を付けて塗装する塗装用ハケに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、ハケ頭部が把手部に傾動可能に枢結されて、該ハケ頭部の角度を変更できるようにした構成が提案されている。かかる構成は、螺子でハケ頭部の角度を固定できることから、該螺子を緩めて該ハケ頭部の角度を変更し、所望の角度で該螺子を締めることによって、ハケ頭部の角度を固定できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭61-35672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した従来構成にあっては、ハケ頭部の角度を変更する際に、該ハケ頭部に触らなければならないことから、触った手に塗料が付いてしまうことがあった。
【0005】
本発明は、ハケ頭部に触ること無く、該ハケ頭部の角度を変更し得る塗装用ハケを提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、長尺板状の把手部と、塗料を塗る毛束部が設けられたハケ頭部とを備え、該把手部の先端部に該ハケ頭部が傾動可能に設けられた塗装用ハケであって、前記把手部は、長手方向へ相対移動可能に対設され、各先端部が所定間隔をおいて並列された一対の支軸を介して前記ハケ頭部に夫々枢結された一対の長尺板状部材と、前記一対の長尺板状部材を連結し、相対移動可能な可動状態と相対移動不能な固定状態とに変換する連結変換手段とを備え、前記連結変換手段により前記一対の長尺板状部材を可動状態として、該一対の長尺板状部材を長手方向へ相対移動させることによってハケ頭部を傾動させる一方、該連結変換手段により前記一対の長尺板状部材を固定状態とすることによって、ハケ頭部を把手部に対して所望の傾動位置で固定させるものであることを特徴とする塗装用ハケである。
【0007】
かかる構成にあっては、可動状態で、一対の長尺板状部材を長手方向へ相対移動させることによって、ハケ頭部を傾動できる。これにより、ハケ頭部に手を触れること無く、該ハケ頭部を傾動させることができるため、該ハケ頭部を傾動させる際に塗料が手に付着することを抑制できる。したがって、本発明によれば、ハケ頭部に手を触れること無く、把手部に対する該ハケ頭部の傾斜角度を変更できる。
【0008】
前述した本発明の塗装用ハケにあって、連結変換手段は、一対の長尺板状部材に対向状に夫々開口形成された貫通孔に挿通された雄螺子と、該雄螺子に螺合されるナットとを備え、雄螺子とナットとを緊締することにより固定状態とする一方、該緊締の解除により可動状態とするものであり、少なくとも一方の長尺板状部材の貫通孔が、把手部の長手方向へ延成された長孔である構成が提案される。
【0009】
かかる構成にあっては、雄螺子とナットとの緊締操作と緊締の解除操作とによって、ハケ頭部に触れること無く、可動状態と固定状態とに変換できる。これにより、ハケ頭部の傾斜角度を変更する際に、塗料が手に付着することを抑制するという作用効果が一層向上する。また、本構成は、比較的簡素な構造で、連結変換手段を実現できる。
【0010】
前述した本発明の塗装用ハケにあって、連結変換手段は、一対の長尺板状部材の間に介装され、雄螺子を挿通させる挿通孔を夫々有する一対の介装部材を備え、一方の介装部材が、一方の長尺板状部材の板面に対向する平坦面と凸状湾曲面とを有し、且つ他方の介装部材が、該凸状湾曲面に摺動可能に当接される凹状湾曲面と他方の長尺板状部材の板面に対向する平坦面とを有するものである構成が提案される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ベック株式会社
被膜形成方法
22日前
トヨタ自動車株式会社
塗工装置
22日前
株式会社山水
鋼材塗装方法
3日前
個人
塗装用ハケ
2日前
個人
室内空間環境制御方法
10日前
セイコーエプソン株式会社
粉体分注装置
15日前
株式会社ダイゾー
吐出部材、複合部材、吐出製品
2日前
株式会社吉野工業所
ポンプ及びその製造方法
24日前
株式会社吉野工業所
正倒立用ユニット
24日前
株式会社吉野工業所
正倒立用ユニット
24日前
株式会社大気社
塗装方法
24日前
株式会社アオバ
棒状体の塗装方法及び棒状体の塗装装置
16日前
タツモ株式会社
スリット塗布ノズル
16日前
株式会社リコー
液体吐出ヘッド、液体吐出ユニットおよび液体吐出装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
塗布型発泡剤充填方法
1日前
ダイキン工業株式会社
処理方法および電子デバイス
1日前
株式会社大気社
塗装装置および塗装方法
8日前
キヤノン株式会社
液体吐出装置、および物品製造方法
4日前
フマキラー株式会社
エアゾールキャップ及びエアゾール製品
11日前
清水建設株式会社
小水量供給システムおよび小水量供給方法
18日前
国立大学法人神戸大学
塩分除去工法及び塗装塗替え工法
15日前
PLジャパン株式会社
塗膜の製造方法、および塗膜の測定方法
10日前
株式会社マキタ
ミストブロワおよび液体ノズルの製造方法
17日前
株式会社荏原製作所
積層構造体製造装置および積層構造体の製造方法
1日前
日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社
複層塗膜の製造方法
9日前
アーベーベー・シュバイツ・アーゲー
塗装機
3日前
日東電工株式会社
塗膜の製造方法、及び光学フィルムの製造方法
4日前
富士フイルム株式会社
駆動波形作成方法、情報処理装置及びプログラム
9日前
JSR株式会社
導電膜の製造方法、タッチパネル、ディスプレイパネル
15日前
株式会社豆蔵K2TOPホールディングス
材料噴射装置、材料噴射方法及び材料噴射プログラム
22日前
旭サナック株式会社
塗装装置
今日
日産自動車株式会社
複層塗膜形成方法
1日前
株式会社LIXIL
塗装物品の製造方法
1日前
アネスト岩田株式会社
マスキング治具
今日
パナソニックIPマネジメント株式会社
間欠バルブおよび間欠塗工装置
7日前
エクセル インダストリー
供給ユニット及びそのような供給ユニットを備える粉末ステーション
16日前
続きを見る