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公開番号2024044513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150074
出願日2022-09-21
発明の名称被膜形成方法
出願人ベック株式会社
代理人
主分類B05D 7/00 20060101AFI20240326BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】
屋根材の塗装において、乾燥過程での水分に起因する不具合を抑え、追従性、耐候性に優れた被膜が形成できる被膜形成方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、屋根材に対し上塗材を塗付する被膜形成方法であって、前記上塗材は、主剤及び硬化剤を有し、前記主剤は、ポリオール化合物(A)を含み、前記硬化剤は、ポリイソシアネート化合物(B)、及びシリケート化合物(C)を含み、前記ポリイソシアネート化合物(B)は、イソシアネート基含有量が14重量%未満であるポリイソシアネート化合物(b1)及び、イソシアネート基含有量が14重量%以上であるポリイソシアネート化合物(b2)含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
屋根材に対し上塗材を塗付する被膜形成方法であって、
前記上塗材は、主剤及び硬化剤を有し、
前記主剤は、ポリオール化合物(A)を含み、
前記硬化剤は、ポリイソシアネート化合物(B)、及びシリケート化合物(C)を含み、
前記ポリイソシアネート化合物(B)は、イソシアネート基含有量が14重量%未満であるポリイソシアネート化合物(b1)及び、イソシアネート基含有量が14重量%以上であるポリイソシアネート化合物(b2)含むことを特徴とする被膜形成方法。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記ポリイソシアネート化合物(B)中に、前記ポリイソシアネート化合物(b1)を20~90重量%含むことを特徴とする請求項1に記載の被膜形成方法。
【請求項3】
前記ポリオール化合物(A)の固形分100重量部に対して、前記シリケート化合物(C)を0.1~50重量部含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被膜形成方法。
【請求項4】
前記ポリオール化合物(A)は、シリコーン成分を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の被膜形成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被膜形成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建築物、土木構築物等の躯体の保護、意匠性の付与、及び美観性等を高める目的で各種被覆材によって塗装が施されている。中でも、屋根材は、雨水や太陽の直射日光等の厳しい自然環境の影響を直接受けるために劣化しやすく、耐候性が必要とされており、例えば、特許文献1には、アクリルポリオールを含有する主剤、並びにイソシアネート及びシランカップリング剤を含有する硬化剤からなる被覆材が記載されている。
【0003】
一方、屋根材の塗装は、一般的に屋外で行われることから、塗装環境(気温等)の影響を受けることとなる。例えば、乾燥過程において雨水や結露等によって被膜に水分が付着する場合がある。このような水分の付着は、被膜の不具合を引き起こすおそれがある。また、屋根材は、温度変化等で伸縮する場合があり、その上の被膜には追従性が必要とされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-160395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、乾燥過程での水分に起因する不具合を抑え、耐候性、追従性に優れた被膜が形成できる方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために本発明者らは、鋭意検討の結果、屋根材に対し、特定の上塗材を塗付して被膜を形成する被膜形成方法に想到し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.屋根材に対し上塗材を塗付する被膜形成方法であって、
前記上塗材は、主剤及び硬化剤を有し、
前記主剤は、ポリオール化合物(A)を含み、
前記硬化剤は、ポリイソシアネート化合物(B)、及びシリケート化合物(C)を含み、
前記ポリイソシアネート化合物(B)は、イソシアネート基含有量が14重量%未満であるポリイソシアネート化合物(b1)及び、イソシアネート基含有量が14重量%以上であるポリイソシアネート化合物(b2)含むことを特徴とする被膜形成方法。
2.前記ポリイソシアネート化合物(B)中に、前記ポリイソシアネート化合物(b1)を20~90重量%含むことを特徴とする1.に記載の被膜形成方法。
3.前記ポリオール化合物(A)の固形分100重量部に対して、前記シリケート化合物(C)を0.1~50重量部含むことを特徴とする1.または2.に記載の被膜形成方法。
4.前記ポリオール化合物(A)は、シリコーン成分を含むことを特徴とする1.または2.に記載の被膜形成方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の被膜形成方法によれば、屋根材の塗装において、乾燥過程での水分に起因する不具合を抑え、耐候性、追従性に優れた被膜が形成できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0010】
本発明の被膜形成方法は、屋根材に対し、特定の上塗材を塗付(塗装)するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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