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公開番号2024081457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022195101
出願日2022-12-06
発明の名称プレスタック装置、後処理装置、及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 31/00 20060101AFI20240611BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】限られたスペースで複数のシートをスタックすることによって、生産性を向上させることが可能なプレスタック装置を提供する。
【解決手段】プレスタック装置は、主搬送路及びプレスタック搬送路が形成された筐体と、主搬送路に沿ってシートを搬送方向に搬送する順回転及び逆搬送方向に搬送する逆回転が可能な主搬送部と、プレスタック搬送路上のシートを分岐位置を通じて主搬送路に搬出する順回転、及び分岐位置を通じて主搬送路から進入したシートをプレスタック搬送路に搬入する逆回転が可能なプレスタック搬送部と、主搬送路上を搬送方向に搬送されるシートが分岐位置を通過するのを許容すると共に、プレスタック搬送路上のシートが分岐位置を通じて主搬送路に進入するのを許容する第一姿勢、及び主搬送路上を逆搬送方向に搬送されるシートが分岐位置を通じてプレスタック搬送路に進入するのを許容する第二姿勢に切替可能な分岐爪とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入口と出口とを結ぶ主搬送路、及び分岐位置で前記主搬送路から分岐して渦状に延びるプレスタック搬送路が形成された筐体と、
前記主搬送路に沿ってシートを、前記入口から前記出口に向かう搬送方向に搬送する順回転、及び前記出口から前記入口に向かう逆搬送方向に搬送する逆回転が可能な主搬送部と、
前記プレスタック搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記主搬送路に搬出する順回転、及び前記分岐位置を通じて前記主搬送路から進入した前記シートを前記プレスタック搬送路に搬入する逆回転が可能なプレスタック搬送部と、
前記主搬送路上を前記搬送方向に搬送される前記シートが前記分岐位置を通過するのを許容すると共に、前記プレスタック搬送路上の前記シートが前記分岐位置を通じて前記主搬送路に進入するのを許容する第一姿勢、及び前記主搬送路上を前記逆搬送方向に搬送される前記シートが前記分岐位置を通じて前記プレスタック搬送路に進入するのを許容する第二姿勢に切替可能な分岐爪とを備えることを特徴とするプレスタック装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記主搬送部及び前記プレスタック搬送部を制御して、前記入口から順番に供給されるN(Nは2以上の整数)枚の前記シートを束ねて前記出口から排出するコントローラを備え、
前記コントローラは、1枚目の前記シートが前記入口から供給された場合に、
前記分岐爪を前記第一姿勢にした状態で、前記シートの後端が前記分岐位置を通過するまで、前記主搬送部を前記順回転させ、
前記シートの後端が前記分岐位置を通過したタイミングで、前記分岐爪を前記第二姿勢に切り替えて、前記主搬送部及び前記プレスタック搬送部を前記逆回転させることを特徴とする請求項1に記載のプレスタック装置。
【請求項3】
前記コントローラは、2枚目から(N-1)枚目の前記シートそれぞれが前記入口から供給された場合に、
前記分岐爪を前記第一姿勢にした状態で、前記シートの先端が予め定められた束ね位置に到達するまで、前記主搬送部を前記順回転させ、
前記シートの先端が前記束ね位置に到達したタイミングで、前記分岐爪を前記第一姿勢にした状態で、後端が前記分岐位置を通過するまで、前記主搬送部及び前記プレスタック搬送部を前記順回転させ、
後端が前記分岐位置を通過したタイミングで、前記分岐爪を前記第二姿勢に切り替えて、前記主搬送部及び前記プレスタック搬送部を前記逆回転させることを特徴とする請求項2に記載のプレスタック装置。
【請求項4】
前記コントローラは、2枚目から(N-1)枚目の前記シートそれぞれについて、後続の前記シートほど、前記束ね位置を前記搬送方向の下流側にずらすことを特徴とする請求項3に記載のプレスタック装置。
【請求項5】
前記コントローラは、N枚目の前記シートが前記入口から供給された場合に、
前記分岐爪を前記第一姿勢にした状態で、前記シートの先端が束ね位置に到達するまで、前記主搬送部を前記順回転させ、
前記シートの先端が前記束ね位置に到達したタイミングで、前記分岐爪を前記第一姿勢にした状態で、N枚の前記シートの後端が前記主搬送部を通過するまで、前記主搬送部及び前記プレスタック搬送部を前記順回転させることを特徴とする請求項3に記載のプレスタック装置。
【請求項6】
前記コントローラは、N枚目の前記シートの前記束ね位置を、(N-1)枚目の前記シートの前記束ね位置より前記搬送方向の下流側にずらすことを特徴とする請求項5に記載のプレスタック装置。
【請求項7】
請求項6に記載のプレスタック装置と、
前記プレスタック装置で束ねられたN枚の前記シートを支持可能なトレイと、
N枚目の前記シートに当接して回転することによって、前記プレスタック装置で束ねられたN枚の前記シートを先端及び後端を入れ替えて前記トレイに搬入する当接ローラと、
前記トレイに支持されたN枚の前記シートを綴じる綴じ処理部とを備えることを特徴とする後処理装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記プレスタック装置で束ねたN枚の前記シートが前記当接ローラによって前記トレイに搬入され且つ前記綴じ処理部によって綴じられるのと並行して、次のN枚の前記シートを前記プレスタック装置に束ねさせることを特徴とする請求項7に記載の後処理装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置で画像が形成された複数の前記シートを束ねる請求項1に記載のプレスタック装置と、
前記プレスタック装置で束ねられた複数の前記シートに後処理を施す後処理装置とを備えることを特徴とする画像形成システム。
【請求項10】
前記プレスタック装置は、前記画像形成システムに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレスタック装置、後処理装置、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、画像形成装置によって画像が形成された複数のシートを束ねて一時的に保持するプレスタック装置が知られている。画像形成装置と後処理装置との間にプレスタック装置を設置することによって、順番に画像を形成した複数のシートを束ねて後処理を施す一連の処理の生産性を向上させることができる。
【0003】
但し、既存の画像形成装置にプレスタック装置を接続して画像形成システムを構成すると、システム全体が大型化するという課題がある。一方、特許文献1には、装置を小型化することを目的として、主搬送経路上を搬送されるシートを一時的に渦状の収容体に収容し、収容したシートの表裏を反転させて主搬送経路に戻す反転手段が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の反転手段は、複数のシートをスタックする機能を有していない。そのため、仮に、画像形成装置及び後処理装置の間に特許文献1の反転手段が設置されとしても、後処理を施す一連の処理の生産性を向上させることはできない。
【0005】
本発明は、限られたスペースで複数のシートをスタックすることによって、生産性を向上させることが可能なプレスタック装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、入口と出口とを結ぶ主搬送路、及び分岐位置で前記主搬送路から分岐して渦状に延びるプレスタック搬送路が形成された筐体と、前記主搬送路に沿ってシートを、前記入口から前記出口に向かう搬送方向に搬送する順回転、及び前記出口から前記入口に向かう逆搬送方向に搬送する逆回転が可能な主搬送部と、前記プレスタック搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記主搬送路に搬出する順回転、及び前記分岐位置を通じて前記主搬送路から進入した前記シートを前記プレスタック搬送路に搬入する逆回転が可能なプレスタック搬送部と、前記主搬送路上を前記搬送方向に搬送される前記シートが前記分岐位置を通過するのを許容すると共に、前記プレスタック搬送路上の前記シートが前記分岐位置を通じて前記主搬送路に進入するのを許容する第一姿勢、及び前記主搬送路上を前記逆搬送方向に搬送される前記シートが前記分岐位置を通じて前記プレスタック搬送路に進入するのを許容する第二姿勢に切替可能な分岐爪とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、限られたスペースで複数のシートをスタックすることによって、生産性を向上させることが可能なプレスタック装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の外観図。
プレスタックユニットの内部構成を示す図。
シート綴じユニットの内部構成を示す図。
プレスタックユニットのハードウェア構成図。
プレスタック処理のフローチャート。
1枚目のシートをスタックするときのプレスタックユニットの状態を示す図。
2枚目のシートをスタックするときのプレスタックユニットの状態を示す図。
2枚目のシートをスタックした後のプレスタックユニットの状態を示す図。
シート束排出処理のフローチャート。
シート束が搬送ローラ対に到達するまでのプレスタックユニット及びシート綴じユニットの状態を示す図。
シート束が内部トレイに到達するまでのプレスタックユニット及びシート綴じユニットの状態を示す図。
シート束が内部トレイに到達した後のプレスタックユニット及びシート綴じユニットの状態を示す図。
画像形成システムの外観図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置10について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置10の外観図である。画像形成装置10は、シートS(典型的には、用紙)に画像を形成する装置である。図1に示すように、画像形成装置10は、筐体11と、画像形成部12とを備える。
【0010】
筐体11は、画像形成装置10の構成部品を収容する内部空間が形成された箱状である。また、筐体11には、画像形成装置10の外部からアクセス可能な胴内空間13が形成されている。胴内空間13は、例えば、筐体11の上下方向の中央よりやや上方に位置している。また、胴内空間13は、筐体11の外側壁が切り欠かれて、外部に露出されている。さらに、胴内空間13には、プレスタックユニット20(プレスタック装置)及びシート綴じユニット30(後処理部)が取り付け可能になっている。
(【0011】以降は省略されています)

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