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公開番号2024086571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2023175296
出願日2023-10-10
発明の名称液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240620BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体の吐出性に影響する基板の破損を抑え、歩留まりを向上させることができる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】圧力発生手段40により容積が変化する圧力室21を有する液室基板122と、前記圧力室に対応するノズル11を有し、前記液室基板と接合されたノズル基板10と、前記ノズル基板が接合する側とは反対側に前記液室基板と接合されたフレーム基板(ダンパフレーム125)とを有する。前記フレーム基板と前記液室基板との間の少なくとも一部にダンパ123が設けられており、基板の積層方向から見た平面において、前記液室基板は前記ノズル基板よりも大きい外形であり、前記フレーム基板は前記液室基板よりも大きい外形である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
前記ノズル基板が接合する側とは反対側に前記液室基板と接合されたフレーム基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記フレーム基板と前記液室基板との間の少なくとも一部にダンパが設けられており、
基板の積層方向から見た平面において、前記液室基板は前記ノズル基板よりも大きい外形であり、前記フレーム基板は前記液室基板よりも大きい外形である
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ノズル基板、前記液室基板及び前記フレーム基板は、Siからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
前記ノズル基板が接合する側とは反対側に前記液室基板と接合されたフレーム基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記ノズル基板、前記液室基板及び前記フレーム基板は、Siからなり、
基板の積層方向から見た平面において、前記液室基板は前記ノズル基板よりも大きい外形であり、前記フレーム基板は前記液室基板よりも大きい外形である
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記フレーム基板は、配線パターンが形成されていない
ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
基板の積層方向から見た平面において、前記ノズル基板、前記液室基板及び前記フレーム基板は長手方向と短手方向を有し、これら基板の長手方向は同一方向であり、これら基板の短手方向は同一方向であり、
前記液室基板は、長手方向のみ前記ノズル基板よりも大きい外形であり、
前記フレーム基板は、長手方向のみ前記液室基板よりも大きい外形である
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
基板の積層方向から見た平面において、前記ノズル基板、前記液室基板及び前記フレーム基板は長手方向と短手方向を有し、これら基板の長手方向は同一方向であり、これら基板の短手方向は同一方向であり、
前記液室基板は、短手方向のみ前記ノズル基板よりも大きい外形であり、
前記フレーム基板は、短手方向のみ前記液室基板よりも大きい外形である
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
基板の積層方向から見た平面において、前記ノズル基板、前記液室基板及び前記フレーム基板は長手方向と短手方向を有し、これら基板の長手方向は同一方向であり、これら基板の短手方向は同一方向であり、
前記液室基板は、長手方向及び短手方向において前記ノズル基板よりも大きい外形であり、
前記フレーム基板は、長手方向及び短手方向において前記液室基板よりも大きい外形である
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
請求項1又は3に記載の液体吐出ヘッドを複数備える
ことを特徴とするヘッドモジュール。
【請求項9】
請求項1又は3に記載の液体吐出ヘッドを備える
ことを特徴とする液体吐出ユニット。
【請求項10】
請求項8に記載のヘッドモジュールを備える
ことを特徴とする液体を吐出する装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドでは、ノズル基板、液室基板、保持基板などを接合させた構造が知られている。
【0003】
各基板としては例えば以下のようにすることができる。ノズル基板は、液体を吐出するノズルが形成されている。液室基板は、ノズルに対応した圧力室が形成され、圧力室に圧力を印加する圧力発生手段が設けられている。保持基板は、液室基板に接合されて液室基板を保持する。液室基板には液体の流路が形成されており、必要に応じて保持基板にも液体の流路が形成される。
【0004】
従来技術では、液体の吐出性を向上させるため種々の提案がなされている。
特許文献1では、供給流路の気泡の排出性を向上させる目的で以下の構成を有する液体噴射ヘッドを開示している。共通液室から圧力室に向かう方向を第一方向とし、該第一方向と交差する方向を第二方向とし、供給流路は、第一方向及び第二方向に沿った第一断面において、入口部分にある第一幅の第一部位、及び、第二幅の第二部位を含み、第一幅は第二幅よりも狭くなっている。
【0005】
特許文献2では、小型化を図り、かつ、複数のマニホールドから噴射される液体の噴射特性のばらつきを低減することを目的として以下の構成を有する液体噴射ヘッドを開示している。特許文献2の液体噴射ヘッドは、液体を貯留する複数のマニホールドを有するヘッド本体と、ヘッド本体に液体を供給する第1分配流路及び第2分配流路が設けられた流路部材とを備え、複数のマニホールドは同じ平面上に配置され、第1分配流路及び第2分配流路と同じ平面上に配置されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、基板の面方向における多層基板の大きさが保護基板よりも大きくなっており、基板接合時などに多層基板が外部と接触して破損してしまう問題があった。また特許文献2も同様に、基板の面方向における連通板とノズルプレートの大きさが保護基板よりも大きくなっており、基板接合時などに連通板とノズルプレートが外部と接触して破損してしまう問題があった。このため従来技術では、外部との接触などにより、液体の吐出性に影響する基板の破損が生じており、歩留まりが低下するという問題が生じている。
【0007】
そこで本発明は、液体の吐出性に影響する基板の破損を抑え、歩留まりを向上させることができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出ヘッドは、
圧力発生手段により容積が変化する圧力室を有する液室基板と、
前記圧力室に対応するノズルを有し、前記液室基板と接合されたノズル基板と、
前記ノズル基板が接合する側とは反対側に前記液室基板と接合されたフレーム基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記フレーム基板と前記液室基板との間の少なくとも一部にダンパが設けられており、
基板の積層方向から見た平面において、前記液室基板は前記ノズル基板よりも大きい外形であり、前記フレーム基板は前記液室基板よりも大きい外形である
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、液体の吐出性に影響する基板の破損を抑え、歩留まりを向上させることができる液体吐出ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係るヘッドモジュールの一例を示す分解斜視説明図である。
同ヘッドモジュールのノズル面側から見た分解斜視説明図である。
同ヘッドモジュールのヘッド、ベース部材およびカバー部材を表す分解斜視説明図である。
本発明に係るヘッドモジュールの一例におけるヘッド短手方向に沿う断面説明図である。
本発明の液体吐出ヘッドの一例を説明するための斜視分解概略図である。
本発明の液体吐出ヘッドの一例を説明するための断面概略図である。
本発明の液体吐出ヘッドの一例を説明するための断面概略図(A)及び平面概略図(B)である。
比較例の液体吐出ヘッドを説明するための断面概略図(A)、平面概略図(B)及び欠け等を図示した平面概略図(C)である。
本発明の液体吐出ヘッドの他の例を説明するための断面概略図である。
本発明の液体吐出ヘッドの他の例を説明するための断面概略図である。
本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。
同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
液体を吐出する装置の他の例における概略図である。
液体を吐出する装置の他の例における概略図である。
液体吐出ユニットの一例における概略図である。
液体吐出ユニットの他の例における概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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