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公開番号2024074311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185370
出願日2022-11-21
発明の名称液体吐出装置および液体吐出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B05C 5/00 20060101AFI20240524BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】弁開閉式液体吐出ヘッドにおける液体吐出量のばらつきを抑える。
【解決手段】
液体を吐出するノズル孔と、前記ノズル孔を開閉する弁部材と、前記弁部材を開閉させる駆動機構と、前記駆動機構に駆動信号を印加して前記弁部材の開閉を制御する制御手段と、を備え、前記駆動信号の駆動周期と前記弁部材の開閉動作との関係において、前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了する関係にある領域を第1駆動周期帯と定義し、前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了しない関係にある領域を第2駆動周期帯と定義したとき、前記第2駆動周期帯での前記弁部材の開放時間が、前記第1駆動周期帯での前記弁部材の開放時間よりも小さい。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するノズル孔と、
前記ノズル孔を開閉する弁部材と、
前記弁部材を開閉させる駆動機構と、
前記駆動機構に駆動信号を印加して前記弁部材の開閉を制御する制御手段と、を備え、
前記駆動信号の駆動周期と前記弁部材の開閉動作との関係において、
前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了する関係にある領域を第1駆動周期帯と定義し、
前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了しない関係にある領域を第2駆動周期帯と定義したとき、
前記第2駆動周期帯での前記弁部材の開放時間が、前記第1駆動周期帯での前記弁部材の開放時間よりも小さい
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記第2駆動周期帯での前記弁部材の開放時間は、前記駆動信号の駆動周期が短くなるほど減少することを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記駆動周期および前記弁部材の開放時間の情報を格納する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記ノズル孔を複数有することを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
【請求項5】
液体を吐出するノズル孔と、
前記ノズル孔を開閉する弁部材と、
前記弁部材を開閉させる駆動機構と、
前記駆動機構に駆動信号を印加して前記弁部材の開閉を制御する制御手段と、を備え、
前記駆動信号の駆動周期と前記弁部材の開閉動作との関係において、
前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了する関係にある領域を第1駆動周期帯と定義し、
前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了しない関係にある領域を第2駆動周期帯と定義したとき、
前記第2駆動周期帯での前記弁部材の開放時間を、前記第1駆動周期帯での前記弁部材の開放時間よりも小さくして前記液体を前記ノズル孔から吐出させることを特徴とする液体吐出方法。
【請求項6】
前記第2駆動周期帯での前記弁部材の開放時間は、前記駆動信号の駆動周期が短くなるほど減少することを特徴とする請求項5記載の液体吐出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置および液体吐出方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、要求される液滴吐出周期で液滴を吐出させるための駆動波形であり、個別にオンまたはオフに設定可能な複数のパルス信号を含む基準駆動波形を、液滴吐出時期に出力する出力手段と、液滴吐出周期の変更の要否を判定する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、基準駆動波形のパルス信号を選択的にオンまたはオフに設定して調整駆動波形に調整する調整手段と、調整手段で調整された調整駆動波形を用いて液滴を吐出させる液滴吐出制御手段と、を有する液滴駆動制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-013392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1には液体を加圧して供給し弁部材の開閉によりノズル孔から液体を吐出させる弁開閉式液体吐出ヘッドについての開示はない。そして、弁開閉式液体吐出ヘッドにおいては、弁部材の駆動信号の駆動周期および弁部材の開放時間に依存して液体の吐出量がばらついてしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、液体を吐出するノズル孔と、前記ノズル孔を開閉する弁部材と、前記弁部材を開閉させる駆動機構と、前記駆動機構に駆動信号を印加して前記弁部材の開閉を制御する制御手段と、を備え、前記駆動信号の駆動周期と前記弁部材の開閉動作との関係において、前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了する関係にある領域を第1駆動周期帯と定義し、前記駆動周期の時間内に前記弁部材の開閉動作が完了しない関係にある領域を第2駆動周期帯と定義したとき、前記第2駆動周期帯での前記弁部材の開放時間が、前記第1駆動周期帯での前記弁部材の開放時間よりも小さいことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、液体の塗布品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
弁開閉式液体吐出ヘッドの一例を示す概略断面図。
加圧機構および移動機構の一例を示す説明図。
ヘッド、加圧機構および移動機構の制御系の一例を示すブロック図。
ヘッドの動作説明図。
駆動電圧と弁開き量の関係の一例を示す説明図。
第1駆動周期帯および第2駆動周期帯の説明図。
領域Aにおける駆動電圧と弁開き量の関係の一例を示す説明図。
境界Bにおける駆動電圧と弁開き量の関係の一例を示す説明図。
領域Cにおける駆動電圧と弁開き量の関係の一例を示す説明図。
駆動周期に合わせた弁開放時間の補正例と補正後の駆動周期と吐出量の関係を示す説明図。
領域Cにおける補正前後の駆動電圧と弁開き量の関係を示す説明図。
駆動情報管理テーブルの一例を示す概念図。
塗装工程の一例を示す全体フロー。
画像データ作成処理の一例を示すフローチャート。
弁開閉式液体吐出ヘッドの別の例を示す概略断面図。
ヘッドの応用例を示す説明図。
駆動情報管理テーブルの一例を示す概念図。
液体吐出装置の一例を示す概略構成図。
塗装システムのハードウエア構成の一例を示す説明図。
印刷装置のキャリッジ部分の斜視図。
液体吐出装置の別の例を示す概略構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
[ヘッドの構成]
図1を用いて弁開閉式液体吐出ヘッドの構成について説明する。図1は、弁開閉式液体吐出ヘッドの一例を示す概略断面図であり、ヘッド最小単位(1ノズル)の構成が図示されている。
【0010】
弁開閉式液体吐出ヘッド100(以下、ヘッドという)は、中空状に形成された筐体110と、筐体110の一端部に設けられたノズル板101を備える。ノズル板101は、液体の一例である塗料10を吐出するノズル孔102が形成された板状の部材である。
(【0011】以降は省略されています)

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