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公開番号2024017569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120289
出願日2022-07-28
発明の名称凹版インキ自動供給機構
出願人独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類B05C 11/10 20060101AFI20240201BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】
粘度の高い凹版インキを自動的にインキつぼへと一定量供給することで、安定した品質の印刷物を製造することができる凹版インキ自動供給機構の提供を課題とする。
【解決手段】
凹版インキ自動供給機構は、凹版インキを貯蔵するための凹版インキ貯蔵部と、凹版インキを搬送するために所定の角度を有する溝を設けたロータと、ロータを回転可能とする回転部と、ロータを挿通するための貫通孔を有するステータと、ロータによって搬送された凹版インキを吐出するための吐出口と、を有する凹版インキ供給部と、凹版インキ供給部から吐出された凹版インキを貯えるための凹版インキつぼと、凹版インキ量を検知するための供給量検知部と、を有するインカー部と、凹版インキつぼ内に貯えられた供給量検知部の検知状態に基づき、凹版インキの供給又は停止の指令を凹版インキ供給部へと伝達する制御部と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
凹版印刷機に備えられ、凹版インキを自動で供給する凹版インキ自動供給機構であって、
前記凹版インキ自動供給機構は、前記凹版印刷機の近傍に配置され、前記凹版インキを貯蔵するための凹版インキ貯蔵部と、
前記凹版インキ貯蔵部の上部に接続され、前記凹版インキ貯蔵部の前記凹版インキを搬送するために所定の角度を有する溝を設けたロータと、前記ロータを回転可能とする前記ロータ上部に設けられた回転部と、前記ロータの外周面を囲むように配置され、前記ロータを挿通するための貫通孔を有するステータと、前記貫通孔と接続され、前記ロータによって搬送された前記凹版インキを外部へ吐出する吐出口と、を有する凹版インキ供給部と、
前記凹版印刷機の内部に位置し、前記吐出口の下部に配置され、前記凹版インキ供給部から吐出された前記凹版インキを貯えるための凹版インキつぼと、前記凹版インキつぼ内に貯えられた凹版インキ量を検知するための供給量検知部と、を有するインカー部と、
供給量検知部の検知状態に基づき、前記凹版インキの供給又は停止の指令を前記凹版インキ供給部へと伝達する制御部と、
を備えることを特徴とする凹版インキ自動供給機構。
続きを表示(約 91 文字)【請求項2】
前記ロータは、前記凹版インキ貯蔵部側から上方へ向かうにしたがって、径が大きくなるネジ形状であることを特徴とする請求項1に記載の凹版インキ自動供給機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、凹版印刷機において、凹版インキの粘度に関わらず最適な量の凹版インキの供給を行う凹版インキ自動供給機構に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
凹版印刷は、文字や線のくぼみがある版面の全面に凹版インキを付けて、これを布、ローラ、ドクター等で拭き取り、くぼみの部分にだけ残った凹版インキを紙に転移させる印刷方式である。この方式は、盛り上がりのある独特な印刷画線が得られるため銀行券や証券等の貴重製品の印刷に用いられる。
【0003】
凹版インキの粘度は100Pa・sを超えるものが一般的であり、凹版印刷における凹版インキの供給方法としては、一般に作業者がインキ缶に存する凹版インキをインキへらにて取り出し、凹版インキつぼへと手で投入する方法が用いられる。
【0004】
さらに、前述の作業者がインキ缶に存する凹版インキをインキへらにて取り出し、インキつぼへと手で投入する方法においては、作業者が凹版インキをインキ缶から切り分ける必要があり、粘度の高い凹版インキを切り分ける作業は多大な労力を必要とする。また、凹版インキを安定して供給するため、少量づつ凹版インキを投入することから凹版インキを凹版インキつぼへと投入する頻度は多くなる。したがって、凹版インキの供給にかかる作業負荷は大きく作業効率も悪い。
【0005】
一般的な印刷に用いられるオフセット印刷やグラビア印刷、フレキソ印刷等に用いられるインキの粘度は0.1~0.5Pa・sである。一方、凹版インキは、他の印刷インキと比較すると著しく粘度が高く、流動性が低いことが特徴である。
【0006】
一般的な印刷に用いられるオフセットインキやグラビアインキ、フレキソインキ等をインキつぼへ供給するインキ供給機構は、一例としてエアーシリンダーを用い、空気圧によりインキを吐出口へと押し出す機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平6-328670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、粘度が高い凹版インキにエアーシリンダーを用いた場合、供給の過程において詰りによる吐出不良が生じ、凹版インキは安定して凹版インキつぼへと供給されなくなる。凹版インキの供給不足は、印刷物の画線切れや刷色不良を引き起こし、印刷物の品質に悪影響を及ぼす。
【0009】
本発明は、粘度の高い凹版インキを自動的にインキつぼへと一定量供給することで、安定した品質の印刷物を製造することができる凹版インキ自動供給機構を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
凹版印刷機に備えられ、凹版インキを自動で供給する凹版インキ自動供給機構であって、凹版インキ自動供給機構は、凹版印刷機の近傍に配置され、凹版インキを貯蔵するための凹版インキ貯蔵部と、凹版インキ貯蔵部の上部に接続され、凹版インキ貯蔵部の凹版インキを搬送するために所定の角度を有する溝を設けたロータと、ロータを回転可能とするロータ上部に設けられた回転部と、ロータの外周面を囲むように配置され、ロータを挿通するための貫通孔を有するステータと、貫通孔と接続され、ロータによって搬送された凹版インキを外部へ吐出する吐出口と、を有する凹版インキ供給部と、凹版印刷機の内部に位置し、吐出口の下部に配置され、凹版インキ供給部から吐出された凹版インキを貯えるための凹版インキつぼと、凹版インキつぼ内に貯えられた凹版インキ量を検知するための供給量検知部と、を有するインカー部と、供給量検知部の検知状態に基づき、凹版インキの供給又は停止の指令を凹版インキ供給部へと伝達する制御部と、を備えることを特徴とする凹版インキ自動供給機構である。
(【0011】以降は省略されています)

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