TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024086863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-28
出願番号2024063714,2021527418
出願日2024-04-11,2020-04-24
発明の名称間欠バルブおよび間欠塗工装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20240621BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】間欠塗工における塗料の塗布精度を高める技術を提供する。
【解決手段】間欠バルブは、上流端、第1下流端および第2下流端を有しタンクが上流端に接続される流入室、第1下流端およびダイに接続される供給室、ならびに第2下流端およびタンクに接続されるリターン室を内部に有するバルブ本体と、バルブ本体内で第1位置および第2位置を切り替え可能なピストンと、ピストンが第1位置にあるとき流入室から供給室への塗料の流通を許容し、ピストンが第2位置にあるとき当該流通を遮断する供給弁と、ピストンが第1位置にあるとき流入室からリターン室への塗料の流通を遮断し、ピストンが第2位置にあるとき当該流通を許容するリターン弁と、を備える。供給弁の弁径D1は、リターン弁の弁径D2の1.53倍以上である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
塗料を貯留するタンクから被塗工体に前記塗料を塗布するダイへの前記塗料の供給と非供給とを切り替える間欠バルブであって、
上流端および第1下流端を有し前記タンクが前記上流端に接続される流入室、ならびに前記第1下流端および前記ダイに接続される供給室を内部に有するバルブ本体と、
前記バルブ本体内で第1位置および第2位置を切り替え可能なピストンと、
前記ピストンに固定され、前記ピストンが前記第1位置にあるとき前記流入室から前記供給室への前記塗料の流通を許容し、前記ピストンが前記第2位置にあるとき当該流通を遮断する供給弁と、を備える、間欠バルブ。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記流入室は、第2下流端をさらに有し、
前記バルブ本体は、前記第2下流端および前記タンクに接続されるリターン室を内部にさらに有する、請求項1に記載の間欠バルブ。
【請求項3】
前記ピストンに固定され、前記ピストンが前記第1位置にあるとき前記流入室から前記リターン室への前記塗料の流通を遮断し、前記ピストンが前記第2位置にあるとき当該流通を許容するリターン弁をさらに備える、請求項2に記載の間欠バルブ。
【請求項4】
前記供給弁の弁径は、前記リターン弁の弁径よりも大きい、請求項3に記載の間欠バルブ。
【請求項5】
前記供給弁の弁径は、前記リターン弁の弁径の1.53倍以上である、請求項4に記載の間欠バルブ。
【請求項6】
前記供給弁は、前記第1下流端側を向く面に、前記ピストンの軸方向と直交する方向に延びる第1平面部を有し、
前記バルブ本体は、前記ピストンが前記第2位置にあるとき前記第1平面部と面接触する第2平面部を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の間欠バルブ。
【請求項7】
前記被塗工体は、二次電池の集電体であり、
前記塗料は、二次電池の電極スラリーである、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の間欠バルブ。
【請求項8】
塗料を貯留するタンクと、
被塗工体に前記塗料を塗布するダイと、
前記ダイへの前記塗料の供給と非供給とを切り替える請求項1乃至7のいずれか1項に記載の間欠バルブと、を備える、間欠塗工装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、間欠バルブおよび間欠塗工装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)等の普及にともない、二次電池の出荷が増えている。特にリチウムイオン二次電池の出荷が増えている。一般的な二次電池は、正極板、負極板、セパレータおよび電解液を主な構成要素とする。正極板や負極板といった電極板は、金属箔からなる集電体の表面に、電極活物質が積層された構造を有する。
【0003】
従来、このような電極板の製造方法として、活物質および溶媒を混合した電極スラリーを吐出するダイと、ダイへの電極スラリーの供給および非供給を切り替える間欠バルブと、を備えた間欠塗工装置を用いて、長尺の金属箔の表面に電極スラリーを間欠的に塗布する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-51407号公報
【発明の概要】
【0005】
二次電池の品質向上を図るために、間欠塗工における電極スラリーの塗布精度を高めたることは当然に求められる。一方で、二次電池の出荷増にともない、電極板の製造時間を短縮したいという要求がある。しかしながら、電極板の製造時間を短縮するために金属箔に電極スラリーを高速で間欠塗布すると、電極スラリーの塗布精度が低下するおそれがあった。
【0006】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、間欠塗工における塗料の塗布精度を高める技術を提供することにある。
【0007】
本発明のある態様は、塗料を貯留するタンクから被塗工体に塗料を塗布するダイへの塗料の供給と非供給とを切り替える間欠バルブである。この間欠バルブは、上流端、第1下流端および第2下流端を有しタンクが上流端に接続される流入室、第1下流端およびダイに接続される供給室、ならびに第2下流端およびタンクに接続されるリターン室を内部に有するバルブ本体と、バルブ本体内で第1位置および第2位置を切り替え可能なピストンと、ピストンに固定され、ピストンが第1位置にあるとき流入室から供給室への塗料の流通を許容し、ピストンが第2位置にあるとき当該流通を遮断する供給弁と、ピストンに固定され、ピストンが第1位置にあるとき流入室からリターン室への塗料の流通を遮断し、ピストンが第2位置にあるとき当該流通を許容するリターン弁と、を備え、供給弁の弁径は、リターン弁の弁径の1.53倍以上である。
【0008】
本発明の他の態様は、間欠塗工装置である。この間欠塗工装置は、塗料を貯留するタンクと、被塗工体に塗料を塗布するダイと、ダイへの塗料の供給と非供給とを切り替える上記態様の間欠バルブと、を備える。
【0009】
以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0010】
本発明によれば、間欠塗工における塗料の塗布精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
微細霧発生装置
今日
ベック株式会社
被膜形成方法
25日前
三菱製紙株式会社
液体塗布装置
1か月前
株式会社リコー
塗工装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
塗工装置
25日前
株式会社山水
鋼材塗装方法
6日前
関西ペイント株式会社
複層塗膜形成方法
1か月前
個人
塗装用ハケ
5日前
株式会社リコー
塗布装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
シール材塗布装置
1か月前
個人
室内空間環境制御方法
13日前
東洋製罐株式会社
成形品確認装置
1か月前
旭サナック株式会社
粉体塗装装置
1か月前
株式会社ニチリン
塗布装置
1か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ装置
28日前
理想科学工業株式会社
塗布装置
1か月前
近畿日本鉄道株式会社
エア噴射ノズル
1か月前
株式会社リコー
塗装システムおよび塗装方法
今日
ヤマホ工業株式会社
伸縮式散布杆
1か月前
兵神装備株式会社
ノズル、及び液供給システム
1か月前
株式会社吉野工業所
蓄圧式吐出具
1か月前
トヨタ自動車東日本株式会社
積層塗膜形成方法
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置および液体吐出方法
1か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
2か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
TOPPANホールディングス株式会社
スリットコータ
2か月前
菊水化学工業株式会社
塗装方法及び積層構造
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出具
1か月前
セイコーエプソン株式会社
粉体分注装置
18日前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
1か月前
株式会社ダイゾー
吐出部材、複合部材、吐出製品
5日前
株式会社IEC
流動浸漬装置
1か月前
株式会社リコー
液滴形成装置
1か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ及びその製造方法
27日前
続きを見る