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公開番号2024027056
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-29
出願番号2022129780
出願日2022-08-16
発明の名称噴霧装置
出願人プルガティオ株式会社
代理人個人
主分類B05B 17/06 20060101AFI20240221BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】安定してブラウン運動を起こすことができる程度の微粒子を大量に生成することが可能な噴霧装置を提供する。
【解決手段】装置は、霧化タンクと、霧化デバイスと、搬送エアを霧化タンクの内部に設けられた送風口11bから吐出する送風機と、送出口11cと、第一バッフルプレート14a及び第二バッフルプレート14bを備える。第一バッフルプレートは、霧化タンクの幅方向一端側に向けて斜め下方に傾斜して配設され、第二バッフルプレートは、霧化タンクの幅方向他端側に向けて斜め下方に傾斜して配設されるとともに、霧化タンクにおける幅方向他端側の側面と所定の間隔を隔てて当該側面に向けて配置される第二エッジ部14beと、霧化タンクの天面の内側に接続される第二接続部14bcを備え、送風口は第二エッジ部よりも霧化タンクの幅方向一端側寄りに配設されるとともに送出口は第二接続部よりも霧化タンクの幅方向他端側寄りに配設される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
所定の幅を有し液剤を貯留可能な霧化タンクと、
前記霧化タンク内において前記液剤を霧化して微粒子を生成する超音波振動子が配設された霧化デバイスと、
所定の回転数を保持可能な送風部材を備え、前記液剤の微粒子を搬送するための搬送エアを、前記霧化タンクの内部に設けられた送風口から吐出する送風機と、
前記霧化タンクに設けられ、前記微粒子を前記搬送エアとともに送出する送出口と、
前記超音波振動子の上方において前記霧化タンクの幅方向に並設される第一バッフルプレート及び第二バッフルプレートを備え、
前記第一バッフルプレートは、前記霧化タンクの幅方向一端側に向けて斜め下方に傾斜して配設されるとともに、前記霧化タンクにおける幅方向一端側の側面と所定の間隔を隔てて当該側面に向けて配置される第一エッジ部と、前記霧化タンクの天面の内側に接続される第一接続部を備え、
前記第二バッフルプレートは、前記霧化タンクの幅方向他端側に向けて斜め下方に傾斜して配設されるとともに、前記霧化タンクにおける幅方向他端側の側面と所定の間隔を隔てて当該側面に向けて配置される第二エッジ部と、前記霧化タンクの天面の内側に接続される第二接続部を備え、
前記送風口は前記第二エッジ部よりも前記霧化タンクの幅方向一端側寄りに配設されるとともに前記送出口は前記第二接続部よりも前記霧化タンクの幅方向他端側寄りに配設される、
噴霧装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記送風口は前記霧化タンクの壁面に対向して配設される、
請求項1に記載の噴霧装置。
【請求項3】
前記霧化タンクが平面視略円形状に形成されるとともに、前記送風口が前記霧化タンクの壁面の接線方向に沿う向きに配設される、
請求項1に記載の噴霧装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液剤を空間に噴霧する噴霧装置において、微粒子を生成するための技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
水や所定の効果を奏する液剤を霧化して、空間に噴霧する種々の噴霧装置が開発されている。
【0003】
このような噴霧装置において、噴霧された微粒子を隅々まで、かつ均等に空間内に拡散するためには、所望の粒径、特に、微粒子が空気中でブラウン運動を起こすことができる程度に小さな粒径を有する微粒子を安定して生成することが要求される。
【0004】
このような噴霧装置の一例として、例えば、コンサートホール、ライブハウス、劇場ないしは映画館などの広いスペースにおいて、除菌作用を有する液剤を大量に噴霧する必要が生じる場合がある。そのような場合において、粒子の粒径が大きいと空間の隅々まで至る前に床面に落下してしまうとともに、床面や壁面、各種電気機器を湿らせてしまうこととなり、滑りやカビ、機器の故障の原因となるため好ましくない。そのため、空気中を長時間浮遊して除菌効果を発揮するよう、ブラウン運動を起こすことができる程度の小さな粒径を有する微粒子を発生させる必要がある。
【0005】
一般的に、液剤を霧化して噴霧するためには、液剤が貯留されている霧化ユニットにおいて、超音波振動子等の振動子を用いて発生させた液柱をセパレータに衝突させて大きな液滴と小さな霧滴とに分離し、霧滴のみを送風機などから供給される搬送媒体を用いて搬送して空気中に拡散する技術が採用されている。(特許文献1、特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-309248号公報
実開昭60-50728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1や特許文献2に開示された技術によると、液滴から分離された霧滴を選択的に噴霧することが可能な噴霧装置を得ることができる。しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示された技術は、セパレータで液柱が衝突する領域に直接的にエアを供給するため、エアによって流れが乱され、粒径が比較的大きな粒子もエアに巻き込まれて搬送される。そのため、エアに搬送され噴霧される微粒子の粒径は10μmのオーダーであり、ブラウン運動を起こすことができる程度に小さな微粒子(粒径0.1~2μm程度)を生成することは難しい。
【0008】
また、広いスペースに対し均等に微粒子を行き渡らせるためには、微粒子を搬送するための搬送エアを大量に供給する必要があるが、その場合、粒径の小さな微粒子だけでなく粒径の大きな粒子をも搬送することになり、ブラウン運動を起こすことができる程度に小さな微粒子のみを搬送することは難しい。
【0009】
小さな微粒子のみを生成・搬送するためには、振動子への印加電圧や送風機の回転数を同時に精度よく制御することが必要となり、専門知識が無ければ難しい。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、作業が不慣れな人材であっても、高価な制御装置を用いて複雑な制御をせずとも、安定してブラウン運動を起こすことができる程度の微細な粒径を有する微粒子を大量に生成することが可能な噴霧装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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