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公開番号2024080480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193713
出願日2022-12-02
発明の名称給紙装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 19/10 20060101AFI20240606BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複雑な装置構成とすることなく、ロールから用紙を安全かつ確実に分離し、給紙することができる給紙装置を提供する。
【解決手段】シート状の用紙Pを巻き回して形成されたロールPrから用紙Pを繰り出し、給紙部へ供給する給紙装置であって、用紙Pの先端を検知するセンサ93と、ロールPrの周方向においてセンサ93と異なる位置に配置されたローラ部材92と、センサ93及びローラ部材92をロールPrの表面に当接するように支持するとともに、用紙Pを給紙部へ案内する支持部材91と、用紙Pを給紙部へ供給する方向の上流側に配設された入口ガイド板30と、ロールPrの表面に当接し、用紙Pの先端をロールPrから剥離する剥離手段と、を備え、剥離手段がトルクリミッタ32を備える回動可能な分離コロ部材31、または外周面に溝状部30bを有する回動可能な分離コロ部材31を有する給紙装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の用紙を巻き回して形成されたロールから前記用紙を繰り出し、給紙部へ供給する給紙装置であって、
前記用紙の先端を検知するセンサと、
前記ロールの周方向において前記センサと異なる位置に配置されたローラ部材と、
前記センサ及び前記ローラ部材を前記ロールの表面に当接するように支持するとともに、前記用紙を前記給紙部へ案内する支持部材と、
前記用紙を前記給紙部へ供給する方向の上流側に配設された入口ガイド板部材と、
前記ロールの表面に当接し、前記用紙の先端を前記ロールから剥離する剥離手段と、を備え、
前記剥離手段が、トルクリミッタを備える回動可能な分離コロ部材を有することを特徴とする給紙装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
シート状の用紙を巻き回して形成されたロールから前記用紙を繰り出し、給紙部へ供給する給紙装置であって、
前記用紙の先端を検知するセンサと、
前記ロールの周方向において前記センサと異なる位置に配置されたローラ部材と、
前記センサ及び前記ローラ部材を前記ロールの表面に当接するように支持する支持部材と、
前記用紙を前記給紙部へ供給する方向の上流側に配設された入口ガイド板部材と、
前記ロール表面に当接し、前記用紙の先端を前記ロールから剥離する剥離手段と、を備え、
前記剥離手段が、外周面に溝状部が形成された回動可能な分離コロ部材を有することを特徴とする給紙装置。
【請求項3】
前記剥離手段と前記入口ガイド板部材とが一体に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項4】
前記剥離手段は、前記分離コロ部材の回転軸を介して取り付けられたワンウェイクラッチ備え、
前記ワンウェイクラッチは、前記ロールが逆転時にフリーとなり、前記ロールが正転時にロックすることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項5】
前記分離コロ部材と前記用紙との摩擦係数は、前記ロールと前記用紙との摩擦係数よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
【請求項6】
前記分離コロ部材が、前記ロールと当接する領域が前記入口ガイド板部材から露出していることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
【請求項7】
前記分離コロ部材が、前記ロールと当接する領域と、前記支持部材と対向する領域の少なくとも一部とが前記入口ガイド板部材から露出していることを特徴とする請求項3に記載の給紙装置。
【請求項8】
前記センサにより前記用紙の先端が検知された後、前記ロールの回転が、正転、逆転、正転の順に行われることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項9】
前記センサ及び前記ローラ部材を支持する前記支持部材と、前記入口ガイド板部材と、前記剥離手段とが、前記ロールの回転軸方向に沿って複数配設されることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
【請求項10】
請求項1または2に記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給紙装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
長尺の用紙を巻き回して形成されたロール(ロール紙)を用いる画像形成装置では、ロールから用紙を繰り出し、給紙部へ供給する給紙装置を備えたものが知られている。
給紙装置としては、ユーザーが用紙の先端を給紙部へ手で挿入する操作を行うことなく、装置が先端を検知して自動で給紙動作を行う給紙機構を備えるものが知られている(例えば、特許文献1~6参照)。
【0003】
特許文献1には、用紙を巻き取る方向にロールを回転させ、剥離した用紙の先端をセンサで検知した後、ロールを送り出し方向に回転させて給紙する構成が開示されている。
【0004】
特許文献2には、ロールに当接して用紙を巻き緩ませる方向に回転させる駆動部を備え、用紙の先端部が駆動部を通過して分離ガイドに到達するまでに用紙を剥がす分離機構を備えた装置が開示されている。
【0005】
特許文献3には、ロール給紙装置において、ゴム状の分離ローラをロールに当接させ、分離ローラをロールの回転とは反対方向に回転させることにより用紙の先端を分離してガイド板に送りこむ構成が開示されている。
【0006】
特許文献4には、ロールを回転させる第一の駆動手段と、ロールの外周面に第一の位置で当接可能に設けられた当接部と、外周面に第一の位置と異なる第二の位置で当接可能に設けられた回転体と、を備え、第一の位置と第二の位置との間にシートの弛みが形成される方向に回転体を回転させる第二の駆動手段を備える構成が開示されている。
【0007】
また、特許文献5及び6には、用紙の先端をロールの外周面から剥離する部材を備え、当該部材を付勢手段によりロールに向けて付勢する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の装置では、用紙が強くカールしている場合や静電気を帯びている場合、用紙の先端の剥離が困難となり先端を検知できない場合があり、その結果、給紙できずに用紙の搬送不良が発生する場合があった。特に用紙の先端の分離に摩擦による静電気を利用する技術では、対応可能な用紙が限定され、分離するための部材の押圧力の調整が必要となる。
また、分離部材を回転駆動させる構成では、駆動するための機構や動力が必要となり、装置構成の複雑化やコスト増を招くという課題がある。
【0009】
また、紙厚よりも薄い分離部材を備える構成では、分離部材の先端でロール表面を損傷するおそれや、メンテナンス時等に操作者が触れた時にケガをするおそれがある。これを防ぐために保護機構や退避機構を設けることは、装置構成の複雑化やコスト増を招くという課題がある。
【0010】
そこで本発明は、複雑な装置構成とすることなく、ロールから用紙を安全かつ確実に分離し、給紙することができる給紙装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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