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公開番号2024028135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2023113132
出願日2023-07-10
発明の名称塗装装置
出願人株式会社大気社
代理人弁理士法人R&C
主分類B05B 16/40 20180101AFI20240222BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】従来技術に比べて塗料ミストの捕捉能力を低減することなく、塗装ブースの床面高さを低くすることができる塗装装置を提供する。
【解決手段】塗装作業が行われる上部槽10aと、上部槽の下方に配された下部槽10bと、を有する塗装ブース10と、下部槽10bから排出された空気から塗料ミストを捕捉するフィルタモジュール3と、下部槽10bから空気が流入する前室流入口、および、前室流入口の開口よりも高さが高い開口が設けられフィルタモジュール3へ空気を流出する前室流出口、を有する前室2と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
塗装作業が行われる上部槽と、該上部槽の下方に配された下部槽と、を有する塗装ブースと、
前記下部槽の側方に配され当該下部槽から排出された空気から塗料ミストを捕捉するフィルタモジュールと、
前記下部槽と前記フィルタモジュールの間に配され、前記下部槽から空気が流入する前室流入口、および、前記前室流入口の開口よりも高さが高い開口が設けられ前記フィルタモジュールへ空気を流出する前室流出口、を有する前室と、を備えることを特徴とする塗装装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記前室流入口と前記前室流出口との間の距離が、前記前室流出口の開口の高さの20%以上である請求項1に記載の塗装装置。
【請求項3】
前記前室流入口の上縁および下縁の少なくとも一つに、前記前室に流入する空気を上方に案内する案内部を有する請求項1または2に記載の塗装装置。
【請求項4】
前記フィルタモジュールが、前記前室に対して着脱自在に構成されている請求項1または2に記載の塗装装置。
【請求項5】
前記下部槽と前記前室流入口とを接続するダクトをさらに備える請求項1に記載の塗装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装ブースの下部槽の側方に接続されるフィルタユニットを備える塗装装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車体などの被塗装物を塗装する塗装ブースでは、被塗装物に付着しなかった塗料ミストを含む排気が発生する。そのため塗装ブースには、排気に含まれる塗料ミストを捕捉するためのフィルタが設けられる。
【0003】
ダンボール等の比較的安価な材料で形成されたフィルタエレメントが使い捨てで使用されている。特表2016-538118号公報(特許文献1)および特表2014-527462号公報(特許文献2)には、使い捨てのフィルタを塗装ブースの床下に設置する装置が開示されている。塗料ミストを含む排気が空気より重いことから、重力を利用して塗料ミストを床下に案内し、その床下において捕捉することが効果的だからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2016-538118号公報(または国際公開第2015/062976号)
特表2014-527462号公報(または国際公開第2013/013780号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および2は、塗装ブースの床下に、発生する塗料ミストを十分に捕捉しうる量のフィルタを設置するための高さを確保する必要があった。これに伴って被塗装物を床面高さ以上に持ち上げる必要が生じていた。
【0006】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、従来技術に比べて塗料ミストの捕捉能力を低減することなく、塗装ブースの床面高さを低くすることができる塗装装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る塗装装置は、塗装作業が行われる上部槽と、該上部槽の下方に配された下部槽と、を有する塗装ブースと、前記下部槽の側方に配され当該下部槽から排出された空気から塗料ミストを捕捉するフィルタモジュールと、前記下部槽と前記フィルタモジュールとの間に配され、前記下部槽から空気が流入する前室流入口、および、前記前室流入口の開口よりも高さが高い開口が設けられ前記フィルタモジュールへ空気を流出する前室流出口、を有する前室と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、塗装ブースの下部槽からフィルタユニットに進入した空気が上下方向に拡散する空間として機能する前室を設けてあるので、フィルタユニットを下部槽の側方に設けながらも、十分な容量のフィルタを設置することができる。これによって、従来技術に比べて塗料ミストの捕捉能力を低減することなく、塗装ブースの床面高さを低くすることができる。
【0009】
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る塗装装置を示す図である。
第1の実施形態に係るフィルタモジュール着脱時の動きを示す図である。
第1の実施形態に係るフィルタモジュール着脱時の動きを示す図である。
第1の実施形態に係るフィルタモジュール着脱時の動きを示す図である。
第1の実施形態に係るフィルタユニットの使用状態を示す図である。
第1の実施形態に係るフィルタユニットの部分拡大図である。
第1の実施形態に係るフィルタモジュールの車輪の配置を示す上面透視図である。
第2の実施形態に係るフィルタユニットの使用状態を示す図である。
第2の実施形態に係るフィルタモジュールを取り外した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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