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公開番号2024065569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174499
出願日2022-10-31
発明の名称トリガー式液体噴出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B05B 11/00 20230101AFI20240508BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】 簡単な操作でトリガー操作時のストロークを調整できるトリガー式液体噴出器を提供すること。
【解決手段】 容器Aに装着される噴出器本体1と、噴出器本体1に揺動可能に保持されるトリガー2と、トリガー2の揺動操作により容器A内の内容液を吸引、加圧、圧送してノズル3から外部へ噴出させるポンプ4とを備えるトリガー式液体噴出器Bであって、トリガー2は、トリガー2の操作方向に沿ってスライド可能で、前端部62と後端部63とが形成されるストッパー部材6を有し、ストッパー部材6は、前端部62を押さえてトリガー2を操作すると、後端部63がポンプ4と当接してトリガー2のストロークが制限され、また、前端部62を押さえないでトリガー2を操作すると、トリガー2のフルストロークが許容されることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器に装着される噴出器本体と、噴出器本体に揺動可能に保持されるトリガーと、トリガーの揺動操作により容器内の内容液を吸引、加圧、圧送してノズルから外部へ噴出させるポンプとを備えるトリガー式液体噴出器であって、
トリガーは、トリガーの操作方向に沿ってスライド可能で、前端部と後端部とが形成されるストッパー部材を有し、
ストッパー部材は、前端部を押さえてトリガーを操作すると、後端部がポンプと当接してトリガーのストロークが制限され、また、前端部を押さえないでトリガーを操作すると、トリガーのフルストロークが許容されることを特徴とするトリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
トリガーは、指を掛ける前方壁と、前方壁から側方両側に延設される外側壁とを有し、
前方壁は、ストッパー部材をスライド可能に挿通する挿通口を有することを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
ストッパー部材は、トリガーの操作方向に沿ってスライドする本体部と、本体部の操作方向と反対側に形成される前端部と、本体部の操作方向側に形成され、ポンプと嵌合可能な後端部とを有することを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
ストッパー部材は、前端部側に形成され、前端部をトリガーに当接するように保持する係止突部と、後端部側に形成され、ストッパー部材がトリガーから抜け落ちるのを防止する抜け止め突部とを有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のトリガー式液体噴出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関し、特に、トリガーのストローク調整が可能なトリガー式液体噴出器に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
カビ取り剤や洗剤、芳香剤、忌避剤、農薬、薬品等の内容液を入れた容器においては、容器の口部に装着され、前後方向にトリガーを揺動させることによって噴出器本体に設けたポンプを駆動して容器内の液体を直線状、霧状あるいは泡状にして噴出させるトリガー式液体噴出器が従来から知られている。
【0003】
このようなトリガー式液体噴出器において、液体が予期せず噴出されるのを抑制するために、トリガーの後方移動を規制する規制位置およびトリガーの後方移動を許容する許容位置の間を移動可能にトリガーに設けられたストッパーとを備えるトリガー式液体噴出器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-131080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1記載のトリガー式液体噴出器は、トリガーの後方移動を規制して液体が予期せず噴出されるのを抑制できるが、トリガーのストロークを調整できないため、トリガーを半分のストロークで使用したい場合、使用者の感覚でトリガーを止める必要があり、トリガーを操作するスピードが遅くなる等、噴出する液体の霧質や泡質が悪くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、簡単な操作でトリガー操作時のストロークを調整できるトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、トリガー式液体噴出器として、容器に装着される噴出器本体と、噴出器本体に揺動可能に保持されるトリガーと、トリガーの揺動操作により容器内の内容液を吸引、加圧、圧送してノズルから外部へ噴出させるポンプとを備えるトリガー式液体噴出器であって、トリガーは、トリガーの操作方向に沿ってスライド可能で、前端部と後端部とが形成されるストッパー部材を有し、ストッパー部材は、前端部を押さえてトリガーを操作すると、後端部がポンプと当接してトリガーのストロークが制限され、また、前端部を押さえないでトリガーを操作すると、トリガーのフルストロークが許容されることを特徴とする構成を採用する。
【0008】
トリガー式液体噴出器の実施形態として、トリガーは、指を掛ける前方壁と、前方壁から側方両側に延設される外側壁とを有し、前方壁は、ストッパー部材をスライド可能に挿通する挿通口を有することを特徴とする構成を採用する。
【0009】
トリガー式液体噴出器の具体的実施形態として、ストッパー部材は、トリガーの操作方向に沿ってスライドする本体部と、本体部の操作方向と反対側に形成される前端部と、本体部の操作方向側に形成され、ポンプと嵌合可能な後端部とを有することを特徴とする構成を採用し、また、ストッパー部材は、前端部側に形成され、前端部をトリガーに当接するように保持する係止突部と、後端部側に形成され、ストッパー部材がトリガーから抜け落ちるのを防止する抜け止め突部とを有することを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のトリガー式液体噴出器は、上記構成を採用することにより、ストッパー部材の操作により、トリガー操作時のストロークを簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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