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公開番号2024049136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155415
出願日2022-09-28
発明の名称変位計測構造
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01B 11/00 20060101AFI20240402BHJP(測定;試験)
要約【課題】連結構造物における構造物同士の比較的複雑な相対変位を検知可能とする変位計測構造を提供する。
【解決手段】変位計測構造1は、ボックスカルバート5A,5Bの接合面7,7同士を突合わせて連結されてなる下水道函渠3においてボックスカルバート5A,5B同士の相対的な変位を計測する変位計測構造であって、ボックスカルバート5A,5B同士の目地部9を跨いで延在する自由長部分23を含む光ファイバケーブル17を少なくとも3本備え、各々の自由長部分23は、一端部23aにおいてボックスカルバート5A側の固定点18Aに固定され、他端部23bにおいてボックスカルバート5B側の固定点18Bに固定され、固定点18Aと固定点18Bとの間の距離の変動に応じて弾性的に伸縮する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
構造物の接合面同士を突合わせて連結されてなる連結構造物において前記構造物同士の相対的な変位を計測する変位計測構造であって、
前記構造物同士の連結部を跨いで延在する自由長部分を含む光ファイバを少なくとも3本備え、
各々の前記自由長部分は、
一端部において一方の前記構造物側の固定点に固定され、他端部において他方の前記構造物側の固定点に固定され、
一方の前記固定点と他方の前記固定点との間の距離の変動に応じて弾性的に伸縮する、変位計測構造。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記連結構造物は、前記接合面に直交する方向に延びる周面をもつ柱状をなし、
前記周面の一部であり前記接合面に直交する平面をなす1つの外側面に沿って3本の前記自由長部分が設置されており、
それぞれの前記自由長部分の伸縮に基づいて、前記外側面に平行な面内における前記構造物同士の相対的な変位が計測される、請求項1に記載の変位計測構造。
【請求項3】
前記連結構造物は四角柱状をなし、前記外側面は、前記接合面に直交する4つの四角柱外側面のうちの1つである、請求項2に記載の変位計測構造。
【請求項4】
前記連結構造物は、前記接合面に直交する方向に延びる周面をもつ柱状をなし、
3本の前記自由長部分のすべてが同一平面上に位置しないように、前記周面に沿って3本の前記自由長部分が設置されており、
それぞれの前記自由長部分の伸縮に基づいて、前記接合面に直交する方向における前記構造物同士の相対的な並進的な変位と、前記接合面に平行であり互いに直交する2軸周りにおける前記構造物同士の相対的な回転変位と、が計測される、請求項1に記載の変位計測構造。
【請求項5】
一方の前記構造物と他方の前記構造物とのそれぞれにおいて前記周面から面外に突出するように設けられた光ファイバ保持部を備え、
一方の前記構造物の前記光ファイバ保持部に前記自由長部分の前記一端部側が固定され、
他方の前記構造物の前記光ファイバ保持部に前記自由長部分の前記他端部側が固定されている、請求項2~4の何れか1項に記載の変位計測構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変位計測構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、連結構造物を構成する構造物同士の相対的な変位を計測する変位計測構造として、下記の特許文献1に記載のものが知られている。この変位計測構造は、OTDR測定装置に接続された光ファイバケーブルが、狭窄溝を通過しながら、各構造物に設けられた突起に引っ掛かるようにして構造物同士の間に張り渡されたものである。構造物同士が相対的に変位すると、光ファイバケーブルが突起同士の間で伸長したり狭窄溝の壁に接触して屈折したりすることで、構造物同士の変位を検出することができる。構造物同士が左右方向、上下方向、前後方向、のいずれの方向に相対変位した場合にも上記変位計測構造により変位を検出することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許03725513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この変位計測構造によれば、構造物同士の左右方向、上下方向、前後方向の相対変位が組み合わせて同時に発生したり、また、構造物同士の相対的な回転変位が生じたりするような複雑な場合には、相対変位の状況を把握することは出来ないと考えられる。本発明は、連結構造物における構造物同士の比較的複雑な相対変位を検知可能とする変位計測構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は次の通りである。
【0006】
〔1〕構造物の接合面同士を突合わせて連結されてなる連結構造物において前記構造物同士の相対的な変位を計測する変位計測構造であって、前記構造物同士の連結部を跨いで延在する自由長部分を含む光ファイバを少なくとも3本備え、各々の前記自由長部分は、一端部において一方の前記構造物側の固定点に固定され、他端部において他方の前記構造物側の固定点に固定され、一方の前記固定点と他方の前記固定点との間の距離の変動に応じて弾性的に伸縮する、変位計測構造。
【0007】
〔2〕前記連結構造物は、前記接合面に直交する方向に延びる周面をもつ柱状をなし、前記周面の一部であり前記接合面に直交する平面をなす1つの外側面に沿って3本の前記自由長部分が設置されており、それぞれの前記自由長部分の伸縮に基づいて、前記外側面に平行な面内における前記構造物同士の相対的な変位が計測される、〔1〕に記載の変位計測構造。
【0008】
〔3〕前記連結構造物は四角柱状をなし、前記外側面は、前記接合面に直交する4つの四角柱外側面のうちの1つである、〔1〕又は〔2〕に記載の変位計測構造。
【0009】
〔4〕前記連結構造物は、前記接合面に直交する方向に延びる周面をもつ柱状をなし、3本の前記自由長部分のすべてが同一平面上に位置しないように、前記周面に沿って3本の前記自由長部分が設置されており、それぞれの前記自由長部分の伸縮に基づいて、前記接合面に直交する方向における前記構造物同士の相対的な並進的な変位と、前記接合面に平行であり互いに直交する2軸周りにおける前記構造物同士の相対的な回転変位と、が計測される、〔1〕に記載の変位計測構造。
【0010】
〔5〕一方の前記構造物と他方の前記構造物とのそれぞれにおいて前記周面から面外に突出するように設けられた光ファイバ保持部を備え、一方の前記構造物の前記光ファイバ保持部に前記自由長部分の前記一端部側が固定され、他方の前記構造物の前記光ファイバ保持部に前記自由長部分の前記他端部側が固定されている、〔2〕~〔4〕の何れかに記載の変位計測構造。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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