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公開番号2024053530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2023098397
出願日2023-06-15
発明の名称塗工設備
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B05C 1/16 20060101AFI20240408BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】塗工バーのサイズ・重量を考慮しつつ、塗工バーの曲がりを抑え、衛生紙ロール状製品のテールシールにおいてより均一に接着剤を塗布できる塗工設備を提供する。
【解決手段】本発明は、塗工バー1の両端部を吊り下げ上下させることで、接着剤が付された塗工バー1の先端部を衛生紙のペーパーログに押し当てテールシールを設けるための塗工設備100であって、塗工バー1は、フレーム部品111と、フレーム部品111に固定され、先端に塗布部材113が取り付けられるバー部品112と、を含んで構成され、フレーム部品111は、バー部品112の重力方向の変形を補正する機能部を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
塗工バーの両端部を吊り下げ上下させることで、接着剤が付された前記塗工バーの先端部を衛生紙のペーパーログに押し当てテールシールを設けるための塗工設備であって、
前記塗工バーは、フレーム部品と、前記フレーム部品に固定され、先端に塗布部材が取り付けられるバー部品と、を含んで構成され、
前記フレーム部品は、前記バー部品の重力方向の変形を補正する機能部を備えることを特徴とする塗工設備。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記機能部は、前記フレーム部品に所定間隔で設けられた複数の調整ボルト用孔部と、前記調整ボルト用孔部を通り前記フレーム部品と前記バー部品との前記重力方向における間隔を調整するための調整ボルトおよび調整ボルト用ナットと、から成ることを特徴とする請求項1に記載の塗工設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生紙ロール状製品のテールシール加工を行うための塗工設備に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トイレットペーパーやキッチンペーパー(紙製のキッチンタオルを含む)などの衛生紙をロール状に巻いた衛生紙ロール状製品において、巻き終わり部分(以下、「テール部分」とも言う)にはシール(糊付け)されており、このテール部分のシール(以下、「テールシール」とも言う)を設けるための塗工には、様々な方法が用いられている。
【0003】
例えば、ワイヤーによる塗工は、軽量で設備が小さくて済むが、塗工時にロールと接触することでワイヤーが曲がるため、塗工を均一化することが難しく、また、スプレーによる塗工は、ノズルの詰まりなどのトラブルがあり、他の方法として塗工バーによる塗工が考えられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、塗工バーによる塗工においても、塗工バーが重力によって曲がることにより、衛生紙ロール状製品のテールシールにおいて上手く均一に接着剤を塗布できないおそれがあった。ここで仮に、塗工バーの曲がりを抑えるため、塗工バーに幅広の金属板を単純に使用すると、塗工バーのサイズ・重量が共に大きくなり、塗工バーを設置する設備サイズが大きくなることが考えられる。
【0005】
本発明の目的は、塗工バーのサイズ・重量を考慮しつつ、塗工バーの曲がりを抑え、衛生紙ロール状製品のテールシールにおいてより均一に接着剤を塗布できる塗工設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による塗工設備の第1形態は、塗工バーの両端部を吊り下げ上下させることで、接着剤が付された前記塗工バーの先端部を衛生紙のペーパーログに押し当てテールシールを設けるための塗工設備であって、前記塗工バーは、フレーム部品と、前記フレーム部品に固定され、先端に塗布部材が取り付けられるバー部品と、を含んで構成され、前記フレーム部品は、前記バー部品の重力方向の変形を補正する機能部を備えることを特徴とするものである。
【0007】
本発明による塗工設備の第2形態は、前記機能部は、前記フレーム部品に所定間隔で設けられた複数の調整ボルト用孔部と、前記調整ボルト用孔部を通り前記フレーム部品と前記バー部品との前記重力方向における間隔を調整するための調整ボルトおよび調整ボルト用ナットと、から成ることを特徴とする第1形態として記載のものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、塗工バーの曲がりを調整する機能を備えることで、幅狭の軽量な塗工バーを使用することができ、ひいては塗工設備のサイズを小さくでき、且つ、塗工バーの曲がりを微調整できることでテールシールにおける接着剤の塗布をより均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る塗工設備の概略的なブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る、塗工バーのうちフレーム部品を示す図であり、(a)は側面から見た平面図、(b)は(a)のIIb-IIb方向断面図である。
本発明の第1実施形態に係る、塗工バーのうちバー部品を示す図であり、(a)は側面から見た平面図、(b)は(a)のIIIb-IIIb方向断面図である。
本発明の第1実施形態に係る、フレーム部品にバー部品を組み付けた状態を示す図であり、(a)は側面から見た平面図、(b)は(a)のIVb-IVb方向断面図である。
本発明の第1実施形態の変形例に係る、塗布部材の先端縁の形状について説明するための図である。
本発明の第2実施形態に係る、塗工バーのうちフレーム部品を示す図であり、(a)は側面から見た平面図、(b)は(a)のVIb-VIb方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明による塗工設備の実施形態について、図1から図6を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本形態の態様に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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