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公開番号2024007705
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022108952
出願日2022-07-06
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 43/24 20060101AFI20240112BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】スペース効率や衛生面の低下を抑止しつつ、蓋体を好適に開位置とすることのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、上方に開口する略箱状をなし、内側に物品を収容可能な収容部3を有する容器本体2と、容器本体2に対して回動変位可能に連結されるとともに、容器本体2の開口部4を閉鎖する閉位置と、開口部4を開放し、収容部3に対し物品を出入可能とする開位置との間を変位可能な蓋体5とを備える。蓋体5は、開口部4の後側の縁部に対応して連結される。容器1は、略水平方向に延在する設置面71に容器本体2を設置し、かつ、略鉛直方向に延在する所定の壁部72に対して容器本体2の後部を略当接させた状態を維持しつつ、蓋体5を閉位置から開位置までの間で回動変位可能に構成されている。
【選択図】 図12
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口する略箱状をなし、内側に物品を収容可能な収容部を有する容器本体と、
前記容器本体に対して回動変位可能に連結されるとともに、前記容器本体の開口部を閉鎖する閉位置と、前記開口部を開放し、前記収容部に対し物品を出入可能とする開位置との間を変位可能な蓋体とを備える容器において、
前記蓋体は、前記開口部の縁部のうち前記容器の前後方向の後側の縁部に対応して連結され、
略水平方向に延在する設置面に前記容器本体を設置し、かつ、略鉛直方向に延在する所定の壁部に対して前記容器本体の後部を略当接させた状態を維持しつつ、前記蓋体を前記閉位置から前記開位置までの間で回動変位可能に構成されていることを特徴とする容器。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記容器本体は、底壁構成部と、前記底壁構成部の側辺部から上方に突出する側壁部と、前記側壁部のうち前記容器本体の後側に位置する後側壁部の両側辺部からそれぞれ後方に突出する側辺リブとを備え、
前記側辺リブは、前記後側壁部の上部から下部にわたって連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記容器本体は、前記左右一対の側辺リブの下部間を連結する下方連結部と、前記左右一対の側辺リブの上部間を連結する上方連結部と、前記上方連結部から下方に突出する手掛け部とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記容器本体に対し前記蓋体を回動変位可能に連結する連結部を備え、
前記連結部は、軸部と、前記軸部が挿入される軸受部とを備え、
前記軸受部のうち少なくとも前記蓋体が回動変位する際に前記軸部が位置する部位は、前記後側壁部の上辺部よりも上方、かつ、前記容器の前後方向において前記側辺リブの突出幅の範囲内に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項5】
所定の前記開位置にある前記蓋体を保持可能な保持手段を備え、
略水平方向に延在する設置面に前記容器を設置し、かつ、略鉛直方向に延在する所定の壁部に対して前記容器本体の後部を略当接させた状態として、前記閉位置にある前記蓋体を前記開位置側に変位させることで、前記所定の壁部に対して前記容器本体の後部を略当接させた状態を維持しつつ、前記蓋体のうち前記閉位置にある場合の上面が前記設置面に対して略垂直方向に延在する起立開放位置となるまで回動変位可能に構成され、
前記起立開放位置とされた前記蓋体を前記保持手段により保持可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体を備える容器に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、上方に開口する略箱状の容器本体と、容器本体に対して回動変位可能に連結され、容器本体の開口部を開閉する蓋体とを備え、玄関先等に設置され、宅配された物品を収容可能な容器が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-145342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、容器を所定の壁部から離間させて設置する場合には、容器の設置場所のスペース効率を低下させたり、容器と所定の壁部との間に埃が溜まる等して不衛生になったりするおそれがある。これに対し、容器本体の後部を所定の壁部に略当接させて容器を設置する場合には、蓋体が十分に開く前の段階で、蓋体の後端部(例えば、閉位置にある場合の上面)が、前記所定の壁部に当接して、蓋体を上手く開位置とすることができない、或いは、蓋体や前記所定の壁部が損傷する等の事態を招くことが懸念される。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、スペース効率や衛生面の低下を抑止しつつ、蓋体を好適に開位置とすることのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.上方に開口する略箱状をなし、内側に物品を収容可能な収容部を有する容器本体と、
前記容器本体に対して回動変位可能に連結されるとともに、前記容器本体の開口部を閉鎖する閉位置と、前記開口部を開放し、前記収容部に対し物品を出入可能とする開位置との間を変位可能な蓋体とを備える容器において、
前記蓋体は、前記開口部の縁部のうち前記容器の前後方向の後側の縁部に対応して連結され、
略水平方向に延在する設置面に前記容器本体を設置し、かつ、略鉛直方向に延在する所定の壁部に対して前記容器本体の後部を略当接させた状態を維持しつつ、前記蓋体を前記閉位置から前記開位置までの間で回動変位可能に構成されていることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、容器を設置面に設置する場合に容器本体の後部を所定の壁部に略当接させた配置としても、蓋体を支障なく開閉させることができる。例えば、開位置とされた蓋体の後端部(上面)が、容器本体の後端部よりも後方に突出する構成のように、容器本体の後部を所定の壁部に略当接させて容器を設置面に設置してしまうと、蓋体を良好に開位置とすることができない(収容部に対し物品を出入可能とする開位置となるまで回動変位させることができない)、或いは、蓋体を開位置とすることで蓋体が所定の壁部に圧接し、所定の壁部や蓋体が損傷等してしまう(場合によっては、容器本体が傾き、収容された物品が倒れてしまう)等の事態を回避することができる。従って、蓋体の開閉に支障なく容器本体を所定の壁部に略当接させて容器を配置することができ、容器の設置場所のスペース効率を極力良好なものとしつつ、容器と所定の壁部との間に埃が溜まる等の事態を抑制して衛生面の向上等を図ることができる。
【0009】
尚、「略」とは、厳密に所定の状態を特定するものではなく、常識的に認められる誤差の範囲や精度のもの、目的の機能や効果を達成可能な範囲で近似する状態を含む趣旨である。
【0010】
手段2.前記容器本体は、底壁構成部と、前記底壁構成部の側辺部から上方に突出する側壁部と、前記側壁部のうち前記容器本体の後側に位置する後側壁部の両側辺部からそれぞれ後方に突出する側辺リブとを備え、
前記側辺リブは、前記後側壁部の上部から下部にわたって連続して設けられていることを特徴とする手段1に記載の容器。
(【0011】以降は省略されています)

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