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公開番号2024048651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154679
出願日2022-09-28
発明の名称塗布装置
出願人東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類B05C 13/00 20060101AFI20240402BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】容易な構成で多品種の基板に対応することができる塗布装置を提供する。
【解決手段】幅寸法の異なる多品種の基板を載置可能なステージと、ステージの表面に載置された基板に対し相対的に移動しつつ塗布液を吐出することにより基板上に塗布膜を形成する塗布ユニットと、を備える塗布装置であって、ステージには、基板の搬入、搬出を行う際に、ステージから所定高さに基板を保持するリフト部材を有しており、リフト部材は、基板を保持する際に基板の裏面に当接する当接部が、幅寸法の異なる基板の保持姿勢を維持可能に基板の幅方向に延びる形状を有する構成とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
幅寸法の異なる多品種の基板を載置可能なステージと、
前記ステージの表面に載置された前記基板に対し相対的に移動しつつ塗布液を吐出することにより前記基板上に塗布膜を形成する塗布ユニットと、
を備える塗布装置であって、
前記ステージには、基板の搬入、搬出を行う際に、前記ステージから所定高さに基板を保持するリフト部材を有しており、
前記リフト部材は、基板を保持する際に基板の裏面に当接する当接部が、幅寸法の異なる基板の保持姿勢を維持可能に基板の幅方向に延びる形状を有することを特徴とする塗布装置。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記リフト部材は、前記ステージに載置可能な幅寸法の異なる基板のうち、最大幅を有する基板の幅寸法以上の寸法に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
【請求項3】
前記ステージには、前記リフト部材を下降させて基板を前記ステージ上に載置する際に、基板の裏面縁端部に当接することにより基板をセンタリングするガイドピンが設けられており、前記ガイドピンは、前記ステージ内に収容して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布装置。
【請求項4】
前記ガイドピンは、基板の幅寸法毎に設けられており、センタリングする際に、基板の幅寸法に対応する前記ガイドピンのみがステージ上に突出することによりセンタリングが行われることを特徴とする請求項3に記載の塗布装置。
【請求項5】
前記ガイドピンは、先端部分が円錐形状の先鋭部を有しており、前記先鋭部は軸回りに回転可能に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の塗布装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布液を吐出する塗布ユニットと基板とを相対的に移動させて、基板上に塗布膜を形成する塗布装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、ガラスからなる基板上にレジスト液等の塗布液が塗布されたもの(塗布基板という)が使用されている。この塗布基板は、塗布液を均一に塗布する塗布装置によって形成されている。この塗布装置は、図9に示すように、基板Wを載置するステージ100と、塗布液を吐出する塗布ユニット101とを有しており、塗布ユニット101の塗布器102から塗布液を吐出させながら、ステージ100上の基板Wと塗布ユニット101とを相対的に一方向に移動させることにより、均一厚さの塗布膜が形成された基板Wが形成されるようになっている。
【0003】
このステージ100には、基板Wを支持する複数のリフトピン103が設けられており、基板Wの裏面に当接することにより基板Wを支持するように構成されている。すなわち、基板Wが水平姿勢を維持できるように所定の間隔で配置されており、リフトピン103それぞれが基板Wを載置する載置面に対して昇降動作するように構成されている。具体的には、リフトピン103には、ステージ100内でリフトピン103を昇降駆動させる駆動装置であるエアシリンダと接続されており、エアシリンダを駆動制御することにより、全てのリフトピン103が同時に上昇、下降するように構成されている。すなわち、エアシリンダを作動させることにより、リフトピン103は、基板Wが保持姿勢(水平方向に延びる姿勢)を維持した状態で基板Wを支持しつつ、基板Wを上昇、下降させることができるようになっている。
【0004】
実際の基板Wの搬入動作では、ロボットハンド105により基板Wが載置面上に搬入されると、リフトピン103が載置面から突出し、基板Wの裏面に当接することにより、基板Wが保持姿勢を維持する状態で支持される。そして、リフトピン103が下降しステージ100内に収容されることにより載置面上に基板Wが載置され、基板Wの搬入動作が完了する。また、基板W上に塗布膜が形成されると、リフトピン103が基板Wの裏面に当接しつつ上昇し、ステージ100上の基板Wがリフトピン103で持ち上げられた状態でロボットハンド105が進入することにより、リフトピン103からロボットハンド105に基板Wの受け渡しが行われ、基板Wが排出されるようになっている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-087343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来では、塗布装置で取り扱う基板Wは1品種であり、用途に合わせて多面取りされることで様々な用途に対応していたが、近年では、用途に応じて幅寸法の異なる多品種の基板Wが登場し、これらに塗布膜を形成することが必要とされている。ところが、上記塗布装置では、幅寸法の異なる多品種の基板Wに対応することが困難であるという問題があった。すなわち、上記塗布装置では、リフトピン103が1品種の基板Wに対応して設けられているため、リフトピン103が設けられた位置が多品種の基板Wに対応しておらず、異なる種類の基板Wを支持すると、基板Wの保持姿勢を維持できないという問題があった。また、それぞれの種類に対応させてリフトピン103を増設した場合、特定の種類毎のリフトピン103のみを同時に昇降動作させるエアシリンダが新たに必要になる。そのため、ステージ100内に新たなエアシリンダを設置するスペースが必要になることに加え、ステージ100内の構成が複雑化してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、容易な構成で多品種の基板に対応することができる塗布装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の塗布装置は、幅寸法の異なる多品種の基板を載置可能なステージと、前記ステージの表面に載置された前記基板に対し相対的に移動しつつ塗布液を吐出することにより前記基板上に塗布膜を形成する塗布ユニットと、を備える塗布装置であって、前記ステージには、基板の搬入、搬出を行う際に、前記ステージから所定高さに基板を保持するリフト部材を有しており、前記リフト部材は、基板を保持する際に基板の裏面に当接する当接部が、幅寸法の異なる基板の保持姿勢を維持可能に基板の幅方向に延びる形状を有することを特徴としている。
【0009】
上記塗布装置によれば、基板を支持するリフト部材は、基板の裏面に当接する当接部が基板の幅方向に延びる形状を有しているため、幅寸法の異なる多品種の基板であっても基板を支持することができる。すなわち、リフト部材の当接部が基板の幅方向に延びる形状を有しているため、基板の幅寸法が異なる場合でも、必ず基板の裏面に当接し支持することができるため、いかなる幅寸法の基板であっても水平方向に延びる保持姿勢を維持した状態で基板を支持することができる。そして、このリフト部材を昇降動作させる駆動装置(エアシリンダ等)についても幅寸法の異なる基板毎に設ける必要がないため、ステージ内の構造が複雑化することを回避することができる。したがって、従来のリフトピンに比べて、容易な構成で幅寸法の異なる基板を支持することができ、幅寸法の異なる基板であってもそのまま塗布膜を形成することができる。
【0010】
また、前記リフト部材は、前記ステージに載置可能な幅寸法の異なる基板のうち、最大幅を有する基板の幅寸法以上の寸法に設定されている構成にしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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