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公開番号2024038887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022143225
出願日2022-09-08
発明の名称解体方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人
主分類E04G 23/08 20060101AFI20240313BHJP(建築物)
要約【課題】既存のCFT柱を簡易且つ安全に解体でき、騒音等も抑制できる解体方法等を提供する。
【解決手段】CFT柱1を解体する際に、まず、CFT柱1の鋼管10の側面に孔11を開け、孔11に対応する位置で、鋼管10の内部のコンクリート20にコア孔21を形成する。そして、コア孔21に挿入した油圧破砕機を用い、コンクリート20に圧力を加えて上下に分断する。コンクリート20を上下に分断する前に、鋼管10を周方向に切断して上下に分断しておく。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート充填鋼管柱の解体方法であって、
前記コンクリート充填鋼管柱の鋼管の側面に孔を開ける工程と、
前記孔に対応する位置で、前記鋼管の内部のコンクリートにコア孔を形成する工程と、
前記コア孔に挿入した加圧材を用い、前記コンクリートに圧力を加えて上下に分断する工程と、
を有し、前記コンクリートを上下に分断する前に、前記鋼管に周方向の隙間を形成して前記鋼管を上下に分断することを特徴とする解体方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記コンクリートを上下に分断する際に、前記コンクリート充填鋼管柱をクレーンから吊り支持することを特徴とする請求項1記載の解体方法。
【請求項3】
前記加圧材は、油圧破砕機であることを特徴とする請求項1記載の解体方法。
【請求項4】
前記加圧材は、本体からシリンダを突出させて前記コンクリートに圧力を加える油圧破砕機であり、
前記油圧破砕機の加圧中心が、前記コンクリート充填鋼管柱の断面中心に対応することを特徴とする請求項2記載の解体方法。
【請求項5】
前記コア孔を形成する前に、前記鋼管の周方向の一部に前記隙間を形成し、
前記コア孔を形成した後に、前記鋼管の周方向の残りの部分に前記隙間を形成することで、前記鋼管が上下に分断されることを特徴とする請求項1記載の解体方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、CFT柱の解体方法等に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
CFT柱(コンクリート充填鋼管柱)は、鋼管の内部にコンクリートを充填した柱である。CFT柱の解体を行う場合、従来は、ワイヤーソーを用いて鋼管とコンクリートを同時に切断するか、または、鋼管を帯状に取り外し、内部のコンクリートを露出させたうえで重機による圧砕を行うといった方法が主に採られてきた。
【0003】
また特許文献1には、CFT柱の解体を、鋼管の溶断とコンクリートの破壊によって行い、CFT柱の製造時に予め鋼管内周部に可燃性もしくは空隙率の高い材料を仕込んでおくことで、鋼管の溶断作業を効率化することが記載されている。
【0004】
さらに特許文献2には、ワイヤーによりCFT柱の転倒を防止したうえで、リング状のガイドレールに沿って移動する切断機構により鋼管を切断し、ジャッキ、レバーロック、重機などの機械力を利用してCFT柱に横力や曲げ力を加えることで、鋼管の切断部においてコンクリートを折断する解体方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-212511号公報
特開2013-79515号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のワイヤーソーによる解体方法では、ワイヤーソーの設置および鋼管とコンクリートの同時切断に手間がかかる。また鋼管とコンクリートの同時切断中は、CFT柱が転倒しないようクレーンで吊りながら作業を行う必要があり、クレーンを占有する時間が長く工期を圧迫する。
【0007】
また、従来のコンクリートの圧砕による解体方法では、圧砕作業時に騒音、振動、粉塵が発生するとともに、ガラの飛散も予想され、周辺への影響が大きい。またコンクリートの圧縮強度が非常に高い場合、圧砕が不可能な場合もある。さらに、CFT柱が大型化すると作業時に大型の重機を使用する必要があり、下階の床補強をより剛強とする必要がある等、施工上の検討事項・準備工事が増加する。
【0008】
一方、特許文献1の方法では、CFT柱の製造時に予め前記の空隙や可燃物を設けておく必要があり、CFT柱の製造に手間がかかる。また、空隙や可燃物の無い既設のCFT柱には適用できない。
【0009】
また、特許文献2の方法では、CFT柱のコンクリートを折ることで分断するので、CFT柱はワイヤー等により転倒が防止されるものの大きく荷ぶれし、周囲の資機材や足場、作業員等と衝突する懸念があり、安全に施工をおこなうためには相応の注意を要する。
【0010】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、既存のCFT柱を簡易且つ安全に解体でき、騒音等も抑制できる解体方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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