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公開番号2024044990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2023073584
出願日2023-04-27
発明の名称噴射ノズル
出願人有限会社ガリュー
代理人個人,個人,個人
主分類B05B 3/04 20060101AFI20240326BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】首を振ることなく旋回することが可能となる噴射ノズルを提供する。
【解決手段】ノズル本体16は、円筒状の基体部70を有し、噴出部81が、ノズル本体16の軸方向中間位置の内外を基体部70の径方向に連通する連通孔82と、連通孔82に対し基体部70の円周方向における一側かつ基体部70の軸方向における一側に、連通孔82の一部を形成しつつ基体部70から基体部70の径方向における外方に突出して設けられた凸状ガイド部83と、連通孔82に対し基体部70の円周方向における他側かつ基体部70の軸方向における他側に、連通孔82の一部を形成しつつ基体部70から基体部70の径方向における内方に凹んで設けられた凹状ガイド部84とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筒状部材と、
基端開口部を有する円筒状をなすと共に先端側に噴出部が設けられたノズル本体と、
前記ノズル本体に該ノズル本体の中心軸線の延びる方向に離間して設けられて前記ノズル本体を前記筒状部材の内周部に回転可能に支持する二つの軸受と、
前記筒状部材内で前記基端開口部との間に隙間をもって配置されて前記基端開口部内に向けて加圧気体を噴出させる内部ノズル部と、を備え、
前記筒状部材には、前記二つの軸受のうち前記基端開口部に近い側の軸受よりも前記内部ノズル部側に、外部に連通可能な第1外部連通部が設けられ、
前記ノズル本体は、円筒状の基体部を有し、
前記噴出部は、
前記ノズル本体の軸方向中間位置の内外を前記基体部の径方向に連通する連通孔と、
前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における一側かつ前記基体部の軸方向における一側に、前記連通孔の一部を形成しつつ前記基体部から該基体部の径方向における外方に突出して設けられた凸状ガイド部と、
前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における他側かつ前記基体部の軸方向における他側に、前記連通孔の一部を形成しつつ前記基体部から該基体部の径方向における内方に凹んで設けられた凹状ガイド部と、
を有することを特徴とする噴射ノズル。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記凸状ガイド部は、前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における一側かつ前記基体部の軸方向における前記基端開口部側に設けられ、
前記凹状ガイド部は、前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における他側かつ前記基体部の軸方向における前記基端開口部とは反対側に設けられ、
前記ノズル本体には、前記基端開口部とは反対側の先端部に、前記基体部の中心軸線に対して斜めに先端噴出穴が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の噴射ノズル。
【請求項3】
前記凸状ガイド部は、前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における一側かつ前記基体部の軸方向における前記基端開口部とは反対側に設けられ、
前記凹状ガイド部は、前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における他側かつ前記基体部の軸方向における前記基端開口部側に設けられ、
前記ノズル本体は、前記基端開口部とは反対側の先端部が閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載の噴射ノズル。
【請求項4】
前記ノズル本体内には、前記加圧気体の通過時に、該加圧気体によって前記ノズル本体に回転力を生じさせる回転力発生部材が設けられており、
前記回転力発生部材は、前記連通孔から前記凸状ガイド部および前記凹状ガイド部によって案内されて前記加圧気体が噴出する際に前記ノズル本体に生じる回転力と同方向の回転力を生じさせることを特徴とする請求項1に記載の噴射ノズル。
【請求項5】
前記筒状部材には、前記二つの軸受のうち前記基端開口部に近い側の軸受よりも前記内部ノズル部側に、外部に連通可能な第2外部連通部が、前記第1外部連通部とは別に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の噴射ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、噴射ノズルに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
可撓性を有する管材からなるノズルが、ノズルの内部を通過して先端から噴出する流体の力で首を振るように旋回するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-165671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のノズルは、首を振るように旋回するため、例えば穴内を洗浄する洗浄ノズルとして使用した場合に洗浄効率が劣るという課題があった。
【0005】
したがって、本発明は、首を振ることなく旋回することが可能となる噴射ノズルの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、筒状部材と、基端開口部を有する円筒状をなすと共に先端側に噴出部が設けられたノズル本体と、前記ノズル本体に該ノズル本体の中心軸線の延びる方向に離間して設けられて前記ノズル本体を前記筒状部材の内周部に回転可能に支持する二つの軸受と、前記筒状部材内で前記基端開口部との間に隙間をもって配置されて前記基端開口部内に向けて加圧気体を噴出させる内部ノズル部と、を備え、前記筒状部材には、前記二つの軸受のうち前記基端開口部に近い側の軸受よりも前記内部ノズル部側に、外部に連通可能な第1外部連通部が設けられ、前記ノズル本体は、円筒状の基体部を有し、前記噴出部は、前記ノズル本体の軸方向中間位置の内外を前記基体部の径方向に連通する連通孔と、前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における一側かつ前記基体部の軸方向における一側に、前記連通孔の一部を形成しつつ前記基体部から該基体部の径方向における外方に突出して設けられた凸状ガイド部と、前記連通孔に対し前記基体部の円周方向における他側かつ前記基体部の軸方向における他側に、前記連通孔の一部を形成しつつ前記基体部から該基体部の径方向における内方に凹んで設けられた凹状ガイド部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ノズル本体の基端開口部内に向けて、この基端開口部との間に隙間をもって配置された内部ノズル部から加圧気体を噴出させると、ノズル本体内を通過した加圧気体が、ノズル本体の軸方向中間位置の内外を基体部の径方向に連通する連通孔から噴出する。その際に、連通孔に対し基体部の円周方向における一側かつ基体部の軸方向における一側に、連通孔の一部を形成しつつ基体部から基体部の径方向における外方に突出して設けられた凸状ガイド部と、連通孔に対し基体部の円周方向における他側かつ基体部の軸方向における他側に、連通孔の一部を形成しつつ基体部から基体部の径方向における内方に凹んで設けられた凹状ガイド部とによって案内されて、連通孔から基体部の円周方向における前記他側かつ基体部の軸方向における前記他側に向けて加圧気体が噴出する。これにより、二つの軸受で筒状部材に支持されたノズル本体が円周方向における前記一側に回転する。これにより、ノズル本体は、首を振らずに旋回できる。
【0008】
また、ノズル本体の基端開口部内に向けて、この基端開口部との間に隙間をもって配置された内部ノズル部から加圧気体を噴出させると、基端開口部と内部ノズル部との間に負圧が生じることになる。筒状部材には、二つの軸受のうち基端開口部に近い側の軸受よりも内部ノズル部側に、外部に連通可能な第1外部連通部が設けられているため、第1外部連通部に連通する外部から上記負圧で流体の吸引を行い、加圧気体と混合しつつ、回転するノズル本体の噴出部から噴出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルを含む噴射ガンを示す側面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルを示す一部を断面とした側面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す図3のIV-IV断面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す正面図である。
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す図7のVIII-VIII断面図である。
本発明に係る第2実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第2実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す図9のX-X断面図である。
本発明に係る第2実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第2実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第2実施形態の噴射ノズルの先端側の部分を示す側面図である。
本発明に係る第1,第2実施形態の噴射ノズルの要部の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
本発明に係る第1実施形態の噴射ノズルを図1~図8を参照して以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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