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公開番号2024069846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180087
出願日2022-11-10
発明の名称粉体塗装装置
出願人旭サナック株式会社
代理人個人,個人
主分類B05B 14/10 20180101AFI20240515BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】静電塗装ガンから被塗物まで粉体塗料を飛行させる飛行エアから余分な搬送エアを取り除き、必要最小限の適正な飛行エアで粉体塗料を被塗物に吹き付けることができる、塗着効率の良い粉体塗装装置を提供する。
【解決手段】塗料タンク2内の粉体塗料Aを、圧縮エアが投入されたインジェクタ5によって吸い込み、塗料ホース9を経由して圧縮エアを搬送エアにして静電塗装ガン3まで搬送し、静電塗装ガン3から粉体塗料Aを被塗物Bに噴射して静電気力によって粉体塗料Aを被塗物Bに付着させる粉体塗装装置において、前記塗料ホース9の下流側端部に、塗料ホース9内を通過する粉体塗料Aと搬送エアとの混相流から粉体塗料Aと搬送エアとを分離するサイクロン10を設置し、このサイクロン10によって搬送エアと分離した粉体塗料Aを第2インジェクタ11によって静電塗装ガン3に供給するようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
塗料タンク内の粉体塗料を、圧縮エアが投入されたインジェクタによって吸い込み、塗料ホースを経由して、インジェクタに投入された圧縮エアを搬送エアにして静電塗装ガンまで搬送し、静電塗装ガンから粉体塗料を被塗物に噴射して静電気力によって粉体塗料を被塗物に付着させる粉体塗装装置において、前記塗料ホースの下流側端部に、塗料ホース内を通過する粉体塗料と搬送エアとの混相流から粉体塗料と搬送エアとを分離するサイクロンを設置し、このサイクロンによって搬送エアと分離した粉体塗料を第2インジェクタによって静電塗装ガンに供給することを特徴とする粉体塗装装置。
続きを表示(約 70 文字)【請求項2】
前記サイクロンは、搬送エアと共に、粒径の小さな粉体塗料を取り除くことを特徴とする請求項1記載の粉体塗装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、静電塗装ガンから粉体塗料を被塗物に噴射し、静電気力によって粉体塗料を被塗物に付着させる粉体塗装装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、粉体塗装装置として、図2に示すように、塗料タンク20内の粉体塗料Aを、圧縮エアが投入されるインジェクタ21によって吸い込み、塗料ホース22を経由して、インジェクタ21に投入された圧縮エアを搬送エアにして静電塗装ガン23まで搬送し、静電塗装ガン23から粉体塗料Aを被塗物Bに噴射して静電気力によって粉体塗料Aを被塗物Bに付着させる装置が知られている(特許文献1,2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-25429号公報
特開2016-159248号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記のように、インジェクタ21によって粉体塗料Aを吸引し、塗料ホース22を経由して搬送エアによって静電塗装ガン23まで粉体塗料Aを搬送する場合、粉体塗料Aを塗料ホース22内で詰まりなく、静電塗装ガン23まで搬送するには、搬送エアの流量を塗料ホース22の経路長に応じて大きくする必要がある。
【0005】
この塗料タンク20から静電塗装ガン23まで粉体塗料Aを搬送する搬送エアには、粉体塗料Aを静電塗装ガン23から被塗物Bまで飛行させる飛行エアも含まれている。
【0006】
このため、搬送エアの流量が大きいと、静電塗装ガン23から被塗物Bまで粉体塗料Aを飛行させる飛行エアも大きくなって、飛行エアの力が粉体塗料Aを被塗物Bに付着させる静電気力よりも上回り、飛行エアの力で被塗物Bに付着する粉体塗料Aを吹き飛ばし、被塗物Bに付着する粉体塗料Aの塗着効率が悪くなる。
【0007】
そこで、この発明は、静電塗装ガンから被塗物まで粉体塗料を飛行させる飛行エアから余分な搬送エアを取り除き、必要最小限の適正な飛行エアで粉体塗料を被塗物に吹き付けることができる、塗着効率の良好な粉体塗装装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の課題を解決するために、この発明は、塗料タンク内の粉体塗料を、圧縮エアが投入されるインジェクタによって吸い込み、塗料ホースを経由して、インジェクタに投入される圧縮エアを搬送エアにして静電塗装ガンまで搬送し、静電塗装ガンから粉体塗料を被塗物に噴射して静電気力によって粉体塗料を被塗物に付着させる粉体塗装装置において、前記塗料ホースの下流側端部に、塗料ホース内を通過する粉体塗料と搬送エアとの混相流から粉体塗料と搬送エアとを分離するサイクロンを設置し、このサイクロンによって搬送エアと分離した粉体塗料を第2インジェクタによって静電塗装ガンに供給するようにしたものである。
【0009】
また、前記サイクロンによって搬送エアと共に、粒径の小さな粉体塗料を取り除くようにしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
この発明に係る粉体塗装装置によれば、塗料ホースの下流側端部に設置されたサイクロンによって、粉体塗料と搬送エアとの混相流から粉体塗料と搬送エアとが分離され、搬送エアから分離された粉体塗料が第2インジェクタによって静電塗装ガンに供給されるので、第2インジェクタのエア量を静電塗装ガンを通過して被塗物まで到達するだけの必要最小限に制限することによって、静電塗装ガンを通過するエア量が、静電気力による粉体塗料の付着力を上回るということを防止でき、粉体塗料の被塗物に対する塗着効率が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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