TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024086451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201583
出願日2022-12-16
発明の名称液体吐出ヘッド、液体吐出ユニットおよび液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B05C 5/00 20060101AFI20240620BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】ノズル孔に対するニードル弁の位置ずれや傾きが低減され、液体の安定した吐出状態を得る。
【解決手段】液体を収容する液室と、前記液室に連通し前記液体を吐出するノズル孔と、前記ノズル孔に対して離接移動し前記ノズル孔を開閉するニードル弁と、前記ニードル弁を離接移動させる駆動手段と、前記液室と、前記ニードル弁および前記駆動手段を収容する収容室とを有するハウジングと、を備える液体吐出ヘッドであって、前記ニードル弁は、該ニードル弁の前記離接移動の方向と直交する方向における前記ニードル弁の位置を規制する位置規制部材を介して前記収容室に支持され、前記位置規制部材は、前記ニードル弁の前記離接移動の方向に可撓性を有するシート状を成し、前記ニードル弁の外周部と嵌合する内周部と、前記ハウジングに固定される外縁部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液体を収容する液室と、
前記液室に連通し前記液体を吐出するノズル孔と、
前記ノズル孔に対して離接移動し前記ノズル孔を開閉するニードル弁と、
前記ニードル弁を離接移動させる駆動手段と、
前記液室と、前記ニードル弁および前記駆動手段を収容する収容室とを有するハウジングと、
を備える液体吐出ヘッドであって、
前記ニードル弁は、
該ニードル弁の前記離接移動の方向と直交する方向における前記ニードル弁の位置を規制する位置規制部材を介して前記収容室に支持され、
前記位置規制部材は、
前記ニードル弁の前記離接移動の方向に可撓性を有するシート状を成し、
前記ニードル弁の外周部と嵌合する内周部と、
前記ハウジングに固定される外縁部と、
を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記位置規制部材は、前記液室から前記収容室への前記液体の浸入を防ぐシール性を有することを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記位置規制部材を第1の位置規制部材としたとき、前記ニードル弁の前記離接移動の方向において前記第1の位置規制部材に対し前記液室と反対側へ離れた位置に、前記ニードル弁の前記離接移動の方向と直交する方向における前記ニードル弁の位置を規制する第2の位置規制部材を備えることを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第2の位置規制部材は、前記ニードル弁が前記ノズル孔を閉鎖する位置にある場合に、前記離接方向に垂直な方向の位置ずれを吸収することを特徴とする請求項3記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記液室と前記位置規制部材との間に、
前記ニードル弁の前記離接移動の方向に可撓性を有し、前記液室から前記収容室への前記液体の浸入を防ぐシール部材を設け、
前記シール部材は、
前記ニードル弁の外周部と嵌合する内周部と、
前記ハウジングに固定される外縁部と、
を有することを特徴とする請求項1または3記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記シール部材の前記液室に対面する部分の面積は、前記位置規制部材の可撓部分の面積よりも小さいことを特徴とする請求項5記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記位置規制部材は、前記内周部から前記外縁部に向かう断面形状が、波型に形成されていることを特徴とする請求項2記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記シール部材は、前記内周部から前記外縁部に向かう断面形状が、波型に形成されていることを特徴とする請求項5記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記位置規制部材は、繊維層と、樹脂および/またはゴムを含む樹脂層とを有することを特徴とする請求項1記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記位置規制部材は、金属層と、樹脂および/またはゴムを含む樹脂層とを有し、前記金属層には、前記内周部と前記外縁部とを部分的に接続する梁部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニットおよび液体吐出装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スライド可能なバルブニードルによってノズルを開閉してノズルチャンバ内のコーティング剤の液滴を吐出するアプリケータに関して、バルブニードルを変位させるアクチュエータを収容するアクチュエータチャンバと、コーティング剤を収容するノズルチャンバとを流体的に分離する封止部材を備えるとともに、封止部材を連続の膜状の封止膜として構成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2020-535005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載されたような封止膜では、ノズル孔に対するニードル弁の位置や姿勢を維持することが難しく、ノズル孔からの液体の吐出状態が安定しないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、液体を収容する液室と、前記液室に連通し前記液体を吐出するノズル孔と、前記ノズル孔に対して離接移動し前記ノズル孔を開閉するニードル弁と、前記ニードル弁を離接移動させる駆動手段と、前記液室と、前記ニードル弁および前記駆動手段を収容する収容室とを有するハウジングと、を備える液体吐出ヘッドであって、前記ニードル弁は、該ニードル弁の前記離接移動の方向と直交する方向における前記ニードル弁の位置を規制する位置規制部材を介して前記収容室に支持され、前記位置規制部材は、前記ニードル弁の前記離接移動の方向に可撓性を有するシート状を成し、前記ニードル弁の外周部と嵌合する内周部と、前記ハウジングに固定される外縁部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ノズル孔に対するニードル弁の位置ずれや傾きが低減され、液体の安定した吐出状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るヘッドユニットの一例を示す概略断面図。
保持部材の一例を示す概略構成図。
第1の実施形態を示す要部概略断面図。
位置規制部材の固定方法の変形例を示す要部概略断面図。
加圧供給機構およびヘッド移動機構の一例を示す説明図。
ヘッドユニット、加圧供給機構、ヘッド移動機構および排出バルブの制御系の一例を示すブロック図。
制御部のハードウエア構成の一例を示す説明図。
ヘッドの動作を説明する図。
比較例のヘッド構成を示す概略断面図。
第2の実施形態を示す要部概略断面図。
第3の実施形態を示す要部概略断面図。
シール・位置規制膜およびシール膜の変形例を示す説明図。
シール・位置規制膜の変形例を示す説明図。
シール・位置規制膜の変形例を示す説明図。
位置規制膜の梁構造のパターン例を示す平面図。
ニードル弁に対する位置規制膜の配置の一例を示す説明図。
ニードル弁の位置規制を説明する図。
ニードル弁の傾きがもたらす現象についての説明図。
複数のノズル孔を備える液体吐出ヘッドの一例を示す要部斜視展開図。
複数のノズル孔を備える液体吐出ヘッドの別の例を示す要部斜視展開図。
位置規制膜の平面図。
複数のノズル孔を備える液体吐出ヘッドの別の例を示す要部斜視展開図。
位置規制膜の平面図。
実施形態に係るヘッドユニットの別の構成例を示す概略断面図。
車体塗装システムの一例を示す説明図。
車体塗装システムの使用例を示す説明図。
印刷装置のキャリッジ部分の斜視図。
印刷装置の一例を示す全体斜視図。
電極製造装置の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら発明を実施するための形態を説明する。図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0009】
[ヘッドユニットの概要]
はじめに図1乃至図3を用いてヘッドユニットの概要について説明する。図1は、実施形態に係るヘッドユニットの一例を示す概略断面図であり、ヘッド最小単位(1ノズル)の構成が図示されている。
【0010】
図1に例示されたヘッドユニットは、液体の一例である塗料を吐出するヘッドユニットである。ヘッドユニットHUは、液体吐出ヘッドの一例であるヘッド100と、ヘッド100の駆動を制御するヘッド制御部902とから構成される。ヘッド制御部902は駆動制御部の一例である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
頭部装着型表示装置、およびメガネ
3日前
株式会社リコー
情報処理装置、プログラム、Webアプリケーション管理方法及び情報処理システム
2日前
ベック株式会社
被膜形成方法
17日前
三菱製紙株式会社
液体塗布装置
1か月前
株式会社リコー
塗工装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
塗工装置
17日前
関西ペイント株式会社
複層塗膜形成方法
27日前
御崎コンベヤー株式会社
液体塗布装置
2か月前
株式会社リコー
塗布装置
25日前
東洋製罐株式会社
成形品確認装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
シール材塗布装置
1か月前
株式会社オンテックス
木目調塗装用刷毛
2か月前
株式会社三和技巧
塗装装置
2か月前
個人
室内空間環境制御方法
5日前
旭サナック株式会社
粉体塗装装置
1か月前
株式会社ニチリン
塗布装置
1か月前
近畿日本鉄道株式会社
エア噴射ノズル
1か月前
理想科学工業株式会社
塗布装置
1か月前
株式会社吉野工業所
ポンプ装置
20日前
トヨタ自動車東日本株式会社
積層塗膜形成方法
24日前
兵神装備株式会社
ノズル、及び液供給システム
1か月前
ヤマホ工業株式会社
伸縮式散布杆
1か月前
株式会社吉野工業所
蓄圧式吐出具
1か月前
三和合板株式会社
化粧板の製造装置
2か月前
TOPPANホールディングス株式会社
スリットコータ
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式液体噴出器
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置および液体吐出方法
1か月前
菊水化学工業株式会社
塗装方法及び積層構造
1か月前
株式会社吉野工業所
トリガー式吐出具
1か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
23日前
積水ポリマテック株式会社
マスク方法及びマスク部材
2か月前
セイコーエプソン株式会社
粉体分注装置
10日前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
24日前
住鉱潤滑剤株式会社
塗装用治具および塗装装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
液体噴射装置
1か月前
株式会社リコー
液滴形成装置
1か月前
続きを見る