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公開番号2024079273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192122
出願日2022-11-30
発明の名称ポンプ及びその製造方法
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 11/10 20230101AFI20240604BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】蒸着処理に起因する収納用螺合部の貼り付きや、螺合摩擦による蒸着剥れの発生を抑制できるポンプ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】容器に取り付けられる容器側部材1aと、吐出ヘッド2を有し、容器側部材1aに対して往復可能なヘッド側部材1bとを有するポンプ1であって、吐出ヘッド2への押圧操作によって伸長状態と収縮状態との間でシリンダ軸方向に伸縮することでシリンダ3aに対してピストン4を往復させることにより、容器内の内容物を吐出ヘッド2から吐出し、吐出ヘッド2は、ヘッド本体2aと、ヘッド本体2aに取り付けられる螺合筒2bとを有し、螺合筒2bは、螺合筒2bのヘッド側収納用螺合部5aが容器側部材1aの容器側収納用螺合部5bに螺合し、ヘッド本体2aに取り付けられた状態で、ポンプ1を伸長状態よりも収縮した収納状態に保持し、ポンプ1は、ヘッド側収納用螺合部5aと容器側収納用螺合部5bとにおいて形成を抑制された蒸着膜を有する、ポンプ1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器に取り付けられる容器側部材と、
吐出ヘッドを有し、前記容器側部材に対して往復可能なヘッド側部材とを有するポンプであって、
前記吐出ヘッドへの押圧操作によって伸長状態と収縮状態との間でシリンダ軸方向に伸縮することでシリンダに対してピストンを往復させることにより、前記容器内の内容物を前記吐出ヘッドから吐出し、
前記吐出ヘッドは、ヘッド本体と、前記ヘッド本体に取り付けられる螺合筒とを有し、
前記螺合筒は、前記螺合筒のヘッド側収納用螺合部が前記容器側部材の容器側収納用螺合部に螺合し、前記ヘッド本体に取り付けられた状態で、前記ポンプを伸長状態よりも収縮した収納状態に保持し、
前記ポンプは、前記ヘッド側収納用螺合部と前記容器側収納用螺合部とにおいて形成を抑制された蒸着膜を有する、ポンプ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記螺合筒は、前記ヘッド側収納用螺合部を構成する雌ねじ部を内周面に有する、請求項1に記載のポンプ。
【請求項3】
前記容器側部材は、前記シリンダを有するシリンダ部材と、前記容器側収納用螺合部を有し、前記シリンダ部材に取り付けられることで前記シリンダからの前記ピストンの抜け出しを規制する規制部材とを有する、請求項1に記載のポンプ。
【請求項4】
請求項1~3の何れか1項に記載のポンプを製造するポンプ製造方法であって、
前記容器側部材の前記容器側収納用螺合部に前記螺合筒の前記ヘッド側収納用螺合部を螺合した状態で蒸着処理を行うことで、前記ヘッド側収納用螺合部と前記容器側収納用螺合部とにおいて形成を抑制された前記蒸着膜を形成する蒸着工程と、
前記容器側収納用螺合部に螺合した状態の前記螺合筒を前記ヘッド本体に取り付ける取り付け工程とを有する、ポンプ製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はポンプ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
容器に取り付けられる容器側部材と、吐出ヘッドを有し、容器側部材に対して往復可能なヘッド側部材とを有するポンプであって、吐出ヘッドへの押圧操作によって伸長状態と収縮状態との間でシリンダ軸方向に伸縮することでシリンダに対してピストンを往復させることにより、容器内の内容物を吐出ヘッドから吐出し、吐出ヘッドは、吐出ヘッドのヘッド側収納用螺合部が容器側部材の容器側収納用螺合部に螺合した状態で、ポンプを伸長状態よりも収縮した収納状態に保持する、ポンプが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-11626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなポンプは、加飾などのために蒸着膜を形成する蒸着処理を受ける場合がある。しかし、ヘッド側収納用螺合部と容器側収納用螺合部とからなる収納用螺合部が蒸着膜を有する場合、流通時などにおける収納状態でのポンプの保存状態などによっては、収納用螺合部で貼り付きが生じ、その結果、使用開始時などにおいて収納用螺合部での螺合を解除するための操作が重くなる虞があった。また、螺合摩擦により蒸着剥れが生じる虞があった。
【0005】
そこで本発明の目的は、蒸着処理に起因する収納用螺合部の貼り付きや、螺合摩擦による蒸着剥れの発生を抑制できるポンプ及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
容器に取り付けられる容器側部材と、
吐出ヘッドを有し、前記容器側部材に対して往復可能なヘッド側部材とを有するポンプであって、
前記吐出ヘッドへの押圧操作によって伸長状態と収縮状態との間でシリンダ軸方向に伸縮することでシリンダに対してピストンを往復させることにより、前記容器内の内容物を前記吐出ヘッドから吐出し、
前記吐出ヘッドは、ヘッド本体と、前記ヘッド本体に取り付けられる螺合筒とを有し、
前記螺合筒は、前記螺合筒のヘッド側収納用螺合部が前記容器側部材の容器側収納用螺合部に螺合し、前記ヘッド本体に取り付けられた状態で、前記ポンプを伸長状態よりも収縮した収納状態に保持し、
前記ポンプは、前記ヘッド側収納用螺合部と前記容器側収納用螺合部とにおいて形成を抑制された蒸着膜を有する、ポンプ。
【0008】
[2]
前記螺合筒は、前記ヘッド側収納用螺合部を構成する雌ねじ部を内周面に有する、[1]に記載のポンプ。
【0009】
[3]
前記容器側部材は、前記シリンダを有するシリンダ部材と、前記容器側収納用螺合部を有し、前記シリンダ部材に取り付けられることで前記シリンダからの前記ピストンの抜け出しを規制する規制部材とを有する、[1]又は[2]に記載のポンプ。
【0010】
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載のポンプを製造するポンプ製造方法であって、
前記容器側部材の前記容器側収納用螺合部に前記螺合筒の前記ヘッド側収納用螺合部を螺合した状態で蒸着処理を行うことで、前記ヘッド側収納用螺合部と前記容器側収納用螺合部とにおいて形成を抑制された前記蒸着膜を形成する蒸着工程と、
前記容器側収納用螺合部に螺合した状態の前記螺合筒を前記ヘッド本体に取り付ける取り付け工程とを有する、ポンプ製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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