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公開番号2024050902
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2024019970,2020062516
出願日2024-02-14,2020-03-31
発明の名称化粧方法
出願人ベック株式会社
代理人
主分類E04G 23/02 20060101AFI20240403BHJP(建築物)
要約【課題】凹凸模様を有し、高耐久既存被膜を備えた既存壁面に対し、美麗な新設被膜が形成でき、その仕上り状態を長期にわたり保持することができる化粧方法を提供する。
【解決手段】本発明は、経年劣化した既存壁面の化粧方法であって、上記既存壁面は、表面に凹凸模様を有し、無機質被膜、有機無機複合被膜、フッ素樹脂被膜から選ばれる少なくとも1種の既存被膜を備えたものであり、上記既存壁面に対し、上記既存壁面とは色調及び/または光沢度が異なる被膜を形成する下塗材を塗付し、その被膜の乾燥後、上塗材を塗付することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
経年劣化した既存壁面の化粧方法であって、
上記既存壁面は、表面に凹凸模様を有し、
無機質被膜、有機無機複合被膜、フッ素樹脂被膜から選ばれる少なくとも1種の既存被膜を備えたものであり、
上記既存壁面に対し、
上記既存壁面とは色調及び/または光沢度が異なる被膜を形成する下塗材を塗付し、
該下塗材は、
着色顔料及び/または体質顔料を含み、顔料体積濃度は3~30%であり、
不揮発分は45~90重量%であり、
アニリン点12~70℃の非水系溶剤を含む非水系下塗材であり、
その被膜の乾燥後、上塗材を塗付することを特徴とする化粧方法。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
上記既存壁面は、表面に凹凸模様を有し、既存被膜を備えた複数の板状壁材によって構成されたものである請求項1に記載の化粧方法。
【請求項3】
上記下塗材は、上記体質顔料を樹脂成分の固形分100重量部に対し、10~200重量部含むものであることを特徴とする請求項1に記載の化粧方法。
【請求項4】
上記下塗材は、樹脂成分として、反応性シリル基を有する化合物を含むものであることを特徴とする請求項1に記載の化粧方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物等に適用可能な化粧方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築物等の壁面には、コンクリート、モルタル、各種の板状壁材等が用いられている。このうち、例えば板状壁材としては、その表面に凹凸模様を設けて立体感を付与するとともに、保護と美装のためにコーティングを施したもの等が多く使用されている。このようなコーティングに供される材料としては、長寿命化、メンテナス軽減化等の観点から、無機質被膜、有機無機複合被膜、フッ素樹脂被膜等の高耐久被膜が形成可能なものが好まれている。
【0003】
このような板状壁材で構成された壁面は、長期間屋外に曝されることから、板状壁材の表面では、太陽光、降雨、粉塵等の影響によって劣化が進行し、板状壁材の当初の美観性は経年により低下してしまう。高耐久被膜を備えた壁面においても、経年による劣化や美観性低下は避けることが難しい。
【0004】
特開2016-117795号公報には、アクリルシリコン樹脂等の被膜に対し、エポキシ樹脂、アミン化合物、シランカップリング剤等を含む下塗り塗料を塗装することが記載されている。当該特許公報では、このような下塗り塗料が、アクリルシリコン樹脂等の高耐久被膜に良好な密着性を示すことが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-117795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、凹凸模様を有する板状壁材等の劣化面に対し、上記特許文献の方法を用いて化粧を施しても、経時的に膨れ、剥れ等が生じるおそれがあり、実用上満足な結果は得られ難い。
【0007】
本発明は、上述のような問題点に鑑みなされたものであり、凹凸模様を有し、高耐久既存被膜を備えた既存壁面に対し、美麗な新設被膜が形成でき、その仕上り状態を長期にわたり保持することができる化粧方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、上述のような既存壁面に対し、特定の下塗材及び上塗材を順に塗付する方法に想到し、本発明を完成させるに到った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の特徴を有するものである。
1.経年劣化した既存壁面の化粧方法であって、
上記既存壁面は、表面に凹凸模様を有し、
無機質被膜、有機無機複合被膜、フッ素樹脂被膜から選ばれる少なくとも1種の既存被膜を備えたものであり、
上記既存壁面に対し、
上記既存壁面とは色調及び/または光沢度が異なる被膜を形成する下塗材を塗付し、
該下塗材は、
着色顔料及び/または体質顔料を含み、顔料体積濃度は3~30%であり、
不揮発分は45~90重量%であり、
アニリン点12~70℃の非水系溶剤を含む非水系下塗材であり、
その被膜の乾燥後、上塗材を塗付することを特徴とする化粧方法。
2.上記既存壁面は、表面に凹凸模様を有し、既存被膜を備えた複数の板状壁材によって構成されたものである1.に記載の化粧方法。
3.上記下塗材は、上記体質顔料を樹脂成分の固形分100重量部に対し、10~200重量部含むものであることを特徴とする1.に記載の化粧方法。
4.上記下塗材は、樹脂成分として、反応性シリル基を有する化合物を含むものであることを特徴とする1.に記載の化粧方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、凹凸模様を有し、既存被膜を備えた既存壁面に対し、美麗な新設被膜が形成でき、その仕上り状態を長期にわたり保持することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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