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公開番号2024077108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022188953
出願日2022-11-28
発明の名称液体噴射装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 1/12 20060101AFI20240531BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液体を連続流で噴射するとともに該連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させることが可能な液体噴射装置において簡単な構造で噴射特性を切り替える。
【解決手段】ノズル26から液体3を連続流3aとして噴射し、連続流3aから形成された液滴3bを対象物に衝突させる液体噴射装置1であって、内部に液体3が流通する流路23が形成された把持部21と、ノズル26を有し、把持部21に設けられる噴射部25と、を備え、ノズル26または流路23の少なくとも一方が複数形成され、噴射部25は、把持部21に対し回動可能であり、ノズル26は、噴射部25の回動軸Aからずれた位置に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルから液体を連続流として噴射し、前記連続流から形成された液滴を対象物に衝突させる液体噴射装置であって、
内部に前記液体が流通する流路が形成された把持部と、
前記ノズルを有し、前記把持部に設けられる噴射部と、
を備え、
前記ノズルまたは前記流路の少なくとも一方が複数形成され、
前記噴射部は、前記把持部に対し回動可能であり、
前記ノズルは、前記噴射部の回動軸からずれた位置に形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記噴射部を前記把持部に押圧する押圧部を備えることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体噴射装置において、
前記押圧部は、前記回動軸の延長線上に設けられることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記噴射部の回動を規制する回動規制部を備えることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項5】
請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記流路を複数備え、
前記回動規制部は、前記ノズルと嵌合していない流路の端部と係合することで、前記噴射部の回動を規制することを特徴とする液体噴射装置。
【請求項6】
請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記流路を複数備え、
前記ノズルと嵌合している流路を判定する流路判定部を備えることを特徴とする液体噴射装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記ノズルを複数備え、
複数の前記ノズルは、各々の内径が異なることを特徴とする液体噴射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体噴射装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、対象物に対して液体を噴射させる様々な液体噴射装置が使用されている。このような液体噴射装置のうち、連続状態で噴射された液体が液滴となる液滴化された状態で該液滴を対象物に衝突させる液体噴射装置がある。液体を連続流でなく、液滴化した状態で対象に衝突させることにより、衝撃圧が作用するため、同一流量であっても連続流より極めて大きな洗浄、剥離、破砕効果を発生することができる。液体をノズルから空中に噴射した場合、ノズルからは連続流が噴射されるが、やがて、表面張力により液滴に分裂する。このときの液滴径、液滴速度および単位時間当たりに生成される液滴周波数は、ノズルと流量で一意に決まる。この、液滴径、液滴速度、液滴周波数は洗浄、剥離、破砕特性に大きな影響を与える。従って対象物の種類や作業内容などによってノズルを変更して液滴の特性を変えることが求められる。例えば、特許文献1には、高圧に加圧した液体に気体を混入させてノズルから該液体を噴射することで、液滴化された状態で該液滴を対象物に衝突させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-257997号公報
特開2016-168531号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、連続状態で噴射された液体が液滴となる液滴化された状態で該液滴を対象物に衝突させる液体噴射装置は様々な用途で使用される。このため、用途によって噴射特性を切り替えることが望まれている。しかしながら、特許文献1に記載されるような、連続状態で噴射された液体が液滴となる液滴化された状態で該液滴を対象物に衝突させる従来の液体噴射装置においては、噴射特性を切り替えることが困難であった。一方、特許文献2には、噴射される液体の噴射状態を噴流状態とスプレー状態とで切り替え可能な液体噴射装置が開示されているが、構造が複雑であり、簡単な構造で噴射特性を切り替える構成とはなっていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の液体噴射装置は、ノズルから液体を連続流として噴射し、前記連続流から形成された液滴を対象物に衝突させる液体噴射装置であって、内部に前記液体が流通する流路が形成された把持部と、前記ノズルを有し、前記把持部に設けられる噴射部と、を備え、前記ノズルまたは前記流路の少なくとも一方が複数形成され、前記噴射部は、前記把持部に対し回動可能であり、前記ノズルは、前記噴射部の回動軸からずれた位置に形成されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施例1の液体噴射装置を表す概略図。
実施例1の液体噴射装置の噴射部周辺を表す断面図であって、第1ノズルと流路とを接続した状態を表す図。
実施例1の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第1ノズルと流路とを接続した状態を表す図。
実施例1の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第2ノズルと流路とを接続した状態を表す図。
実施例2の液体噴射装置を表す概略図。
実施例2の液体噴射装置の噴射部周辺を表す断面図であって、第1ノズルと流路とを接続した状態を表す図。
実施例2の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第1ノズルと流路とを接続した状態を表す図。
実施例2の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第2ノズルと流路とを接続した状態を表す図。
実施例3の液体噴射装置の噴射部周辺を表す断面図であって、第1ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
実施例3の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第1ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
実施例3の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第1ノズルと第2流路とを接続した状態を表す図。
実施例3の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第2ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
実施例3の液体噴射装置の噴射部を表す平面図であって、第2ノズルと第2流路とを接続した状態を表す図。
実施例5の液体噴射装置の噴射部周辺を表す断面図であって、ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
実施例6の液体噴射装置の噴射部周辺を表す断面図であって、ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
実施例7の液体噴射装置の噴射部周辺を表す断面図であって、ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
実施例7の液体噴射装置の噴射部周辺を表す平面図であって、ノズルと第1流路とを接続した状態を表す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体噴射装置は、ノズルから液体を連続流として噴射し、前記連続流から形成された液滴を対象物に衝突させる液体噴射装置であって、内部に前記液体が流通する流路が形成された把持部と、前記ノズルを有し、前記把持部に設けられる噴射部と、を備え、前記ノズルまたは前記流路の少なくとも一方が複数形成され、前記噴射部は、前記把持部に対し回動可能であり、前記ノズルは、前記噴射部の回動軸からずれた位置に形成されていることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、噴射部は把持部に対し回動可能であり、ノズルは噴射部の回動軸からずれた位置に形成されている。このような構成とすることで、ノズルと流路との接続を簡単に切り替えることができる。したがって、液体を連続流で噴射するとともに該連続流を液滴化させて液滴状で対象物に衝突させることが可能な液体噴射装置において簡単な構造で噴射特性を切り替えることができる。
【0009】
本発明の第2の態様の液体噴射装置は、前記第1の態様において、前記噴射部を前記把持部に押圧する押圧部を備えることを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、噴射部を把持部に押圧する押圧部を備える。このため、流路の密閉性が向上して噴射部と把持部との間から液漏れすることなどを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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